2018年12月31日から2019年1月6日(2019年第1週)にブリスベン(オーストラリア)で開催のATP250「ブリスベン国際」。
錦織圭の決勝の対戦相手は、世界ランキング16位のダニール・メドベージェフ(22歳・ロシア)。
錦織とメドベージェフのプレイヤー情報、試合結果とスタッツを見ていきます。
プレイヤー情報
過去の対戦成績は、錦織の1勝、メドベージェフの1勝。
ハードコートでは、錦織の0勝、メドベージェフの1勝。
直近の対戦は2018年の楽天ジャパン・オープン(室内ハード)の決勝で、メドベージェフがセットカウント2-0(6-2、6-4)で勝利しています。
※2019年1月6日時点(試合前)
錦織 圭 | メドベージェフ | |
1 勝 | 対戦成績 | 1 勝 |
9位 (4位) | 最新ランク (最高) | 16位 (16位) |
日本 | 国籍 | ロシア |
29歳 | 年齢 | 22歳 |
1989年12月29日 | 生年月日 | 1996年2月11日 |
178cm / 73kg | 身長 / 体重 | 196cm / 83kg |
右 / 両手 | 利き手 / バック | 右 / 両手 |
2007年 | プロ転向 | 2014年 |
3勝0敗 | 2019年成績 | 3勝0敗 |
0回 | 2019年優勝回数 | 0回 |
377勝176敗 | 通算成績 | 75勝55敗 |
11回 | 通算優勝回数 | 3回 |
決勝「錦織 vs メドベージェフ」の結果
1月6日(日):Pat Rafter Arenaの第3試合
[2] 錦織 圭 (9位) | 2 | 6 | 3 | 6 | ||
[4] ダニール・メドベージェフ (16位) | 1 | 4 | 6 | 2 | ||
試合時間:2時間4分 |
---|
第2シードの錦織圭(29歳・日本)が第4シードのダニール・メドベージェフ(22歳・ロシア)をセットカウント2-1(6-4、3-6、6-2)で破り、ブリスベン国際初優勝を飾りました。
錦織は2016年2月メンフィス・オープン以来の約2年11か月ぶりのツアー優勝で、ツアー通算12回目の優勝となりました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第1セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ● | ○ | ● | ○ | ○ | – | – | 6 | ||||
メドベージェフ | ○ | ● | ○ | ○ | – | – | 4 | ||||||
○:キープ、●:ブレーク |
メドベージェフのサービスで試合開始。
第1ゲーム、ラリー戦でのメドベージェフのバックハンドのミス、錦織のバックハンドのミス、バックハンドのクロスラリーでの錦織のバックハンドのミス、ラリー戦でのメドベージェフのバックハンドのミス(30-30)、メドベージェフのファーストサーブでのポイント(40-30)、メドベージェフがネットダッシュを見せてのポイントがあり、メドベージェフがキープ。
第2ゲーム、錦織のフォアハンドのミス(フレームショット)、ロングラリーでのメドベージェフのフォアハンドの逆クロスへの威力のあるショットでのポイント、錦織のバックハンドのミスがあり、0-40とメドベージェフにブレークポイントが来ます。
錦織のフォアハンドの深いショットでの連続ポイント、ファーストサーブでのポイントがあり、デュースへ。
デュース1回目、錦織にフォアハンドのミスが出て、メドベージェフに再びブレークポイントが来ます。
メドベージェフが深いリターンでポイントを取り、メドベージェフがブレークに成功。
第3ゲーム、錦織のフォアハンドのクロスへのショットでのポイント、メドベージェフのバックハンドのダウンザラインへのウィナー、錦織のフォアハンドのミス、錦織のバックハンドのリターンエース(30-30)、メドベージェフのフォアハンドのミスがあり、30-40と錦織にブレークポイントが来ます。
勝負に出た錦織のリターンがアウトとなり、デュースへ。
デュース1回目、錦織のバックハンドの連続ミスがあり、メドベージェフがキープ。
第4ゲーム、錦織のフォアハンドのミス、錦織のバックハンドのクロスへのウィナー、ロングラリーでの錦織のバックハンドのスライスのミス(15-30)、錦織のファーストサーブでの連続ポイント(40-30)、メドベージェフのフォアハンドのクロスへのショットでのポイントがあり、デュースへ。
デュース1回目、錦織のバックハンドのクロスへのウィナー、ファーストサーブでのポイントがあり、錦織がキープ。
