
By: Steven Pisano
ニコラ・マユ選手に関する情報をまとめました。
マユ選手の基本情報、選手紹介、選手経歴、ツアー経歴、ランキング推移、グランドスラム成績、ツアー決勝成績、錦織選手との対戦成績です。
基本情報
※更新日:2018年6月28日 現在
名前 | ニコラ・マユ(Nicolas Mahut) |
国籍 | フランス(FRA) |
出身地 | アンジェ |
性別 | 男 |
生年月日 | 1982年1月21日 |
年齢 | 36歳 |
身長 | 191cm |
体重 | 80kg |
プロ転向 | 2000年 |
利き手 | 右 |
バックハンド | 片手打ち |
コーチ | ミカエル・ロドラ(Michael Llodra) ニコラ・コパン(Nicolas Copin) |
※以下、記事内の表現に関して、シングルスに視点を置いたものとなっています。
ダブルスに関する場合は、「ダブルス」と表記しています。
選手紹介
プレースタイル
ストローク全盛の時代において、数少ないサーブ&ボレーのプレースタイルを持つネットプレーヤー。
高い身長から繰り出す強烈なサーブ、高い打点からの強烈なフォアハンドを武器とする。
バックハンドとフットワークに弱点があるが、片手バックハンドからも強烈なショットを放つことができる。
史上最長試合を記録!?
2010年、ウィンブルドンの1回戦でジョン・イスナー選手と対戦し、史上最長試合となる11時間5分を記録。(6月22日~24日の3日間)
これまでの最長試合だった6時間33分(2004年全仏オープン男子シングルス)を大幅に更新する記録となった。
32分 | 29分 | 49分 | 64分 | 491分 | ||
ジョン・イスナー | 3 | 6 | 3 | 6(7) | 7(7) | 70 |
ニコラ・マユ | 2 | 4 | 6 | 7(9) | 6(3) | 68 |
試合時間:11時間5分 |
---|
30歳代になり大活躍!!
ダブルスでの成功がシングルスにも好影響をもたらし、2012年にダブルスでツアー3勝を挙げるなどダブルスで活躍を見せ始めると、これまで結果を残せていなかったシングルスでも結果が出始める。
2013年に31歳でツアー初優勝を挙げると、2016年までにツアー優勝4回と30歳代になり活躍を見せている。
2015年から同じフランスのピエール=ユーグ・エルベール選手とダブルスのペアを組み、2015年に全米オープン、2016年にウィンブルドン、2018年に全仏オープンを優勝するなど、ダブルスで大きな成功を収め、2016年には世界ランキング1位を記録。
選手経歴
2000年~2007年 ツアー準優勝2回
2000年にプロに転向後、下部ツアーで実績を積み、2003年に世界ランキング100位を突破するも、2005年まで100位台で推移。
シングルスでの成績は振るわなかったが、ダブルスでは2003年と2004年のモーゼル・オープンを2連覇。
2006年、2~3月のATPチャレンジャーを3週連続で優勝し、2003年以来の世界ランキング100位を突破。
ウィンブルドンでグランドスラム初の3回戦に進出するなど成績を残し、年末の世界ランキングは66位。
2007年6月、アルトワ選手権の準々決勝で世界ランキング2位のナダル選手を破るなど活躍を見せ、ツアー初の決勝に進出。
決勝でロディック選手に敗れ、準優勝。
7月、テニス殿堂選手権で決勝に進出するも準優勝。
年末の世界ランキングは45位。
2008年~2012年 成績低迷
2008年から成績は下降線をたどる。
2008年、ツアー成績最高でベスト8が2回のみで年末の世界ランキングは94位まで後退。
2009年、下部ツアーを転戦するようになり、年末の世界ランキングは214位。
2010年、ウィンブルドンの1回戦でジョン・イスナー選手と対戦し、史上最長試合となる11時間5分を記録。
年末の世界ランキングは132位。
2011年、2012年もツアーでなかなか結果が残せず、世界ランキング100位前後で推移。
シングルスで苦戦が続く一方、2012年にダブルスでツアー3勝を挙げるなど、ダブルスで活躍を見せるようになる。
2013年 ツアー初優勝、ダブルスで全仏オープン準優勝
2013年6月、全仏オープン(ダブルス)で準優勝。
同月、トップシェルフ・オープン(ATP250)で、予選から勝ち上がり約6年ぶりとなるツアー決勝に進出。
決勝でワウリンカ選手を破り、31歳にて悲願のツアー初優勝(シングルス)を挙げる。
7月、テニス殿堂選手権(ATP250)を優勝し、ツアー2勝目を挙げる。
これまでの不振を吹き飛ばす活躍を見せ、年末の世界ランキングは50位。
2014年~2015年 ダブルスで全米オープン初優勝
