
2020年8月22日から8月28日(2020年第34週)にニューヨーク(アメリカ)で開催されるATPツアー・マスターズ1000「ウエスタン&サザン・オープン(シンシナティ・マスターズ)」の準々決勝の結果(男子シングルス・女子シングルス)、準々決勝後の暫定ランキング(男子シングルス)、放送予定を見ていきます。(※女子のカテゴリはWTAプレミア5)
男子シングルスの準々決勝の対戦カードは次のように決まりました。
<トップハーフ>
[1] ジョコビッチ vs シュトルフ
[3] メドベージェフ vs バウティスタ アグート [8]
<ボトムハーフ>
オペルカ vs チチパス [4]
ラオニッチ vs クライノビッチ
2020年 ウエスタン&サザン・オープン 準々決勝の結果
ウエスタン&サザン・オープンの男子シングルスと女子シングルスの準々決勝の結果です。
<日程>
・8月26日(水):準々決勝
日本とニューヨークの時差:-13時間(日本の方が13時間進んでいます)
※以下、スコアにある各選手の()内の数字は男子が2020年3月16日付の世界ランキング、女子が2020年8月17日付の世界ランキング、開始予定の日時は日本時間です。
[1] ノバク・ジョコビッチ (1) | 2 | 6 | 6 | |
ヤン レナード・シュトルフ (34) | 0 | 3 | 1 | |
[3] ダニール・メドベージェフ (5) | 1 | 6 | 4 | 3 |
[8] ロベルト・バウティスタ アグート (12) | 2 | 1 | 6 | 6 |
ライリー・オペルカ (39) | 棄権 | 6 | ||
[4] ステファノス・チチパス (6) | 5 | |||
ミロシュ・ラオニッチ (30) | 2 | 4 | 77 | 7 |
フィリップ・クライノビッチ (32) | 1 | 6 | 62 | 5 |
[14] エリース・メルテンス (22) | 2 | 6 | 6 | |
ジェシカ・ペグラ (83) | 0 | 1 | 3 | |
[4] 大坂 なおみ (10) | 2 | 4 | 6 | 7 |
[12] アネット・コンタベイト (20) | 1 | 6 | 2 | 5 |
[8] ジョハナ・コンタ (15) | 2 | 6 | 6 | |
[13] マリア・サカーリ (21) | 0 | 4 | 3 | |
オンス・ジャバー (39) | 0 | 69 | 2 | |
ビクトリア・アザレンカ (59) | 2 | 711 | 6 | |
以下、男子シングルスの各試合の簡単な試合の振り返りです。(試合後に追記します)
準々決勝「ジョコビッチ vs シュトルフ」
過去の対戦成績は、ジョコビッチの3勝、シュトルフの0勝。
ハードコートでは、ジョコビッチの2勝、シュトルフの0勝。
直近の対戦は2020年の全豪オープン(ハードコート)の1回戦で、ジョコビッチがセットカウント3-1(7-6、6-2、2-6、6-1)で勝利しています。
[1] ノバク・ジョコビッチ (1) | 2 | 6 | 6 | |
ヤン レナード・シュトルフ (34) | 0 | 3 | 1 | |
試合時間:1時間2分 |
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第1シードのノバク・ジョコビッチ(33歳・セルビア)がヤン レナード・シュトルフ(30歳・ドイツ)をセットカウント2-0(6-3、6-1)で破り、ウエスタン&サザン・オープン3年連続8回目の準決勝進出を決めました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第4ゲーム、ジョコビッチがブレークに成功(15-40)。
ジョコビッチはブレークポイントを与えずにキープを続け、ジョコビッチが第1セットを先取。
第2セット
第1ゲーム、ジョコビッチのブレークポイント2本(30-40、デュース1回目)はシュトルフが凌ぎましたが、デュース3回目でジョコビッチがブレークに成功。
第3ゲーム、ジョコビッチのブレークポイント2本(0-40、15-40)はシュトルフが凌ぎましたが、30-40でジョコビッチがブレークに成功。
第5ゲーム、ジョコビッチがブレークに成功(0-40)。
第6ゲーム、ジョコビッチのサービングフォーザマッチ。
シュトルフのブレークポイント2本(30-40、デュース1回目)はジョコビッチが凌ぎましたが、デュース3回目でシュトルフがブレークに成功。
第7ゲーム、ジョコビッチがラブゲームでブレークをして勝利。
準々決勝「メドベージェフ vs バウティスタ アグート」
過去の対戦成績は、メドベージェフの0勝、バウティスタ アグートの1勝。
過去1回の対戦は2017年のチェンナイ・オープン(ハードコート)の決勝で、バウティスタ アグートがセットカウント2-0(6-3、6-4)で勝利しています。