第5ゲーム、メドベージェフのフォアハンドのミス、ファーストサーブでのポイント、サービスエース、錦織のフォアハンドの深いショットでのポイント(30-30)、メドベージェフのダブルフォルトがあり、30-40と錦織にブレークポイントが来ます。
メドベージェフにフォアハンドのミスが出て、錦織がブレークバックに成功。
第6ゲーム、錦織のサービスエース、メドベージェフのバックハンドのミス、錦織のバックハンドのダウンザラインへのパッシングショットのウィナー(40-0)、メドベージェフのフォアハンドのリターンエース、錦織のバックハンドのミス、ラリー戦での錦織のフォアハンドの逆クロスへのウィナーがあり、錦織がキープ。
第7ゲーム、メドベージェフのダブルフォルト、錦織の厳しいコースへのリターンでのポイント(0-30)、メドベージェフのファーストサーブでのポイント、ロングラリーでの錦織のバックハンドのミス(30-30)、錦織のバックハンドのストレートへの深いショットでのポイントがあり、30-40と錦織にブレークポイントが来ます。
セカンドサーブに対して錦織がフォアハンドに回り込んで逆クロスへの強烈なリターンエースを決め、錦織がブレークに成功。
第8ゲーム、メドベージェフの深いリターンでのポイント、メドベージェフのリターンミス(メドベージェフがラケットを叩きつける)、ラリー戦でのメドベージェフのフォアハンドのミス、錦織のファーストサーブでのポイント(40-15)、サービスエースがあり、錦織がキープ。
第9ゲーム、メドベージェフのフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、錦織の甘くなったドロップショットに対するメドベージェフのパッシングショットのウィナー、ファーストサーブでのポイントがあり、40-0。
錦織のバックハンドのクロスへのリターンエースとフォアハンドのクロスへのリターンエース(40-30)、メドベージェフのバックハンドの深いショットでのポイントがあり、メドベージェフがキープ。
第10ゲーム、錦織のサービングフォーザセット。
錦織がネットダッシュを見せてのポイント、錦織のファーストサーブでのポイント、錦織のフォアハンドの逆クロスへのショットでのポイントがあり、40-0と錦織にセットポイントが来ます。
錦織の見事なバックハンドのクロスへのウィナーが決まり、錦織が第1セットを先取。
錦織 | 第1セット | メドベージェフ |
2 | サービスエース | 1 |
0 | ダブルフォルト | 2 |
55% (17/31) | ファーストサーブ確率 | 50% (16/32) |
76% (13/17) | 1st Serve Points Won | 63% (10/16) |
50% (7/14) | 2nd Serve Points Won | 44% (7/16) |
67% (2/3) | ブレーク / チャンス | 25% (1/4) |
65% (20/31) | Service Points Won | 53% (17/32) |
47% (15/32) | Return Points Won | 35% (11/31) |
56% (35/63) | Total Points Won | 44% (28/63) |
11 | Winner | 6 |
14 | Unforced error | 12 |
第2セット
第2セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ○ | ○ | – | – | – | 3 | ||||||
メドベージェフ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | – | – | – | 6 | |||
○:キープ、●:ブレーク |
メドベージェフのサービスで第2セット開始。
第1ゲーム、錦織のバックハンドのダウンザラインへのショットでのポイント、メドベージェフのファーストサーブでのポイント、フォアハンドのクロスへのショットでのポイント、ダブルフォルト(30-30)、メドベージェフのバックハンドのミスがあり、30-40と錦織にブレークポイントが来ます。
メドベージェフがファーストサーブでピンチを凌ぎ、デュースへ。
デュース1回目、メドベージェフのサービスエース、サーブアンドボレーのミス。
デュース2回目、メドベージェフにフォアハンドのミスが出て、錦織にブレークポイントが来ますが、メドベージェフがファーストサーブで凌ぎます。
デュース3回目、錦織が深いリターンでポイントを取り、錦織にブレークポイントが来ますが、錦織のリターンミス。
