2019年10月6日から10月13日(2019年第41週)に上海(中国)で開催されるATPツアー・マスターズ1000「ロレックス上海マスターズ(上海マスターズ)」。
トップ30のロレックス上海マスターズ後の10月14日付のランキング試算を見ていきます。
2019年10月14日付のランキング試算
はじめに、2019年10月14日付のランキングについて、2018年のロレックス上海マスターズでのポイントが2019年10月14日に失効日を迎え、2019年の同大会でのポイントと入れ替わる形になります。
例外の選手については別途補足します。
2018年ロレックス上海マスターズの振り返り
まずはトップ30の2018年のロレックス上海マスターズの結果を簡単に振り返ります。
決勝で第2シードのジョコビッチが第13シードのチョリッチをセットカウント2-0(6-3、6-4)で破り、ロレックス上海マスターズ3年ぶり4回目の優勝を飾りました。
第1シードのフェデラーと第4シードのズベレフがベスト4。
第7シードのアンダーソン、第8シードの錦織、第11シードのエドマンド、エブデンがベスト8。
順位 | 選手名 | 10月7日 point |
2018年 上海 |
---|---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 10,365 | 優勝 |
2 | ナダル | 9,225 | – |
3 | フェデラー | 7,130 | ベスト4 |
4 | メドベージェフ | 4,965 | 2回戦 |
5 | ティーム | 4,915 | 2回戦 |
6 | ズベレフ | 4,185 | ベスト4 |
7 | チチパス | 3,630 | 3回戦 |
8 | 錦織 圭 | 3,040 | ベスト8 |
9 | ハチャノフ | 2,945 | 2回戦 |
10 | バウティスタ アグート | 2,575 | 3回戦 |
11 | モンフィス | 2,375 | 1回戦 |
12 | フォニーニ | 2,280 | – |
13 | ベレッティーニ | 2,221 | 予選2回戦 |
14 | ゴファン | 2,190 | – |
15 | チョリッチ | 2,130 | 準優勝 |
16 | シュワルツマン | 1,995 | 1回戦 |
17 | イズナー | 1,895 | – |
18 | アンダーソン | 1,780 | ベスト8 |
19 | オジェ アリアシム | 1,719 | – |
20 | ワウリンカ | 1,670 | 1回戦 |
21 | ペラ | 1,655 | – |
22 | プイユ | 1,600 | – |
23 | ペール | 1,553 | 2回戦 |
24 | デミノー | 1,520 | 3回戦 |
25 | チリッチ | 1,455 | 2回戦 |
26 | バシラシビリ | 1,440 | 2回戦 |
27 | ディミトロフ | 1,432 | – |
28 | キリオス | 1,405 | 1回戦 |
29 | フリッツ | 1,385 | 2回戦 |
30 | ラオニッチ | 1,360 | 1回戦 |
トップ30の基礎ポイント
トップ30の基礎ポイントを見ていきます。
順位 | 選手名 | 10月7日 point |
失効 point |
基礎 point |
---|---|---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 10,365 | 1,000 | 9,365 |
2 | ナダル | 9,225 | 0 | 9,225 |
3 | フェデラー | 7,130 | 360 | 6,770 |
4 | メドベージェフ | 4,965 | 45 | 4,920 |
5 | ティーム | 4,915 | 10 | 4,905 |
6 | ズベレフ | 4,185 | 360 | 3,825 |
7 | チチパス | 3,630 | 90 | 3,540 |
8 | 錦織 圭 | 3,040 | 180 | 2,860 |
9 | ハチャノフ | 2,945 | 45 | 2,900 |
10 | バウティスタ アグート | 2,575 | 90 | 2,485 |
11 | モンフィス | 2,375 | 10 | 2,365 |
12 | フォニーニ | 2,280 | 0 | 2,235* |
13 | ベレッティーニ | 2,221 | 16 | 2,205 |
14 | ゴファン | 2,190 | 0 | 2,190 |
15 | チョリッチ | 2,130 | 600 | 1,530 |
16 | シュワルツマン | 1,995 | 10 | 1,985 |
17 | イズナー | 1,895 | 0 | 1,895* |
18 | アンダーソン | 1,780 | 180 | 1,600 |
19 | オジェ アリアシム | 1,719 | 83* | 1,636 |
20 | ワウリンカ | 1,670 | 0 | 1,670 |
21 | ペラ | 1,655 | 0 | 1,610* |
22 | プイユ | 1,600 | 0 | 1,600 |
23 | ペール | 1,553 | 70 | 1,483 |
24 | デミノー | 1,520 | 90 | 1,430 |
25 | チリッチ | 1,455 | 10 | 1,445 |
26 | バシラシビリ | 1,440 | 45 | 1,395 |
27 | ディミトロフ | 1,432 | 0 | 1,432 |
28 | キリオス | 1,405 | 10 | 1,395 |
29 | フリッツ | 1,385 | 70 | 1,315 |
30 | ラオニッチ | 1,360 | 10 | 1,350 |
- 10月7日ポイント
- 失効ポイント
- 基礎ポイント
2019年10月7日付のATPランキングのポイント。
2019年10月14日に失効日を迎える2018年のロレックス上海マスターズのポイント。
※オジェ アリアシムはチャレンジャー大会のポイントが失効。
「基礎ポイント」=「10月7日ポイント」-「失効ポイント」