[3] ダニール・メドベージェフ (5) | 1 | 6 | 4 | 3 |
[8] ロベルト・バウティスタ アグート (12) | 2 | 1 | 6 | 6 |
試合時間:2時間13分 |
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第8シードのロベルト・バウティスタ アグート(32歳・スペイン)が第3シードのダニール・メドベージェフ(24歳・ロシア)をセットカウント2-1(1-6、6-4、6-3)で破り、ウエスタン&サザン・オープン初の準決勝進出を決めました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第2ゲーム、メドベージェフのブレークポイント3本(15-40、30-40、デュース1回目)はバウティスタ アグートが凌ぎましたが、デュース3回目でメドベージェフがブレークに成功。
第3ゲーム、バウティスタ アグートにブレークポイントが2本(15-40)ありましたが、デュース1回目でメドベージェフがキープ。
第4ゲーム、メドベージェフがブレークに成功(0-40)。
第7ゲーム、メドベージェフのサービングフォーザセット。
メドベージェフがキープをして第1セットを先取。
第2セット
第1ゲーム、メドベージェフにブレークポイントが3本(0-40)ありましたが、デュース2回目でバウティスタ アグートがキープ。
第4ゲーム、バウティスタ アグートがブレークに成功(0-40)。
第5ゲーム、メドベージェフのブレークポイント3本(0-40)はバウティスタ アグートが凌ぎましたが、デュース2回目でメドベージェフがブレークバックに成功。
第6ゲーム、バウティスタ アグートにブレークポイントが1本(30-40)ありましたが、デュース1回目でメドベージェフがキープ。
第7ゲーム、メドベージェフがブレークに成功(デュース1回目)。
第8ゲーム、バウティスタ アグートがブレークバックに成功(デュース1回目)。
第10ゲーム、15-40でバウティスタ アグートがブレークをして第2セットを取ります。
ファイナルセット
第1ゲーム、メドベージェフがブレークに成功(30-40)。
第2ゲーム、バウティスタ アグートのブレークポイント3本(0-40)はメドベージェフが凌ぎましたが、デュース1回目でバウティスタ アグートがブレークバックに成功。
第3ゲーム、メドベージェフにブレークポイントが1本(30-40)ありましたが、デュース1回目でバウティスタ アグートがキープ。
第6ゲーム、バウティスタ アグートがブレークに成功(30-40)。
第7ゲーム、メドベージェフにブレークポイントが3本(0-40)ありましたが、デュース1回目でバウティスタ アグートがキープ。
第9ゲーム、バウティスタ アグートのサービングフォーザマッチ。
メドベージェフにブレークポイントが2本(デュース1回目、デュース2回目)ありましたが、デュース3回目でバウティスタ アグートがキープをして勝利。
準々決勝「オペルカ vs チチパス」
過去に対戦はなく、初対戦となります。
ライリー・オペルカ (39) | 棄権 | 6 | ||
[4] ステファノス・チチパス (6) | 5 | |||
試合時間:37分 |
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ライリー・オペルカ(22歳・アメリカ)が第1セットの第11ゲーム後に棄権をし、第4シードのステファノス・チチパス(22歳・ギリシャ)がウエスタン&サザン・オープン初の準決勝進出を決めました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第10ゲームまでお互いブレークポイントを与えずにキープの展開が続いて行きます。
第11ゲーム、チチパスにブレークポイントが2本(15-40)ありましたが、デュース2回目でオペルカがキープ。
第11ゲーム後にオペルカが膝の怪我で棄権をし、チチパスが勝利。
準々決勝「ラオニッチ vs クライノビッチ」
過去に対戦はなく、初対戦となります。
ミロシュ・ラオニッチ (30) | 2 | 4 | 77 | 7 |
フィリップ・クライノビッチ (32) | 1 | 6 | 62 | 5 |
試合時間:2時間42分 |
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ミロシュ・ラオニッチ(29歳・カナダ)がフィリップ・クライノビッチ(28歳・セルビア)をセットカウント2-1(4-6、7-6、7-5)で破り、ウエスタン&サザン・オープン4年ぶり3回目の準決勝進出を決めました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第2ゲーム、ラオニッチにブレークポイントが3本(30-40、デュース1回目、2回目)ありましたが、デュース3回目でクライノビッチがキープ。
