2018年5月第4週(2018年第21週)に開催されたATP250の2大会「ジュネーヴ・オープン(ジュネーヴ)」、「リヨン・オープン(リヨン)」のシード選手の結果、決勝の結果を見ていきます。
ジュネーヴ・オープン(ATP250)
2018年5月20日から5月26日にジュネーヴ(スイス)で開催されたATP250「ジュネーヴ・オープン」の結果を見ていきます。
シード選手の結果
トップハーフでは、マートン・フチョビッチが1回戦で第5シードのラモス ビノラス、準々決勝で第3シードのワウリンカ、準決勝で第6シードのジョンソンを破る活躍を見せ、ツアー初の決勝に進出。
第1シードのクエリーはギド・ページャにフルセットの末に敗れ、初戦敗退となりました。
ボトムハーフでは、ペーター・ゴヨブチックが2回戦で第4シードのフェレール、準々決勝で第7シードのセッピ、準決勝で第2シードのフォニーニを破る活躍を見せ、決勝に進出。
シード | 選手名 | Rank | 結果 |
---|---|---|---|
1 | サム・クエリー | 13位 | 2回戦 |
2 | ファビオ・フォニーニ | 19位 | ベスト4 |
3 | スタン・ワウリンカ | 25位 | ベスト8 |
4 | ダビド・フェレール | 42位 | 2回戦 |
5 | アルベルト・ラモス ビノラス | 36位 | 1回戦 |
6 | スティーブ・ジョンソン | 47位 | ベスト4 |
7 | アンドレアス・セッピ | 51位 | ベスト8 |
8 | ミーシャ・ズベレフ | 52位 | 1回戦 |
※「Rank」は2018年5月21日付の世界ランキング。
決勝の結果
マートン・フチョビッチ (60位) | 2 | 6 | 6 | |
ペーター・ゴヨブチック (49位) | 0 | 2 | 2 | |
試合時間:1時間7分 |
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2018年のジュネーヴ・オープンの決勝。
マートン・フチョビッチ(26歳・ハンガリー)がペーター・ゴヨブチック(28歳・ドイツ)を6-2、6-2のストレートで破り、見事ツアー初優勝を飾りました。
フチョビッチはツアー初の決勝で初優勝となりました。
2013年から2017年の長い間、世界ランキング100から200位台で停滞していたフチョビッチですが、2017年7月に初めてトップ100入りを果たすと、9月のデビスカップのプレーオフではロシアの期待の若手ハチャノフとルブレフを破り、ダブルスを含めて3勝の大車輪の活躍でハンガリーのワールドグループ昇格に貢献。
そして、今年の全豪オープンではグランドスラムで初めて1回戦を突破して4回戦まで進出を果たすなど、現在急激に力を付けてきていますが、今後ツアーの壁に跳ね返されることなく安定した成績を残し、さらに飛躍を遂げることができるか注目です。
一方、ゴヨブチックは2017年の9月にモゼール・オープンでツアー初の決勝進出で初優勝を果たしてから、今年の2月にデルレイビーチ・オープンで準優勝、そして今大会で準優勝と28歳になってから大きな飛躍を遂げており、今後の活躍にも期待です。
リヨン・オープン(ATP250)
2018年5月20日から5月26日にリヨン(フランス)で開催されたATP250「リヨン・オープン」の結果を見ていきます。
シード選手の結果
トップハーフでは、第1シードのティエムが苦しい戦いが続く中、決勝に進出。
ティエムは準々決勝の試合途中(ファイナルセット前)で雨により試合が翌日に順延となり、準々決勝(ファイナルセット)と準決勝を同日に行うハードスケジュールとなりました。
第3シードのソックは2回戦でテイラー・フリッツに敗れ、初戦敗退となりました。
ボトムハーフでは、シード勢がwithdrawや早期敗退となる中、ジル・シモンが決勝に進出。
第4シードのチョン、第8シードのミルマンは怪我のためwithdrawとなりました。
シード | 選手名 | Rank | 結果 |
---|---|---|---|
1 | ドミニク・ティエム | 8位 | 優勝 |
2 | ジョン・イズナー | 10位 | ベスト8 |
3 | ジャック・ソック | 15位 | 2回戦 |
4 | チョン・ヒョン | 20位 | withdraw |
5 | アドリアン・マナリノ | 27位 | 1回戦 |
6 | ガエル・モンフィス | 38位 | 1回戦 |
7 | ジョアン・ソウザ | 48位 | 1回戦 |
8 | ジョン・ミルマン | 58位 | withdraw |
※「Rank」は2018年5月21日付の世界ランキング。
決勝の結果
[1] ドミニク・ティエム (8位) | 2 | 3 | 77 | 6 |
ジル・シモン (75位) | 1 | 6 | 61 | 1 |
試合時間:2時間25分 |
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2018年のリヨン・オープンの決勝。
第1シードのドミニク・ティエム(24歳・オーストリア)がジル・シモン(33歳・フランス)を3-6、7-6(1)、6-1のフルセットの末に破り、ツアー優勝を飾りました。
ティエムは今シーズン2回目の優勝で、ツアー通算10回目の優勝となりました。
もともと出場する大会が多く体力に自信があるティエムとはいえ、今大会は雨の影響もあってハードスケジュールとなり、本番の全仏オープン前に疲労面が心配されますが、この優勝の流れを全仏オープンにつなげることができるか注目です。
一方、シモンは第2セットで先にブレークをして優勝まであと一歩というところまで行きましたが、逆転負けとなってしまい、ツアー通算14回目(今シーズン2回目)の優勝とはなりませんでした。
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