【2019年】BNLイタリア国際の結果(準決勝)


2019年5月12日から5月19日(2019年第20週)にローマ(イタリア)で開催されるATPツアー・マスターズ1000「BNLイタリア国際」の準決勝の結果、準決勝後の暫定ランキング、放送予定を見ていきます。

準決勝「ジョコビッチ vs シュワルツマン」
ジョコビッチが勝てばBNLイタリア国際2年ぶり9回目の決勝、シュワルツマンが勝てばマスターズ初の決勝進出となります。

準決勝「チチパス vs ナダル」
チチパスが勝てばBNLイタリア国際初(マスターズ3回目)の決勝、ナダルが勝てばBNLイタリア国際2年連続11回目の決勝進出となります。

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2019年 BNLイタリア国際 準決勝の結果

BNLイタリア国際の準決勝の結果です。

<日程>
・5月18日(土):準決勝

日本とローマの時差:-7時間(日本の方が7時間進んでいます)

※スコアにある各選手の()内の数字は2019年5月13日付の世界ランキングです。

トップハーフ
[1] ノバク・ジョコビッチ (1) 2 6 62 6
ディエゴ・シュワルツマン (24) 1 3 77 3
ボトムハーフ
[8] ステファノス・チチパス (7) 0 3 4
[2] ラファエル・ナダル (2) 2 6 6

以下、各試合の簡単な試合の振り返り、スタッツ、ハイライト動画です。(試合後に追記していきます)

準決勝「ジョコビッチ vs シュワルツマン」

過去の対戦成績は、ジョコビッチの2勝、シュワルツマンの0勝。

クレーコートでは、ジョコビッチの1勝、シュワルツマンの0勝。

直近の対戦は2017年の全仏オープン(クレーコート)の3回戦で、ジョコビッチがセットカウント3-2(5-7、6-3、3-6、6-1、6-1)で勝利しています。

[1] ノバク・ジョコビッチ (1) 2 6 62 6
ディエゴ・シュワルツマン (24) 1 3 77 3
試合時間:2時間31分

第1シードのノバク・ジョコビッチ(31歳・セルビア)がディエゴ・シュワルツマン(26歳・アルゼンチン)をセットカウント2-1(6-3、6-7、6-3)で破り、BNLイタリア国際2年ぶり9回目の決勝進出を決めました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

ジョコビッチのサービスで試合開始。

第2ゲームと第4ゲームでシュワルツマンがラブゲームでキープ、第3ゲームでジョコビッチがラブゲームでキープをするなど、立ち上がりからお互いが安定したサービスゲームを展開します。

第6ゲーム、15-30とジョコビッチがポイントを先行しますが、シュワルツマンがキープ。

第8ゲーム、シュワルツマンのファーストサーブでのポイント、ラリー戦でのジョコビッチのポイント(15-15)、シュワルツマンのフォアハンドの逆クロスへのウィナー、ジョコビッチのリターンでのポイント(30-30)、ジョコビッチのフォアハンドのクロスへのショットでのポイントがあり、30-40とジョコビッチにブレークポイントが来ます。

シュワルツマンにバックハンドのミスが出て、ジョコビッチがブレークに成功

第9ゲーム、ジョコビッチのサービングフォーザセット。
ジョコビッチのドロップショットのウィナー、ジョコビッチの連続攻撃からのボレーのウィナー、バックハンドのダウンザラインへのウィナーがあり、40-0とジョコビッチにセットポイントが来ます。

ジョコビッチのフォアハンドのミス(40-15)、ジョコビッチのバックハンドのダウンザラインへのショットでのポイントがあり、ジョコビッチが第1セットを先取

第2セット

シュワルツマンのサービスで第2セット開始。

序盤はお互いキープが続きます。

第6ゲーム、シュワルツマンのドロップショットのウィナー、ジョコビッチのフォアハンドのミスとドロップショットのミスなどがあり、デュースへ。

デュース2回目でのシュワルツマンのブレークポイントはジョコビッチが凌ぎましたが、デュース3回目でシュワルツマンのドロップボレーのウィナーが決まり、再びシュワルツマンにブレークポイントが来ます。