第3ゲーム、クライノビッチがブレークに成功(30-40)。
第10ゲーム、クライノビッチのサービングフォーザセット。
クライノビッチがラブゲームでキープをして第1セットを先取。
第2セット
第2ゲーム、ラオニッチにブレークポイントが3本(0-40)ありましたが、デュース1回目でクライノビッチがキープ。
第3ゲーム、クライノビッチがブレークに成功(0-40)。
第8ゲーム、ラオニッチにブレークポイントが1本(30-40)ありましたが、デュース1回目でクライノビッチがキープ。
第10ゲーム、クライノビッチのサービングフォーザマッチ。
土壇場でラオニッチがブレークバックに成功(15-40)。
タイブレーク、ラオニッチが0-1から6ポイントを連取(ミニブレーク4本)するなど優勢に進め、ラオニッチが第2セットを取ります。
ファイナルセット
第6ゲーム、クライノビッチにブレークポイントが3本(デュース3回目、4回目、5回目)ありましたが、デュース6回目でラオニッチがキープ。
第10ゲーム、クライノビッチにマッチポイントが1本(30-40)ありましたが、デュース1回目でラオニッチがキープ。
第11ゲーム、ラオニッチがブレークに成功(30-40)。
第12ゲーム、ラオニッチのサービングフォーザマッチ。
ラオニッチがラブゲームでキープをして勝利。
準々決勝 女子シングルス(大坂なおみ)
ドロー(準々決勝・結果)


準々決勝後の暫定ランキング(男子シングルス・トップ30+α)
ウエスタン&サザン・オープンの準々決勝終了時点での男子シングルスの暫定ランキングです。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
round | result | 獲得point | QF後 point |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | 2019 | ||||||
1 | ジョコビッチ | 10,220 | 準々決勝 | ○ | 360 | 360 | 10,220 |
2 | ナダル | 9,850 | 欠場 | – | – | 0 | 9,850 |
3 | ティーム | 7,045 | 2回戦 | × | 10 | 0 | 7,135* |
4 | フェデラー | 6,630 | 欠場 | – | – | 90 | 6,630 |
5 | メドベージェフ | 5,890 | 準々決勝 | × | 180 | 1,000 | 5,890 |
6 | チチパス | 4,745 | 準々決勝 | ○ | 360 | 10 | 5,095 |
7 | ズベレフ | 3,630 | 2回戦 | × | 10 | 10 | 3,630 |
8 | ベレッティーニ | 2,860 | 3回戦 | × | 90 | 10 | 2,940 |
9 | モンフィス | 2,860 | 欠場 | – | – | 10 | 2,860 |
10 | ゴファン | 2,555 | 3回戦 | × | 90 | 600 | 2,555 |
11 | バウティスタ アグート | 2,360 | 準々決勝 | ○ | 360 | 180 | 2,540 |
12 | フォニーニ | 2,400 | 欠場 | – | – | 0 | 2,400 |
13 | シュワルツマン | 2,265 | 2回戦 | × | 45 | 90 | 2,265 |
14 | ルブレフ | 2,234 | 1回戦 | × | 10 | 180 | 2,234 |
15 | ワウリンカ | 2,185 | 欠場 | – | – | 45 | 2,185 |
16 | ハチャノフ | 2,120 | 3回戦 | × | 90 | 90 | 2,120 |
17 | シャポバロフ | 2,075 | 2回戦 | × | 45 | 45 | 2,075 |
18 | ガリン | 1,900 | 1回戦 | × | 10 | 10 | 1,900 |
19 | ディミトロフ | 1,850 | 2回戦 | × | 45 | 10 | 1,885 |
20 | オジェ アリアシム | 1,771 | 2回戦 | × | 45 | 10 | 1,806 |
21 | イズナー | 1,760 | 3回戦 | × | 90 | 45 | 1,805 |
22 | ペール | 1,738 | 1回戦 | × | 10 | 45 | 1,738 |
