2019年7月1日から7月14日(2019年第27、28週)にロンドン(イギリス)で開催されるグランドスラム「ウィンブルドン」。
錦織圭の3回戦の対戦相手は、世界ランキング77位のスティーブ・ジョンソン(29歳・アメリカ)。
錦織とジョンソンのプレイヤー情報、試合結果とスタッツを見ていきます。
プレイヤー情報
過去の対戦成績は、錦織の4勝、ジョンソンの0勝。
グラスコートでは、錦織の1勝、ジョンソンの0勝。
直近の対戦は2016年のBNPパリバ・オープン(ハードコート)の3回戦で、錦織がセットカウント2-0(7-6、7-6)で勝利しています。
※2019年7月6日時点(試合前)のデータ
錦織 圭 | ジョンソン | |
4 勝 | 対戦成績 | 0 勝 |
7位 (4位) | 最新ランク (最高) | 77位 (21位) |
日本 | 国籍 | アメリカ |
29歳 | 年齢 | 29歳 |
1989年12月29日 | 生年月日 | 1989年12月24日 |
178cm / 73kg | 身長 / 体重 | 188cm / 86kg |
右 / 両手 | 利き手 / バック | 右 / 両手 |
2007年 | プロ転向 | 2012年 |
25勝10敗 | 2019年成績 | 10勝15敗 |
1回 | 2019年優勝回数 | 0回 |
399勝186敗 | 通算成績 | 159勝155敗 |
12回 | 通算優勝回数 | 4回 |
3回戦「錦織 vs ジョンソン」の結果
7月6日(土):No.3コート 第1試合
※日本時間 7月6日(土) 19時に開始予定。
[8] 錦織 圭 | 3 | 6 | 6 | 6 | ||
スティーブ・ジョンソン | 0 | 4 | 3 | 2 | ||
試合時間:1時間50分 |
---|
第8シードの錦織圭(29歳・日本)がスティーブ・ジョンソン(29歳・アメリカ)をセットカウント3-0(6-4、6-3、6-2)で破り、ウィンブルドン2年連続4回目の4回戦進出を決めました。
そして、錦織はキャリア通算マッチ400勝を達成しました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第1セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ● | ○ | ● | ○ | ○ | – | – | 6 | ||||
ジョンソン | ○ | ● | ○ | ○ | – | – | 4 | ||||||
○:キープ、●:ブレーク |
ジョンソンのサービスで試合開始。
第1ゲーム、ジョンソンのフォアハンドのミス、ファーストサーブでのポイント、バックハンドのミス、フォアハンドのミスがあり、15-40と錦織にブレークポイントが来ます。
ジョンソンのサービスエース、ファーストサーブでのポイントがあり、デュースへ。
デュース1回目、ジョンソンのファーストサーブでのポイント、サービスエースがあり、ジョンソンがキープ。
第2ゲーム、錦織のファーストサーブでのポイント、ダブルフォルト、フォアハンドのミス、ジョンソンのフォアハンドの深いショットでのポイントがあり、15-40とジョンソンにブレークポイントが来ます。
錦織にフォアハンドのミスが出て、ジョンソンがブレークに成功。
第3ゲーム、ジョンソンのファーストサーブでのポイント、錦織のフォアハンドのミス、ジョンソンのフォアハンドのミス、バックハンドのミス(30-30)、ジョンソンのファーストサーブでのポイント(40-30)、ジョンソンのドロップショットのミスがあり、デュースへ。
デュース1回目、ジョンソンのフォアハンドに回り込んでのダウンザラインへのウィナー、ダブルフォルト。
デュース2回目、ジョンソンのフォアハンドのウィナー、ファーストサーブでのポイントがあり、ジョンソンがキープ。
第4ゲーム、錦織のバックハンドのダウンザラインへのスライスショットでのポイント、バックハンドのミス、バックハンドの深いショットでのポイント、ファーストサーブでのポイント(40-15)、錦織のバックハンドのクロスへのショットでのポイントがあり、錦織がキープ。
第5ゲーム、ジョンソンのスマッシュでのポイント、錦織のパッシングショットでのポイント、ジョンソンのファーストサーブでの連続ポイント(40-15)、錦織のフォアハンドのリターンエース、ジョンソンのフォアハンドのミスがあり、デュースへ。
デュース1回目、ジョンソンにバックハンドのミスが出て、錦織にブレークポイントが来ます。
ジョンソンにバックハンドのミスが出て、錦織がブレークバックに成功。
第6ゲーム、ラリー戦での錦織のポイント、錦織のグラウンドスマッシュのウィナー、フォアハンドの逆クロスへのショットでのポイント、ファーストサーブでのポイントがあり、錦織がラブゲームでキープ。