バックハンドのクロスラリーからシュワルツマンの見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まり、シュワルツマンがブレークに成功

第7ゲーム、ジョコビッチの深いリターンでのポイント、ラリー戦でのジョコビッチのポイント、シュワルツマンのダブルフォルトがあり、0-40とジョコビッチにブレークポイントが来ます。

ジョコビッチがフォアハンドのクロスへのショットでポイントを取り、ジョコビッチがブレークバックに成功

第8ゲーム、ジョコビッチのダブルフォルトとフォアハンドのミス(0-30)、30-30でシュワルツマンのフォアハンドのウィナーが決まり、30-40とシュワルツマンにブレークポイントが来ますが、ジョコビッチのドロップボレーのウィナーが決まり、デュースへ。

デュース1回目、ジョコビッチにフォアハンドのミスが出て、シュワルツマンにブレークポイントが来ます。

ジョコビッチにフォアハンドのミスが出て、シュワルツマンがブレークに成功

第9ゲーム、シュワルツマンのサービングフォーザセット。
ジョコビッチのフォアハンドのリターンエース、シュワルツマンのバックハンドのミスやフォアハンドのミスなどがあり、30-40とジョコビッチにブレークポイントが来ますが、シュワルツマンのグラウンドスマッシュのウィナーが決まり、デュースへ。

デュース1回目、ロングラリーでジョコビッチのフォアハンドのウィナーが決まり、ジョコビッチにブレークポイントが来ます。

先に攻撃を仕掛けたシュワルツマンにボレーのミスが出て、土壇場でジョコビッチがブレークバックに成功

タイブレーク(ジョコビッチ – シュワルツマン)

5ポイント目までお互いサービスをキープ。

ジョコビッチのサービス
6:ジョコビッチにフォアハンドのミスが出て、シュワルツマンがミニブレーク(2-4)
7:シュワルツマンが先に攻撃を仕掛けてポイントを取り、シュワルツマンがミニブレーク(2-5)

シュワルツマンのサービス
8:ジョコビッチのフォアハンドのミス(2-6:シュワルツマンのセットポイント)
9:シュワルツマンがバックハンドのクロスへのショットでポイントを取り、シュワルツマンが第2セットを取ります(2-7)

ファイナルセット

ジョコビッチのサービスでファイナルセット開始。

第6ゲーム、ジョコビッチのリターンでのポイント、ラリー戦でのジョコビッチのポイント(0-30)、ロングラリーでシュワルツマンのパッシングショットのウィナー、シュワルツマンのファーストサーブでのポイント(30-30)、シュワルツマンのドロップショット返しに対してジョコビッチがすばらしい切り返しでウィナーを決め、30-40とジョコビッチにブレークポイントが来ます。

ラリー戦でシュワルツマンにバックハンドのミスが出て、ジョコビッチがブレークに成功

第7ゲーム、15-30とシュワルツマンがポイントを先行しますが、ジョコビッチがキープ。

第9ゲーム、ジョコビッチのサービングフォーザマッチ。
ジョコビッチのフォアハンドのミス、フォアハンドのダウンザラインへのショットでのポイント、シュワルツマンのフォアハンドのミス、ジョコビッチのサービスエースがあり、40-15とジョコビッチにマッチポイントが来ます。

ジョコビッチのフォアハンドのミス、シュワルツマンのフォアハンドのミスがあり、ジョコビッチが勝利

スタッツ

ハイレベルなラリー戦が繰り広げられ、どちらが勝つか分からない見応えのある試合展開となりましたが、ファイナルセットでお互いに疲れの色が見える中、最後はジョコビッチの勝負強さが上回る結果となりました。