デュース4回目、メドベージェフのバックハンドのクロスへのショットでのポイント、フォアハンドの逆クロスへの深いショットでのポイントがあり、メドベージェフがキープ。
第2ゲーム、メドベージェフのフォアハンドのミス、錦織のボレーのウィナー、ファーストサーブでのポイント(40-0)、メドベージェフの厳しいコースへのリターンでのポイント、錦織のフォアハンドのストレートへのショットでのポイントがあり、錦織がキープ。
第3ゲーム、メドベージェフのファーストサーブでのポイント、バックハンドのミス、サービスエース、錦織のリターンミス(40-15)、メドベージェフのサービスエースがあり、メドベージェフがキープ。
ここでメドベージェフが突如コートを離れますが、40秒ほどで戻って来ます。
第4ゲーム、メドベージェフのボレーでのポイント、ラリー戦での錦織のフォアハンドのミス(0-30)、メドベージェフのリターンミス、ラリー戦での錦織のポイント、錦織のファーストサーブでのポイント(40-30。メドベージェフがラケットを叩きつける)、メドベージェフの深いリターンでのポイントがあり、デュースへ。
デュース1回目、ラリー戦でのメドベージェフのバックハンドのミス、錦織のフォアハンドの逆クロスへのショットでのポイントがあり、錦織がキープ。(メドベージェフがラケットを叩きつける)
第5ゲーム、メドベージェフのバックハンドのクロスへのウィナー(15-0)、錦織のバックハンドのクロスへのリターンエース、メドベージェフのバックハンドのミス、錦織の絶妙なロブショット&バックハンドのダウンザラインへのウィナーがあり(錦織こぶしを突き上げてのガッツポーズ)、15-40と錦織にブレークポイントが来ます。
メドベージェフのスマッシュのウィナー、メドベージェフの連続攻撃からのボレーのウィナーがあり、デュースへ。
デュース1回目、メドベージェフのセカンドサーブでのポイントとバックハンドのミス。
デュース2回目、錦織がフォアハンドのクロスへの深いショットでポイントを取り、錦織にブレークポイントが来ますが、メドベージェフがファーストサーブで凌ぎます。
デュース3回目、メドベージェフのボレーがサイドアウトとなり、錦織にブレークポイントが来ますが、錦織のリターンミス。
デュース4回目、ラリー戦からのメドベージェフのボレーのウィナー、サービスエースがあり、メドベージェフがキープ。
第6ゲーム、錦織のフォアハンドのストレートへのウィナー、メドベージェフのフォアハンドのミス(メドベージェフがラケットを叩きつける)、メドベージェフのバックハンドのミス(メドベージェフがラケットを叩きつける)、メドベージェフのフォアハンドのミスがあり、錦織がラブゲームでキープ。
第7ゲーム、錦織の甘いドロップショットからのメドベージェフのボレーでのポイント、メドベージェフのダブルフォルト、錦織のリターンミス(に近い)、メドベージェフのバックハンドのミス(30-30。メドベージェフがラケットを叩きつける)、錦織のフォアハンドのミス、ロングラリーでの錦織のバックハンドのダウンザラインへのショットでのポイントがあり、デュースへ。
デュース1回目、錦織のすばらしいコートカバーリング&ボレーのウィナーがあり、錦織にブレークポイントが来ますが、錦織のバックハンドのミス。
デュース2回目、メドベージェフのフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、錦織の深いリターンでのポイント。
デュース3回目、メドベージェフのバックハンドのクロスへの深いショットでのポイント、錦織のフォアハンドのミスがあり、メドベージェフがキープ。
※ここまでメドベージェフがラケットを叩きつけまくっていますが、警告は出ていません。
第8ゲーム、錦織のファーストサーブでのポイント、錦織のフォアハンドのストレートへのショットでのポイント(30-0)、メドベージェフのフォアハンドの深いショットでのポイントとバックハンドの深いショットでのポイント、ロングラリーでのメドベージェフのポイントがあり、30-40とメドベージェフにブレークポイントが来ます。
メドベージェフの見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まり、メドベージェフがブレークに成功。
第9ゲーム、メドベージェフのサービングフォーザセット。
メドベージェフのファーストサーブでの連続ポイント、ラリー戦でのメドベージェフのバックハンドのミス、サービスエースがあり、40-15とメドベージェフにセットポイントが来ます。