※フォニーニ、イズナー、ペラの基礎ポイントについて、2018年のロレックス上海マスターズに出場していないため(出場義務免除または義務なし)、現在ランキングの対象となっている大会のうちグランドスラムとマスターズを除いた最低ポイント(フォニーニ:45ポイント、イズナー:0ポイント、ペラ:45ポイント)の大会が対象外に繰り下がります。
この基礎ポイントに2019年のロレックス上海マスターズのポイントを加算すれば、次回発表される10月14日付のATPランキングと同じになります。
基礎ポイントの計算ミス(勘違い)が見つかった時は修正します。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 1,000 |
準優勝 | 600 |
準決勝 | 360 |
準々決勝 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
暫定ランキング
基礎ポイント順にランキングを並び替えます。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 9,365 |
2 | ナダル | 9,225 |
3 | フェデラー | 6,770 |
4 | メドベージェフ | 4,920 |
5 | ティーム | 4,905 |
6 | ズベレフ | 3,825 |
7 | チチパス | 3,540 |
8 | ハチャノフ | 2,900 |
9 | 錦織 圭 | 2,860 |
10 | バウティスタ アグート | 2,485 |
11 | モンフィス | 2,365 |
12 | フォニーニ | 2,235 |
13 | ベレッティーニ | 2,205 |
14 | ゴファン | 2,190 |
15 | シュワルツマン | 1,985 |
16 | イズナー | 1,895 |
17 | ワウリンカ | 1,670 |
18 | オジェ アリアシム | 1,636 |
19 | ペラ | 1,610 |
20 | プイユ | 1,600 |
21 | アンダーソン | 1,600 |
22 | チョリッチ | 1,530 |
23 | ペール | 1,483 |
24 | チリッチ | 1,445 |
25 | ディミトロフ | 1,432 |
26 | デミノー | 1,430 |
27 | バシラシビリ | 1,395 |
28 | キリオス | 1,395 |
29 | ラオニッチ | 1,350 |
30 | フリッツ | 1,315 |
<欠場者情報>
ナダル、錦織、アンダーソン、ワウリンカ、ラオニッチ、キリオス、ジェレ、デルポトロが欠場。
トップ10の状況を見て行きます。
1位~3位
暫定ポイントで1位ジョコビッチと2位ナダルとの差はわずか140ポイント。
1位を独走していたジョコビッチが全米オープンで4回戦敗退、2位のナダルが全米オープンを優勝したこともあり、ポイント差が一気に縮まりました。
そして、上海マスターズ以降の失効ポイントを見ると、パリ・マスターズで600、ATPファイナルズで1000の失効ポイントがあるジョコビッチに対し、ナダルは昨年怪我のため全米オープン後にシーズンを終えているため、ここからATPファイナルズまでの失効ポイントがなく、ナダルの1位返り咲きが視界に入って来ました。
ナダルが上海マスターズを欠場したため、上海マスターズ後のジョコビッチの1位は確定していますが、どちらが1位でシーズンを終えるのか注目です。
3位のフェデラーは1位争いから大きく離されている状況となっています。
4位~7位
北米ハードコートシーズンで大量にポイントを稼いだメドベージェフが一気に4位にまで上げ、このままグランドスラムやマスターズで第4シードを確保できれば、ビッグ3との対戦が準決勝以降となるので、より安定して好成績を残していきそうです。(あとはハードコート以外のサーフェスで結果を残せるかどうか…)
暫定4位メドベージェフと5位ティームとは15ポイント差しかなく、メドベージェフとティームの4位争いにも注目です。
暫定6位のズベレフは今シーズン伸び悩んでいることもあり、ATPファイナルズに出場できるかどうかギリギリの状況(現在レースランキング8位)ですが、この後ATPファイナルズでの失効ポイントが1300もあるので、何としてもATPファイナルズの出場権を手にしたいところです。
暫定7位のチチパスは全仏オープン後に調子を落としていましたが、前週のチャイナ・オープンで準優勝となり、ようやく復調の兆しが見えました。
チチパスのATPファイナルズへの出場はまだ確定していませんが、現在レースランキング6位で7位以下とは1000ポイント近くの差があるので、おそらく出場できると思いますが、ATPファイナルズに向けてさらに調子を上げて行って欲しいところです。
錦織のランキング
錦織は暫定で9位に下がります。
錦織は全米オープンで3回戦敗退、さらに右肘の怪我で楽天ジャパン・オープンと上海マスターズを欠場。
昨年大量に稼いでいたこの3大会でのポイントをほとんどディフェンドできなかったため、ランキングを落としてしまいましたが、右肘をしっかりと治して万全な状態でツアーに戻って来て欲しいなと思います。
10位争い
暫定10位のバウティスタ アグートからは混戦となっており、大会ごとにトップ10の入れ替わりが起きそうな状況です。
バウティスタ アグートは全米オープンでまさかの初戦敗退となってポイントを稼げませんでしたが、ATPファイナルズ初出場に向けて何とか結果を残していきたいところです。(現在レースランキング7位)
2019年 ロレックス上海マスターズの結果
2019年ロレックス上海マスターズの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介しているので、ランキングの経過については下記の記事をご覧ください。
・上海マスターズ「2回戦」の結果
・上海マスターズ「3回戦」の結果
・上海マスターズ「準々決勝」の結果
・上海マスターズ「準決勝」の結果
・上海マスターズ「決勝」の結果
※各ラウンドの結果については、記事をアップしたときにリンクを貼ります。
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