ジョコビッチ Match シュワルツマン
2 サービスエース 0
1 ダブルフォルト 2
66% (65/99) ファーストサーブ確率 63% (50/80)
69% (45/65) 1st Serve Points Won 66% (33/50)
62% (21/34) 2nd Serve Points Won 63% (19/30)
80% (4/5) ブレーク / チャンス 50% (2/4)
18/22 ネットポイント 17/26
67% (66/99) Service Points Won 65% (52/80)
35% (28/80) Return Points Won 33% (33/99)
53% (94/179) Total Points Won 47% (85/179)
3150m Total Distance Run 2981m
27 Winner 合計 29
16 フォアハンド 17
9 バックハンド 12
2 サーブ 0
32 Unforced error 合計 32
18 フォアハンド 19
13 バックハンド 11
1 サーブ 2

準決勝「チチパス vs ナダル」

過去の対戦成績は、チチパスの1勝、ナダルの3勝。

クレーコートでは、チチパスの1勝、ナダルの1勝。

直近の対戦は2019年のマドリード・オープン(クレーコート)の準決勝で、チチパスがセットカウント2-1(6-4、2-6、6-3)で勝利しています。

[8] ステファノス・チチパス (7) 0 3 4
[2] ラファエル・ナダル (2) 2 6 6
試合時間:1時間42分

第2シードのラファエル・ナダル(32歳・スペイン)が第8シードのステファノス・チチパス(20歳・ギリシャ)をセットカウント2-0(6-3、6-4)で破り、BNLイタリア国際2年連続11回目の決勝進出を決めました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

ナダルのサービスで試合開始。

第2ゲーム、チチパスのダブルフォルト、ラリー戦でのナダルのポイント、ナダルのフォアハンドのミス、ナダルのパッシングショットのウィナーがあり、15-40とナダルにブレークポイントが来ます。

ナダルのフォアハンドのダウンザラインへのパッシングショットのウィナーが決まり、ナダルがブレークに成功

第3ゲーム、チチパスにブレークポイントが2本(30-40、デュース2回目)ありましたが、ナダルがキープ。

第9ゲーム、ナダルのサービングフォーザセット。
ナダルのフォアハンドのミス、バックハンドのミス(0-30)、ナダルのフォアハンドの深いショットでの連続ポイント、フォアハンドの逆クロスへのウィナーがあり、40-30とナダルにセットポイントが来ます。

ナダルがファーストサーブでポイントを取り、ナダルが第1セットを先取

第2セット

チチパスのサービスで第2セット開始。

第3ゲーム、ナダルのブレークポイント2本(30-40、デュース1回目)はチチパスが凌ぎましたが、デュース3回目でチチパスにフォアハンドのミスが出て、ナダルにブレークポイントが来ます。

ナダルがフォアハンドのダウンザラインへのカウンターショットでポイントを取り、ナダルがブレークに成功

第7ゲーム、15-30とナダルがポイントを先行しますが、チチパスがキープ。

第10ゲーム、ナダルのサービングフォーザマッチ。
ナダルのスマッシュのウィナー、フォアハンドの深いショットでのポイント、フォアハンドのパッシングショットでのポイントがあり、40-0とナダルにマッチポイントが来ます。

ナダルがファーストサーブでポイントを取り、ナダルが勝利

スタッツ

第2セットのナダルはサービスゲームで失ったポイントがわずか4ポイントで、セカンドサーブのポイント獲得率が92%(12/13)とまったく隙がありませんでした。

チチパス Match ナダル
7 サービスエース 1
1 ダブルフォルト 1
64% (34/53) ファーストサーブ確率 59% (35/59)
76% (26/34) 1st Serve Points Won 71% (25/35)
42% (8/19) 2nd Serve Points Won 79% (19/24)
0% (0/2) ブレーク / チャンス 50% (2/4)
13/20 ネットポイント 10/12
64% (34/53) Service Points Won 75% (44/59)
25% (15/59) Return Points Won 36% (19/53)
44% (49/112) Total Points Won 56% (63/112)
2037m Total Distance Run 2088m
17 Winner 合計 21
8 フォアハンド 16
0 バックハンド 4
9 サーブ 1
27 Unforced error 合計 17
15 フォアハンド 9
11 バックハンド 7
1 サーブ 1