23 | ラオニッチ | 1,350 | 準々決勝 | ○ | 360 | 0 | 1,710 |
24 | ラヨビッチ | 1,695 | 1回戦 | × | 10 | 10 | 1,695 |
25 | フリッツ | 1,510 | 2回戦 | × | 45 | 10 | 1,545 |
26 | クライノビッチ | 1,323 | 準々決勝 | × | 180 | 0 | 1,503 |
27 | カレーニョ ブスタ | 1,500 | 2回戦 | × | 45 | 90 | 1,500 |
28 | デミノー | 1,485 | 1回戦 | × | 10 | 90 | 1,485 |
29 | シュトルフ | 1,315 | 準々決勝 | × | 180 | 90 | 1,405 |
30 | バシラシビリ | 1,395 | 1回戦 | × | 10 | 10 | 1,395 |
31 | エバンズ | 1,339 | 2回戦 | × | 45 | 0 | 1,384 |
32 | チョリッチ | 1,320 | 2回戦 | × | 45 | 10 | 1,355 |
33 | フルカチ | 1,353 | 1回戦 | × | 10 | 10 | 1,353 |
34 | 錦織 圭 | 1,345 | 欠場 | – | – | 10 | 1,345 |
35 | オペルカ | 1,177 | 準々決勝 | × | 180 | 45 | 1,312 |
新型コロナウイルスの影響による特例措置として、ATPファイナルズを除き、2020年3月以降に失効日を迎える2019年に獲得したポイントの期限が52週間延長されたため、今大会で獲得したポイントが2019年の同大会のポイントを上回ればポイントを入れ替えます。(ランキング対象の18大会に同じ大会を2つ含むことはできない)
・獲得ポイントが2020年>2019年だった場合
QF後ポイント=基礎ポイント+(2020年-2019年)ポイント
・獲得ポイントが2019年≧2020年だった場合
QF後ポイント=基礎ポイント
※ティームのポイントについて、2020年のウエスタン&サザン・オープンでプレーしたことで2019年の同大会の0ポイントペナルティが解除され、今大会で10ポイントを獲得(特例措置として必須の大会でのポイントの強制はなし)しましたが、強制ではないためランキング対象の18大会の対象外に繰り下がり、ランキング対象外だった90ポイントの大会が繰り上がって加算されます。
1回戦を免除された第1シードから第8シードの選手が初戦敗退(2回戦敗退)となった場合、獲得ポイントは2回戦ではなく1回戦の10ポイントとなります。
ラウンド | ポイント |
---|---|
優勝 | 1,000 |
準優勝 | 600 |
準決勝 | 360 |
準々決勝 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
2020年 ウエスタン&サザン・オープン 各ラウンドの結果
準々決勝の放送予定
GAORA、NHK・BS1、WOWOWメンバーズオンデマンドでの放送・配信が予定されています。
女子の試合は、DAZNで配信が予定されています。
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝までを生中継で放送。
月日 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
8月27日(木) | 準々決勝 | 2:00~13:00 |
NHK・BS1
NHK・BS1では、BS1またはサブチャンネルで日本人選手が出場する試合を中心に決勝まで放送。
月日 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
8月27日(木) | 準々決勝 | 6:00~(8:00) |
<放送する対戦カード>
・8月27日(木) 準々決勝「R.オペルカ vs S.チチパス」
WOWOWメンバーズオンデマンド
WOWOWメンバーズオンデマンドでは、1回戦から決勝までをライブ配信。(大会1日目は無料)
WOWOWメンバーズオンデマンドは、WOWOWに加入中の方(有料放送契約を締結し、月額視聴料を支払いしている方)が利用できます。
また、オンデマンドで視聴するには、WEB会員登録(無料)後に配信サイトまたは専用アプリにてログインする必要があります。
DAZN
DAZNでは、女子の試合を1回戦から決勝までをライブ配信。(男子の試合の配信はありません。)
月日 | ラウンド | 配信時間 |
---|---|---|
8月27日(木) | 準々決勝 | 0:00~ |
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