第7ゲーム、ジョンソンのサービスエース、錦織のバックハンドのダウンザラインへの深いショットでのポイント、ジョンソンのサービスエース、バックハンドのミス(30-30)、ジョンソンのファーストサーブでのポイント(40-30)、錦織のドロップショットでのポイントがあり、デュースへ。
デュース1回目、ジョンソンのサービスエース、フォアハンドのミス。
デュース2回目、ジョンソンにバックハンドのミスが出て、錦織にブレークポイントが来ます。
ロングラリーでジョンソンにバックハンドのミスが出て、錦織がブレークに成功。
第8ゲーム、錦織のボレーでのポイント、フォアハンドのクロスへのウィナー、ファーストサーブでのポイント(40-0)、錦織のダブルフォルト、バックハンドのスライスショットでのポイントがあり、錦織がキープ。
第9ゲーム、錦織のバックハンドのミス、ジョンソンのフォアハンドのミス、スマッシュのウィナー、バックハンドのスライスショットでのポイント(40-15)、錦織のバックハンドのダウンザラインへのウィナー、ジョンソンのボレーのミスがあり、デュースへ。
デュース1回目、ジョンソンにダブルフォルトが出て、錦織にセットポイント(ブレークポイント)が来ますが、ジョンソンのファーストサーブでのポイント。
デュース2回目、ジョンソンのフォアハンドのクロスへのショットでのポイント、錦織のバックハンドのミスがあり、ジョンソンがキープ。
第10ゲーム、錦織のサービングフォーザセット。
錦織のフォアハンドに回り込んでのダウンザラインへのショットでのポイント、ジョンソンのフォアハンドのクロスへのショットでのポイント、錦織のフォアハンドのウィナー、錦織のスマッシュのウィナーがあり、40-15と錦織にセットポイントが来ます。
錦織がファーストサーブでポイントを取り、錦織がキープをして第1セットを先取。
錦織 | 第1セット | ジョンソン |
0 | サービスエース | 5 |
2 | ダブルフォルト | 2 |
71% (17/24) | ファーストサーブ確率 | 59% (27/46) |
88% (15/17) | 1st Serve Points Won | 74% (20/27) |
29% (2/7) | 2nd Serve Points Won | 21% (4/19) |
40% (2/5) | ブレーク / チャンス | 100% (1/1) |
92% (11/12) | Net Points | 50% (3/6) |
6 | Winners | 9 |
8 | Unforced Errors | 16 |
71% (17/24) | Service Points Won | 52% (24/46) |
48% (22/46) | Return Points Won | 29% (7/24) |
56% (39/70) | Total Points Won | 44% (31/70) |
第2セット
第2セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | ● | – | – | – | 6 | |||
ジョンソン | ○ | ○ | ○ | – | – | – | 3 | ||||||
○:キープ、●:ブレーク |
ジョンソンのサービスで第2セット開始。
第1ゲーム、ジョンソンのフォアハンドのドライブボレーのウィナー、フォアハンドのミス、ラリー戦でのジョンソンのポイント、サービスダッシュに出たジョンソンのボレーのミス(30-30)、ジョンソンのフォアハンドのダウンザラインへのショットでのポイント(40-30)、錦織の見事なバックハンドのダウンザラインへのリターンエースがあり、デュースへ。
デュース1回目、ラリー戦で錦織の見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まり、錦織にブレークポイントが来ますが、ジョンソンのファーストサーブでのポイント。
デュース2回目、ロングラリーでのジョンソンのポイント、ファーストサーブでのポイントがあり、ジョンソンがキープ。
第2ゲーム、錦織のバックハンドのクロスへのウィナー、サーブアンドボレーのウィナー、ネットプレーでのポイント、バックハンドのダウンザラインへのウィナーがあり、錦織がラブゲームでキープ。
第3ゲーム、錦織の深いリターンでのポイント、ジョンソンのバックハンドのミス(0-30)、ジョンソンのフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、ダブルフォルトがあり、15-40と錦織にブレークポイントが来ます。
ジョンソンのファーストサーブでのポイント、セカンドサーブでのポイントがあり、デュースへ。
デュース1回目、ジョンソンのフォアハンドの逆クロスへのウィナー、バックハンドのミス。
デュース2回目、錦織がフォアハンドのクロスへのパッシングショットでポイントを取り、錦織にブレークポイントが来ます。
ジョンソンにダブルフォルトが出て、錦織がブレークに成功。