ハイライト動画

準決勝のハイライト動画です。

ドロー表 (ベスト32・結果)

準決勝後の暫定ランキング (トップ30)

BNLイタリア国際の準決勝終了時点での暫定ランキングです。

暫定
順位
選手名 基礎
point
round result 獲得
point
SF後
point
1 ジョコビッチ 11,755 準決勝 600 12,355
2 ナダル 6,945 準決勝 600 7,545
3 フェデラー 5,770 準々決勝 × 180 5,950
4 ティーム 4,835 2回戦 × 10 4,845
5 A.ズベレフ 4,145 2回戦 × 10 4,155
6 チチパス 3,720 準決勝 × 360 4,080
7 錦織 圭 3,680 準々決勝 × 180 3,860
8 アンダーソン 3,745 欠場 3,745
9 デルポトロ 3,055 準々決勝 × 180 3,235
10 イズナー 2,940 欠場 2,940
11 フォニーニ 2,740 3回戦 × 90 2,830
12 ハチャノフ 2,710 3回戦 × 90 2,800
13 チリッチ 2,665 2回戦 × 45 2,710
14 メドベージェフ 2,615 1回戦 × 10 2,625
15 チョリッチ 2,435 3回戦 × 90 2,525
16 モンフィス 1,955 1回戦 × 10 1,965
17 ラオニッチ 1,960 欠場 1,960
18 バシラシビリ 1,835 3回戦 × 90 1,925
19 チェッキナート 1,795 2回戦 × 45 1,840
20 シュワルツマン 1,395 準決勝 × 360 1,755
21 B アグート 1,645 2回戦 × 45 1,690
22 ペラ 1,470 1回戦 × 10 1,480
23 シャポバロフ 1,380 2回戦 × 45 1,425
24 デミノー 1,400 1回戦 × 10 1,410
25 プイユ 1,375 1回戦 × 10 1,385
26 ベルダスコ 1,190 準々決勝 × 180 1,370
27 ワウリンカ 1,355 1回戦 × 10 1,365
28 A アリアシム 1,334 1回戦 × 10 1,344
29 シモン 1,330 1回戦 × 10 1,340
30 ゴファン 1,280 2回戦 × 45 1,325

基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2019年5月・ローマ後)』をご覧ください。

1回戦を免除された第1シードから第8シードの選手が初戦敗退(2回戦敗退)となった場合、獲得ポイントは2回戦ではなく1回戦の10ポイントとなります。

BNLイタリア国際 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 1,000
準優勝 600
準決勝 360
準々決勝 180
3回戦 90
2回戦 45
1回戦 10

準決勝の放送予定

GAORA、NHK・BS1、WOWOWメンバーズオンデマンド、Paraviでの放送・配信が予定されています。

女子の試合は、DAZNで配信が予定されています。

GAORA

GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。

日付 ラウンド 放送時間
5月18日() 準決勝 1 21:28~25:00
5月19日() 準決勝 2 2:58~8:00

NHK・BS1

NHKでは、BS1またはサブch102で錦織が出場する試合を中心に決勝まで7試合を生中継で放送予定。

日付 ラウンド 放送時間
5月18日() 準決勝 1 21:30~(24:00)
5月19日() 準決勝 2 3:00~(5:00)

WOWOWメンバーズオンデマンド

WOWOWメンバーズオンデマンドでは、1回戦から決勝までをライブ配信の予定。(大会1日目は無料配信)

WOWOWメンバーズオンデマンドは、WOWOWに加入中の方(有料放送契約を締結し、月額視聴料を支払いしている方)が利用できます。

また、オンデマンドで視聴するには、WEB会員登録(無料)後に配信サイトまたは専用アプリにてログインする必要があります。

Paravi

Paraviで配信予定。

2019年 BNLイタリア国際 各ラウンドの結果

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