2017年7月第3週(2017年第29週)に開催されたATP250の3大会「テニス殿堂選手権(ニューポート)」、「クロアチア・オープン(ウマグ)」、「スウェーデン・オープン(ボースタード)」のシード選手の結果、決勝の結果を見ていきます。
テニス殿堂選手権(ATP250)
2017年7月17日から7月23日にニューポート(アメリカ)で開催されたATP250「テニス殿堂選手権」の結果を見ていきます。
シード選手の結果
世界ランキング100位以上の選手が4人もシードになるなどメンバーが手薄の中、第1シードのジョン・イスナー選手とノーシードのマシュー・エブデン選手が決勝に進出。
シード | 選手名 | Rank | 結果 |
---|---|---|---|
1 | ジョン・イスナー | 21位 | 優勝 |
2 | イボ・カロビッチ | 25位 | ベスト8 |
3 | アドリアン・マナリノ | 41位 | 2回戦 |
4 | ピエール=ユーグ・エルベール | 72位 | ベスト8 |
5 | ビクトル・エストレーリャ・ブルゴス | 108位 | 1回戦 |
6 | ルカシュ・ラツコ | 127位 | 2回戦 |
7 | テニーズ・サンドグレン | 101位 | 1回戦 |
8 | イリヤ・マルチェンコ | 112位 | 1回戦 |
※「Rank」は2017年7月17日付の世界ランキング。
決勝の結果
[1] ジョン・イスナー (21位) | 2 | 6 | 77 | |
マシュー・エブデン (249位) | 0 | 3 | 64 | |
試合時間:1時間14分 |
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2017年のテニス殿堂選手権の決勝。
第1シードのジョン・イスナー選手(アメリカ)がマシュー・エブデン選手(オーストラリア)を6-3、7-6のストレートで破り、2015年8月以来となるツアー優勝を挙げました。
イスナー選手は2017年シーズン初優勝で、通算11回目の優勝。
一方、敗れたエブデン選手は予選から勝ち上がりツアー初の決勝進出でしたが、ツアー初優勝とはなりませんでした。
クロアチア・オープン(ATP250)
2017年7月17日から7月23日にウマグ(クロアチア)で開催されたATP250「クロアチア・オープン」の結果を見ていきます。
シード選手の結果
全仏オープンで怪我をしてから今大会が復帰戦となった第1シードのダビド・ゴファン選手は、試合勘がまだ戻らずに準々決勝で敗退。
第2シードのガエル・モンフィス選手は初戦敗退。
第6シードで出場予定だったボルナ・チョリッチ選手がドロー発表後に棄権したため、ラッキールーザーとして19歳のアンドレイ・ルブレフ選手が出場し、準々決勝で第3シードのファビオ・フォニーニ選手を破るなどの活躍を見せてツアー初の決勝に進出。
また、シード選手が早期敗退する中で第4シードのパオロ・ロレンツィ選手が決勝に進出。
シード | 選手名 | Rank | 結果 |
---|---|---|---|
1 | ダビド・ゴファン | 14位 | ベスト8 |
2 | ガエル・モンフィス | 13位 | 2回戦 |
3 | ファビオ・フォニーニ | 27位 | ベスト8 |
4 | パオロ・ロレンツィ | 33位 | 準優勝 |
5 | ジル・シモン | 36位 | 1回戦 |
6 | ボルナ・チョリッチ | 45位 | 棄権 |
7 | ブノワ・ペール | 37位 | 1回戦 |
8 | イジー・ベセリー | 57位 | ベスト8 |
※「Rank」は2017年7月17日付の世界ランキング。
決勝の結果
アンドレイ・ルブレフ (74位) | 2 | 6 | 6 | |
[4] パオロ・ロレンツィ (33位) | 0 | 4 | 2 | |
試合時間:1時間16分 |
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2017年のクロアチア・オープンの決勝。
19歳のアンドレイ・ルブレフ選手(ロシア)が第4シードのパオロ・ロレンツィ選手(イタリア)を6-4、6-2のストレートで破り、見事ツアー初優勝を飾りました。
ラッキールーザーの優勝は2009年のラジーブ・ラム選手(アメリカ)以来、史上7人目の快挙。
また、10代での優勝は同世代で大きな注目を浴びるアレクサンダー・ズベレフ選手に続く快挙で、ルブレフ選手の今後の活躍にも注目です。
一方、敗れた34歳のロレンツィ選手は2016年7月以来となるツアー2勝目とはなりませんでした。
スウェーデン・オープン(ATP250)
2017年7月17日から7月23日にボースタード(スウェーデン)で開催されたATP250「スウェーデン・オープン」の結果を見ていきます。
シード選手の結果
第1シードのパブロ・カレーニョブスタ選手は全仏オープンで怪我をしてから今大会が復帰戦となりましたが、初戦でまたも怪我により試合途中で棄権となってしまいました。
第8シードのダビド・フェレール選手は準決勝で第2シードのフェルナンド・ベルダスコ選手とのスペイン勢対決を制して、決勝に進出。
ノーシードのアレクサンドル・ドルゴポロフ選手は2回戦で第9シードのオラシオ・セバジョス選手、準々決勝で第5シードのカレン・ハチャノフ選手を破る活躍を見せて、決勝に進出。
シード | 選手名 | Rank | 結果 |
---|---|---|---|
1 | パブロ・カレーニョ・ブスタ | 16位 | 2回戦 |
2 | アルベルト・ラモス=ビノラス | 24位 | ベスト8 |
3 | パブロ・クエバス | 29位 | 2回戦 |
4 | リシャール・ガスケ | 27位 | 棄権 |
5 | カレン・ハチャノフ | 33位 | ベスト8 |
6 | フェルナンド・ベルダスコ | 39位 | ベスト4 |
7 | ディエゴ・シュワルツマン | 38位 | ベスト8 |
8 | ダビド・フェレール | 46位 | 優勝 |
9 | オラシオ・セバジョス | 56位 | 2回戦 |
※「Rank」は2017年7月17日付の世界ランキング。
決勝の結果
[8] ダビド・フェレール (46位) | 2 | 6 | 6 | |
アレクサンドル・ドルゴポロフ (89位) | 0 | 4 | 4 | |
試合時間:1時間26分 |
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第8シードのダビド・フェレール選手(スペイン)がアレクサンドル・ドルゴポロフ選手(ウクライナ)を6-4、6-4のストレートで破り、2015年10月以来となるツアー優勝を挙げました。
35歳のフェレール選手は怪我の影響で長く不調が続いていましたが、約1年9ヶ月ぶりとなる通算27回目の優勝。
一方、敗れたドルゴポロフ選手は2017年2月のアルゼンチン・オープン以来となるツアー4勝目とはなりませんでした。
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