2017年5月第4週(2017年第21週)に開催されたATP250の2大会「ジュネーヴ・オープン(ジュネーヴ)」、「リヨン・オープン(リヨン)」のシード選手の結果、決勝の結果を見ていきます。
ジュネーヴ・オープン(ATP250)
2017年5月21日~5月27日にジュネーヴ(スイス)で開催されたATP250「ジュネーヴ・オープン」の結果を見ていきます。
シード選手の結果
第1シードのワウリンカ選手は準々決勝で第6シードのクエリー選手、準決勝でノーシードのクズネツォフ選手を破って決勝に進出。
M.ズベレフ選手は2回戦で第4シードのイスナー選手、準々決勝で第5シードのジョンソン選手、準決勝で第2シードの錦織選手を破る活躍を見せ、予選から勝ち上がっての決勝進出。
※「Rank」は、2017年5月22日付の世界ランキングです。
シード | 選手名 | Rank | 結果 |
---|---|---|---|
1 | スタン・ワウリンカ | 3位 | 優勝 |
2 | 錦織 圭 | 9位 | ベスト4 |
3 | アルベルト・ラモス ビノラス | 20位 | 2回戦 |
4 | ジョン・イスナー | 22位 | 2回戦 |
5 | スティーブ・ジョンソン | 26位 | ベスト8 |
6 | サム・クエリー | 28位 | ベスト8 |
7 | パオロ・ロレンツィ | 34位 | 1回戦 |
8 | ビクトル・トロイツキ | 35位 | 棄権 |
9 | ライアン・ハリソン | 42位 | 1回戦 |
※第8シードのトロイツキ選手は1回戦の直前で棄権をしたため、空いたシードの枠にハリソン選手が第9シードとして入りました。
決勝の結果
[1] スタン・ワウリンカ(3位) | 2 | 4 | 6 | 6 |
ミーシャ・ズベレフ(33位) | 1 | 6 | 3 | 3 |
試合時間:2時間20分 |
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2017年のジュネーヴ・オープンの決勝。
第1シードのスタン・ワウリンカ選手(スイス)がミーシャ・ズベレフ選手(ドイツ)を4-6、6-3、6-3のフルセットの末に破り、地元スイスの大会で見事2連覇を果たしました。
ワウリンカ選手は2017年シーズン初優勝を挙げ、これでツアー16勝目。
クレーシーズンに入ってここまで結果が出ていませんでしたが、地元の大会ということもありモチベーションの高いときの勝負強さはさすがでした。
一方、ツアー初優勝を狙ったM.ズベレフ選手は、2010年9月のモゼール・オープン以来となるツアー2回目の決勝進出でしたが、ツアー初優勝とはなりませんでした。
予選から勝ち上がり、本戦でもシード選手との3連戦があるなど、体力面で厳しい状態だったかもしれません。
今回優勝は逃しましたが、準決勝の錦織選手、決勝のワウリンカ選手とトップ10相手に一歩も引かないすばらしいプレーを見せ、今大会でのプレーを今後も続けていけば近いうちにツアー初優勝に手が届くのではないかと思います。
そして、ワウリンカ選手とM.ズベレフ選手は休む間もなく全仏オープンに出場となります。
リヨン・オープン(ATP250)
2017年5月21日~5月27日にリヨン(フランス)で開催されたATP250「リヨン・オープン」の結果を見ていきます。
シード選手の結果
第2シードのツォンガ選手はシード選手と対戦することなく、順当に勝ち上がって決勝に進出。
第3シードのベルディヒ選手は準々決勝で第5シードのシモン選手、準決勝で第1シードのラオニッチ選手を破って決勝に進出。
活躍を期待されたキリオス選手とデルポトロ選手は2回戦で敗退。
※「Rank」は、2017年5月22日付の世界ランキングです。
シード | 選手名 | Rank | 結果 |
---|---|---|---|
1 | ミロシュ・ラオニッチ | 6位 | ベスト4 |
2 | ジョーウィルフリード・ツォンガ | 13位 | 優勝 |
3 | トマーシュ・ベルディヒ | 14位 | 準優勝 |
4 | ニック・キリオス | 19位 | 2回戦 |
5 | ジル・シモン | 32位 | ベスト8 |
6 | フアン・マルティン・デルポトロ | 30位 | 2回戦 |
7 | ボルナ・チョリッチ | 40位 | 1回戦 |
8 | ブノワ・ペール | 45位 | 1回戦 |
決勝の結果
[2] ジョーウィルフリード・ツォンガ(13位) | 2 | 77 | 7 | |
[3] トマーシュ・ベルディヒ(14位) | 0 | 62 | 5 | |
試合時間:1時間47分 |
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2017年のリヨン・オープンの決勝。
第2シードのジョーウィルフリード・ツォンガ選手(フランス)が第3シードのトマーシュ・ベルディヒ選手(チェコ)を7-6、7-5のストレートで破り、リヨン・オープン初代チャンピオンとなりました。
ツォンガ選手はツアー15勝目(2017年シーズンは3勝目)。
3月のマイアミ・オープンを妻の出産に立ち会うために欠場してから4月に1ヶ月ぶりにツアーに戻ってきましたが、体が鈍ってしまったのかマスターズに2大会出場してどちらも早期敗退。
そんな中、地元フランスの大会で見事優勝を果たし、調子が上向いた状態で全仏オープンに挑むことができそうです。
一方、2016年9月以来のツアー優勝を狙ったベルディヒ選手は、マッチポイント(ブレイクポイント)を握られたところで痛恨のダブルフォルトで試合終了。
マイアミ・オープンでもフェデラー選手相手に大熱戦を演じながら、最後はダブルフォルトで試合終了となっており、メンタル的に何かあるんでしょうか。
それでも準決勝で第1シードのラオニッチ選手を破るなど調子は良さそうだったので、全仏オープンでの活躍を期待したいところです。
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