メドベージェフがファーストサーブでポイントを取り、メドベージェフが第2セットを取ります。
錦織 | 第2セット | メドベージェフ |
0 | サービスエース | 5 |
0 | ダブルフォルト | 2 |
65% (15/23) | ファーストサーブ確率 | 58% (29/50) |
73% (11/15) | 1st Serve Points Won | 69% (20/29) |
50% (4/8) | 2nd Serve Points Won | 52% (11/21) |
0% (0/8) | ブレーク / チャンス | 100% (1/1) |
65% (15/23) | Service Points Won | 62% (31/50) |
38% (19/50) | Return Points Won | 35% (8/23) |
47% (34/73) | Total Points Won | 53% (39/73) |
5 | Winner | 13 |
10 | Unforced error | 15 |
ファイナルセット
ファイナルセット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ○ | ● | ○ | ● | ● | – | – | – | – | 6 | ||
メドベージェフ | ○ | ● | – | – | – | – | 2 | ||||||
○:キープ、●:ブレーク |
錦織のサービスでファイナルセット開始。
第1ゲーム、錦織のフォアハンドの逆クロスへのショットでのポイント、メドベージェフのフォアハンドのミス、錦織の連続ダブルフォルト(30-30)、ファーストサーブでのポイント(40-30)、錦織のフォアハンドのミスがあり、デュースへ。
デュース1回目、錦織のフォアハンドのクロスへの威力のあるショットでのポイント、メドベージェフのフォアハンドのミスがあり、錦織がキープ。
第2ゲーム、錦織のバックハンドのミスとリターンミス、メドベージェフのサービスエース、ファーストサーブでのポイントがあり、メドベージェフがラブゲームでキープ。
第3ゲーム、錦織にとってアンラッキーなコードボールでのメドベージェフのポイント、錦織のバックハンドのミス(0-30)、メドベージェフのパッシングショットがわずかにアウト、錦織のサービスエース、錦織のバックハンドのダウンザラインへのショットからの見事なフォアハンドの逆クロスへのウィナー(40-30)、ラリー戦での錦織のポイントがあり、錦織がキープ。
第4ゲーム、メドベージェフのサービスエース、ダブルフォルト、錦織のフォアハンドの威力のあるリターンでのポイント、メドベージェフのフォアハンドのミスがあり、15-40と錦織にブレークポイントが来ます。
錦織が威力のあるリターンからの連続攻撃でポイントを取り、錦織がブレークに成功。(メドベージェフがラケットを叩きつける)
第5ゲーム、ラリー戦での錦織のポイント、メドベージェフのバックハンドのミス、メドベージェフのフォアハンドの逆クロスへのウィナー、錦織の見事なフォアハンドのクロスへのウィナー(40-15。錦織吠える)、錦織のファーストサーブでのポイントがあり、錦織がキープ。
第6ゲーム、フォアハンドのクロスラリーでの錦織のポイント、錦織の深いリターンでのポイント、錦織のリターンでのポイントがあり、0-40と錦織にブレークポイントが来ます。
メドベージェフのバックハンドのクロスへのウィナー、(プレー中にメドベージェフのポケットからボールが落ちてポイントのやり直しになった後)メドベージェフのフォアハンドのミスがあり、錦織がブレークに成功。
第7ゲーム、錦織のサービングフォーザチャンピオンシップ。
メドベージェフのバックハンドのクロスへのパッシングショットのウィナー、錦織のダブルフォルト、メドベージェフのグラウンドスマッシュでのポイントがあり、0-40とメドベージェフにブレークポイントが来ます。
メドベージェフがフォアハンドのダウンザラインへの強烈なショットでポイントを取り、メドベージェフがブレークを1つ返します。
第8ゲーム、メドベージェフのダブルフォルト、錦織のバックハンドの威力のあるリターンでのポイント、錦織の深いリターンでのポイントがあり、0-40と錦織にチャンピオンシップポイント(ブレークポイント)が来ます。
錦織のバックハンドのクロスへのパッシングショットのウィナーが決まり、錦織が勝利。
錦織 | ファイナルセット | メドベージェフ |
1 | サービスエース | 2 |
3 | ダブルフォルト | 2 |