第4ゲーム、錦織のファーストサーブでのポイント、フォアハンドのクロスへの深いショットでのポイント(30-0)、錦織のバックハンドのミス、フォアハンドのミス(30-30)、ファーストサーブでのポイント(40-30)、ジョンソンのフォアハンドのミスがあり、錦織がキープ。
第5ゲーム、ジョンソンのパッシングショットのウィナー、フォアハンドのクロスへのウィナー、バックハンドのミス、スマッシュのウィナー(40-15)、セカンドサーブでのポイントがあり、ジョンソンがキープ。
第6ゲーム、ジョンソンの深いリターンでのポイント、錦織のファーストサーブでのポイント、ジョンソンのフォアハンドのミス、錦織のファーストサーブでのポイント(40-15)、錦織のドロップショットでのポイントがあり、錦織がキープ。
第7ゲーム、ジョンソンのフォアハンドのウィナー、錦織のロブショットがアウト、ジョンソンのサービスエース、フォアハンドの逆クロスへのショットでのポイントがあり、ジョンソンがラブゲームでキープ。
第8ゲーム、ジョンソンのバックハンドのミス、錦織のバックハンドのスライスショットでのウィナー、ファーストサーブでのポイント、フォアハンドのクロスへのショットでのポイントがあり、錦織がラブゲームでキープ。
第9ゲーム、錦織のバックハンドのミス(15-0)、ジョンソンのフォアハンドのミス、錦織のバックハンドのクロスへのウィナー、錦織のリターンでのポイントがあり、15-40と錦織にセットポイント(ブレークポイント)が来ます。
錦織のフォアハンドのクロスへのリターンエースが決まり、錦織がブレークをして第2セットも取ります。
錦織 | 第2セット | ジョンソン |
0 | サービスエース | 1 |
0 | ダブルフォルト | 2 |
74% (14/19) | ファーストサーブ確率 | 59% (20/34) |
86% (12/14) | 1st Serve Points Won | 65% (13/20) |
80% (4/5) | 2nd Serve Points Won | 43% (6/14) |
40% (2/5) | ブレーク / チャンス | 0% (0/0) |
83% (5/6) | Net Points | 67% (6/9) |
8 | Winners | 8 |
5 | Unforced Errors | 12 |
84% (16/19) | Service Points Won | 56% (19/34) |
44% (15/34) | Return Points Won | 16% (3/19) |
58% (31/53) | Total Points Won | 42% (22/53) |
第3セット
第3セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | ● | – | – | – | – | 6 | ||
ジョンソン | ○ | ○ | – | – | – | – | 2 | ||||||
○:キープ、●:ブレーク |
錦織のサービスで第3セット開始。
第1ゲーム、錦織のネットプレーでのポイント、ボレーのウィナー、バックハンドのダウンザラインへのウィナー、ファーストサーブでのポイントがあり、錦織がラブゲームでキープ。
第2ゲーム、ジョンソンのファーストサーブでのポイント、バックハンドの深いショットでのポイント、錦織のバックハンドのミス(40-0)、ジョンソンのバックハンドのミス、錦織の浅いリターンでのポイント、フォアハンドのリターンエースがあり、デュースへ。
デュース1回目、ジョンソンのファーストサーブでのポイント、ダブルフォルト。
デュース2回目、錦織がバックハンドのダウンザラインへのショットからのドロップショットでポイントを取り、錦織にブレークポイントが来ます。
サービスダッシュに出たジョンソンにもったいないボレーのミスが出て、錦織がブレークに成功。
第3ゲーム、ジョンソンのフォアハンドのリターンエース、錦織のフォアハンドのミス(0-30)、錦織のファーストサーブでのポイント、ジョンソンのフォアハンドのミス、錦織のサービスエース(40-30)、錦織のサービスエースがあり、錦織がキープ。
第4ゲーム、ジョンソンのファーストサーブでのポイント、フォアハンドのミス、バックハンドのミス(15-30)、ジョンソンの連続攻撃からのフォアハンドの逆クロスへのウィナー、ジョンソンのバックハンドのミスがあり、30-40と錦織にブレークポイントが来ます。
ジョンソンがフォアハンドのダウンザラインへの深いショットでポイントを取り、デュースへ。
デュース1回目、ジョンソンのフォアハンドのクロスへの威力のあるショットでのポイント、錦織のバックハンドのミスがあり、ジョンソンがキープ。
第5ゲーム、錦織のバックハンドのクロスへの深いショットでのポイント、ファーストサーブでの連続ポイント(40-0)、錦織のフォアハンドのミス、ファーストサーブでのポイントがあり、錦織がキープ。