2014年、5月5日付の世界ランキングで自己最高の37位を記録。
2015年1月、全豪オープン(ダブルス)で準優勝。
6月、トップシェルフ・オープン(ATP250)を優勝し、ツアー3勝目を挙げる。
9月、全米オープン(ダブルス)でグランドスラム初優勝を挙げる。
11月、最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズ(ダブルス)に初出場。
2016年 ダブルスでウィンブルドン初優勝と世界ランク1位
2016年6月、トップシェルフ・オープン(ATP250)を2連覇し、ツアー4勝目を挙げる。
年末の世界ランキングは39位。
一方、ダブルスではウィンブルドン初優勝を果たす他、マスターズ3勝など年間でツアー6勝を挙げる活躍を見せ、世界ランキング1位を記録。
2017年 ダブルスでマスターズ優勝3回
2017年、シングルでは結果を残すことができず、年末の世界ランキングは103位。
一方、ダブルスではマスターズのBNLイタリア国際、ロジャーズ・カップ、ウエスタン&サザン・オープンを優勝するなど、ツアー優勝4回の活躍を見せる。
2018年 ダブルスで全仏オープン初優勝
2018年6月、ダブルスで全仏オープン初優勝を果たす。
ツアー経歴(シングルス)
ツアー勝利数 | 4勝 |
キャリア通算成績 | 392戦 174勝 218敗 |
自己最高ランキング | 37位(2014年5月5日) |
ランキング推移(年末)
年 | 順位 |
---|---|
2017 | 103 |
2016 | 39 |
2015 | 71 |
2014 | 117 |
2013 | 50 |
2012 | 108 |
2011 | 80 |
2010 | 132 |
2009 | 214 |
2008 | 94 |
2007 | 45 |
2006 | 66 |
2005 | 134 |
2004 | 131 |
2003 | 94 |
2002 | 269 |
2001 | 216 |
2000 | 388 |
グランドスラム成績
グランドスラム最高成績
・全豪オープン:3回戦
・全仏オープン:3回戦
・ウィンブルドン:4回戦
・全米オープン:3回戦
年 | 全豪 | 全仏 | ウィンブルドン | 全米 |
---|---|---|---|---|
2018 | 予選 | 1回戦 | ||
2017 | 1回戦 | 1回戦 | 1回戦 | 3回戦 |
2016 | 2回戦 | 2回戦 | 4回戦 | 2回戦 |
2015 | 予選 | 3回戦 | 2回戦 | 2回戦 |
2014 | 1回戦 | 1回戦 | 1回戦 | 1回戦 |
2013 | – | 1回戦 | 2回戦 | 1回戦 |
2012 | 3回戦 | 3回戦 | 2回戦 | 1回戦 |
2011 | 2回戦 | 1回戦 | 1回戦 | 2回戦 |
2010 | – | 2回戦 | 1回戦 | 予選 |
2009 | – | 予選 | 1回戦 | 予選 |
2008 | 2回戦 | 1回戦 | 1回戦 | 1回戦 |
2007 | 2回戦 | 1回戦 | 2回戦 | 1回戦 |
2006 | 予選 | 1回戦 | 3回戦 | 2回戦 |
2005 | 予選 | 予選 | 予選 | 予選 |
2004 | 1回戦 | 1回戦 | 予選 | 1回戦 |
2003 | – | 1回戦 | 予選 | 1回戦 |
2002 | 予選 | 予選 | – | 予選 |
2001 | 1回戦 | 1回戦 | – | – |
2000 | – | 1回戦 | – | – |
ATPツアー決勝での成績
決勝:6戦 4勝 2敗
カテゴリ | 勝 – 負 |
---|---|
グランドスラム | 0 – 0 |
ATPワールドツアー・ファイナルズ | 0 – 0 |
マスターズ1000 | 0 – 0 |
ATP500 | 0 – 0 |
ATP250 | 4 – 2 |
ツアー経歴(ダブルス)
ツアー勝利数 | 22勝 |
キャリア通算成績 | 501戦 305勝 196敗 |
自己最高ランキング | 1位(2016年6月6日) |
グランドスラム優勝 | 全仏1回、ウィンブルドン1回、全米1回 |
錦織選手との対戦成績
錦織 圭 | 1勝 | vs | 0勝 | ニコラ・マユ |
全米オープン 3回戦(アメリカ/ハード) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
錦織 圭(7位) | 3 | 4 | 6 | 6 | 6 | |
ニコラ・マユ(42位) | 1 | 6 | 1 | 2 | 2 |
コメント