52% (12/23) | ファーストサーブ確率 | 50% (9/18) |
58% (7/12) | 1st Serve Points Won | 44% (4/9) |
55% (6/11) | 2nd Serve Points Won | 22% (2/9) |
75% (3/4) | ブレーク / チャンス | 100% (1/1) |
57% (13/23) | Service Points Won | 33% (6/18) |
67% (12/18) | Return Points Won | 43% (10/23) |
61% (25/41) | Total Points Won | 39% (16/41) |
4 | Winner | 6 |
6 | Unforced error | 11 |
ハイライト動画
ブリスベン国際・決勝「錦織 vs メドベージェフ」のハイライト動画です。
試合振り返り・スタッツ
第1セット、第2ゲームで錦織のファーストサーブの入りが悪かったこともあり、メドベージェフが先にブレークに成功。
いきなりブレークをされる悪い立ち上がりとなってしまいましたが、錦織は動じることなく自分のテニスを続け、第5ゲームで錦織がブレークバックに成功。
第7ゲームも錦織がブレークをして第1セットを先取。
第2セット、錦織のリターンの良さ、ストロークの展開力とディフェンス力を前にメドベージェフのフラストレーションがどんどんたまって行く中、第1ゲームと第5ゲームと第7ゲームで錦織にブレークポイント(計8本)がありましたが、錦織はあと1本を決めきれません。
すると、第8ゲームで開き直ったメドベージェフがワンチャンスをモノにしてブレークに成功し、メドベージェフが第2セットを取ります。
ファイナルセット、錦織にとって危ない時間帯が第3ゲームまで続きましたが、錦織はここでしっかりと我慢をして再び流れを呼び込みます。
第4ゲームでメドベージェフのダブルフォルトとストロークのミスなどがあり、錦織がブレークに成功すると、第6ゲームも錦織がブレーク。
第7ゲームのサービングフォーザチャンピオンシップで優勝を決めきれませんでしたが、錦織が第8ゲームでブレークをして勝利。
錦織 | Match | メドベージェフ |
3 | サービスエース | 8 |
3 | ダブルフォルト | 6 |
57% (44/77) | ファーストサーブ確率 | 54% (54/100) |
70% (31/44) | 1st Serve Points Won | 63% (34/54) |
52% (17/33) | 2nd Serve Points Won | 43% (20/46) |
33% (5/15) | ブレーク / チャンス | 50% (3/6) |
62% (48/77) | Service Points Won | 54% (54/100) |
46% (46/100) | Return Points Won | 38% (29/77) |
53% (94/177) | Total Points Won | 47% (83/177) |
20 | Winner | 25 |
30 | Unforced error | 38 |
この試合のメドベージェフはファーストサーブの入りが悪く、粘り強さがある一方でストロークのミスも出るなど、前回対戦した楽天ジャパン・オープンの決勝の時と違って付け入る隙がありましたが(錦織のテニスがそうさせた感じもあります)、崩れそうで崩れないメンタルの強さも見せ、あらためて強い選手に成長しているなと感じました。
錦織の方は嫌な形で第2セットを落とし、ファイナルセットの第1ゲームでの錦織の連続ダブルフォルト(30-30)、第3ゲームのアンラッキーなコードボールでの被ポイントからのバックハンドのミス(0-30)の場面は一気に崩れてしまいそうな状況でしたが、よく踏みとどまったと思いますし、その後にギアを上げてメドベージェフに襲い掛かる勝負強さ・気迫はすごかったです。
欲を言えば(見る側のメンタル的にも)第2セットで勝負を決めて欲しかったところですが、とにかく久しぶりの錦織のツアー優勝が見れて本当にうれしいです。
錦織が次に出場する大会は!?
錦織圭が次に出場する大会は、1月14日から1月27日にメルボルン(オーストラリア)で開催されるグランドスラム「全豪オープン」。
2019年シーズン開幕戦で最高のスタートを切った錦織。
次の全豪オープン、その後の大会でもまたすばらしい活躍を見せて欲しいなと思います。
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