第6ゲーム、錦織のフォアハンドのミス、ジョンソンのファーストサーブでのポイント、錦織の深いリターンでの連続ポイント(30-30)、ジョンソンのファーストサーブでのポイント(40-30)、錦織のフォアハンドに回り込んでのダウンザラインへのショットでのポイントがあり、デュースへ。
デュース1回目、錦織のフォアハンドのダウンザラインへのリターンエースが決まり、錦織にブレークポイントが来ますが、ジョンソンの連続攻撃でのポイント。
デュース2回目、錦織のフォアハンドのミス、ジョンソンのファーストサーブでのポイントがあり、ジョンソンがキープ。
第7ゲーム、錦織のフォアハンドのクロスへのウィナー、バックハンドのミス、ジョンソンのフォアハンドのミス、錦織のファーストサーブでのポイント(40-15)、ジョンソンのバックハンドのミスがあり、錦織がキープ。
第8ゲーム、錦織のフォアハンドのクロスへのリターンエース、ジョンソンのフォアハンドの逆クロスへのウィナー、錦織のフォアハンドの威力のあるリターンでのポイント、フォアハンドのダウンザラインへのリターンエースがあり、15-40と錦織にマッチポイント(ブレークポイント)が来ます。
錦織がバックハンドのダウンザラインへのパッシングショットでポイントを取り、錦織がブレークをして勝利。
錦織 | 第3セット | ジョンソン |
2 | サービスエース | 0 |
0 | ダブルフォルト | 1 |
80% (16/20) | ファーストサーブ確率 | 70% (23/33) |
81% (13/16) | 1st Serve Points Won | 61% (14/23) |
75% (3/4) | 2nd Serve Points Won | 20% (2/10) |
50% (2/4) | ブレーク / チャンス | 0% (0/0) |
80% (4/5) | Net Points | 20% (1/5) |
9 | Winners | 3 |
7 | Unforced Errors | 10 |
80% (16/20) | Service Points Won | 48% (16/33) |
52% (17/33) | Return Points Won | 20% (4/20) |
62% (33/53) | Total Points Won | 38% (20/53) |
試合全体のスタッツ
ジョンソンに自分のテニスをまったくさせない錦織の強さが際立つ試合内容でした。
錦織は最初のサービスゲームでファーストサーブの入りが悪く、ミスを連発していきなりブレークを許しましたが、その後は安定感抜群のサービスゲームを展開。
サービスゲームで失ったポイントを見ると、第1セットでは7ポイント(ブレークされた後は3ポイント)、第2セットでは3ポイント、第3セットでは4ポイントしか失っておらず、最後まですばらしい集中力を見せ、ジョンソンに付け入る隙を与えませんでした。
また、リターンゲームでは錦織のリターンが冴え、第1セットの第1ゲームから第2セットの第3ゲームまで7ゲーム連続でデュースに持ち込むなど(試合全体ではリターンゲーム14回のうち10回がデュース)、常にジョンソンにプレッシャーをかけてリズムをつかませない試合運びができてきました。
錦織 | Match | ジョンソン |
2 | サービスエース | 6 |
2 | ダブルフォルト | 5 |
75% (47/63) | ファーストサーブ確率 | 62% (70/113) |
85% (40/47) | 1st Serve Points Won | 67% (47/70) |
56% (9/16) | 2nd Serve Points Won | 28% (12/43) |
43% (6/14) | ブレーク / チャンス | 100% (1/1) |
87% (20/23) | Net Points | 50% (10/20) |
23 | Winners | 20 |
20 | Unforced Errors | 38 |
78% (49/63) | Service Points Won | 52% (59/113) |
48% (54/113) | Return Points Won | 22% (14/63) |
59% (103/176) | Total Points Won | 41% (73/176) |
1811.0m | Total Distance Run | 1783.5m |
錦織の4回戦の対戦相手は!?
錦織圭のウィンブルドンの4回戦の対戦相手は、世界ランキング58位のミハイル・ククシュキン(31歳・カザフスタン)。
過去の対戦成績は、錦織の8勝、ククシュキンの0勝。
グラスコートでは、錦織の1勝、ククシュキンの0勝。
直近の対戦は2018年のエルステ・バンク・オープン(室内ハードコート)の準決勝で、錦織がセットカウント2-0(6-4、6-3)で勝利しています。
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