2019年8月26日から9月8日(2019年第35、36週)にニューヨーク(アメリカ)で開催されるグランドスラム「全米オープン(USオープン)」。
トップ30の全米オープン後の9月9日付のランキング試算を見ていきます。
2019年9月9日付のランキング試算
はじめに、2019年9月9日付のランキングについて、2018年の全米オープンでのポイントが2019年9月9日に失効日を迎え、2019年の同大会でのポイントと入れ替わる形になります。
2018年全米オープンの振り返り
まずはトップ30の2018年の全米オープンの結果を簡単に振り返ります。
決勝で第6シードのジョコビッチが第3シードのデルポトロをセットカウント3-0(6-3、7-6、6-3)で破り、全米オープン3年ぶり3回目の優勝を飾りました。
第1シードのナダルと第21シードの錦織がベスト4。
第7シードのチリッチ、第9シードのティーム、第11シードのイズナー、ミルマンがベスト8。
順位 | 選手名 | 8月26日 point |
2018年 全米オープン |
---|---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 11,685 | 優勝 |
2 | ナダル | 7,945 | ベスト4 |
3 | フェデラー | 6,950 | 4回戦 |
4 | ティーム | 4,925 | ベスト8 |
5 | メドベージェフ | 4,125 | 3回戦 |
6 | ズベレフ | 4,005 | 3回戦 |
7 | 錦織 圭 | 4,005 | ベスト4 |
8 | チチパス | 3,455 | 2回戦 |
9 | ハチャノフ | 2,890 | 3回戦 |
10 | バウティスタ アグート | 2,575 | 1回戦 |
11 | フォニーニ | 2,510 | 2回戦 |
12 | チョリッチ | 2,160 | 4回戦 |
13 | モンフィス | 2,140 | 2回戦 |
14 | イズナー | 2,075 | ベスト8 |
15 | ゴファン | 2,055 | 4回戦 |
16 | デルポトロ | 2,050 | 準優勝 |
17 | アンダーソン | 2,050 | 4回戦 |
18 | バシラシビリ | 1,985 | 4回戦 |
19 | オジェ アリアシム | 1,750 | 1回戦 |
20 | ペラ | 1,735 | 3回戦 |
21 | シュワルツマン | 1,725 | 3回戦 |
22 | ラオニッチ | 1,630 | 4回戦 |
23 | チリッチ | 1,590 | ベスト8 |
24 | ワウリンカ | 1,535 | 3回戦 |
25 | ベレッティーニ | 1,535 | 1回戦 |
26 | ペール | 1,508 | 2回戦 |
27 | プイユ | 1,475 | 3回戦 |
28 | フリッツ | 1,465 | 3回戦 |
29 | ラヨビッチ | 1,441 | 3回戦 |
30 | キリオス | 1,430 | 3回戦 |
トップ30の基礎ポイント
トップ30の基礎ポイントを見ていきます。
順位 | 選手名 | 8月26日 point |
失効 point |
基礎 point |
---|---|---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 11,685 | 2,000 | 9,685 |
2 | ナダル | 7,945 | 720 | 7,225 |
3 | フェデラー | 6,950 | 180 | 6,770 |
4 | ティーム | 4,925 | 360 | 4,565 |
5 | メドベージェフ | 4,125 | 90 | 4,035 |
6 | ズベレフ | 4,005 | 90 | 3,915 |
7 | 錦織 圭 | 4,005 | 720 | 3,285 |
8 | チチパス | 3,455 | 45 | 3,410 |
9 | ハチャノフ | 2,890 | 90 | 2,800 |
10 | バウティスタ アグート | 2,575 | 10 | 2,565 |
11 | フォニーニ | 2,510 | 45 | 2,465 |
12 | チョリッチ | 2,160 | 180 | 1,980 |
13 | モンフィス | 2,140 | 45 | 2,095 |
14 | イズナー | 2,075 | 360 | 1,715 |
15 | ゴファン | 2,055 | 180 | 1,875 |
16 | デルポトロ | 2,050 | 1,200 | 850 |
17 | アンダーソン | 2,050 | 180 | 1,870 |
18 | バシラシビリ | 1,985 | 180 | 1,805 |
19 | オジェ アリアシム | 1,750 | 35 | 1,715 |
20 | ペラ | 1,735 | 90 | 1,645 |
21 | シュワルツマン | 1,725 | 90 | 1,635 |
22 | ラオニッチ | 1,630 | 180 | 1,450 |
23 | チリッチ | 1,590 | 360 | 1,230 |
24 | ワウリンカ | 1,535 | 90 | 1,445 |
25 | ベレッティーニ | 1,535 | 10 | 1,525 |
26 | ペール | 1,508 | 45 | 1,463 |
27 | プイユ | 1,475 | 90 | 1,385 |
28 | フリッツ | 1,465 | 90 | 1,375 |
29 | ラヨビッチ | 1,441 | 90 | 1,351 |
30 | キリオス | 1,430 | 90 | 1,340 |
- 8月26日ポイント
- 失効ポイント
- 基礎ポイント
2019年8月26日付のATPランキングのポイント。
2019年9月9日に失効日を迎える2018年の全米オープンのポイント。
「基礎ポイント」=「8月26日ポイント」-「失効ポイント」
この基礎ポイントに2019年の全米オープンのポイントを加算すれば、次回発表される9月9日付のATPランキングと同じになります。
基礎ポイントの計算ミス(勘違い)が見つかった時は修正します。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 2,000 |
準優勝 | 1,200 |
準決勝 | 720 |
準々決勝 | 360 |
4回戦 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
暫定ランキング
基礎ポイント順にランキングを並び替えます。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 9,685 |
2 | ナダル | 7,225 |
3 | フェデラー | 6,770 |
4 | ティーム | 4,565 |
5 | メドベージェフ | 4,035 |
6 | ズベレフ | 3,915 |
7 | チチパス | 3,410 |
8 | 錦織 圭 | 3,285 |
9 | ハチャノフ | 2,800 |
10 | バウティスタ アグート | 2,565 |
11 | フォニーニ | 2,465 |
12 | モンフィス | 2,095 |
13 | チョリッチ | 1,980 |
14 | ゴファン | 1,875 |
15 | アンダーソン | 1,870 |
16 | バシラシビリ | 1,805 |
17 | イズナー | 1,715 |
18 | オジェ アリアシム | 1,715 |
19 | ペラ | 1,645 |
20 | シュワルツマン | 1,635 |
21 | ベレッティーニ | 1,525 |
22 | ペール | 1,463 |
23 | ラオニッチ | 1,450 |
24 | ワウリンカ | 1,445 |
25 | プイユ | 1,385 |
26 | フリッツ | 1,375 |
27 | ラヨビッチ | 1,351 |
28 | キリオス | 1,340 |
29 | エドマンド | 1,315 |
30 | ガリン | 1,254 |
<欠場者情報>
デルポトロ、マクドナルドが欠場。
出場予定だったアンダーソン、ラオニッチは棄権となりました。
トップ10の状況を見て行きます。
1位~3位
8月26日付の世界ランキングと変わらず、ジョコビッチの1位は確定。
フェデラーが2位に上がるには最低でも準決勝進出が必要になります。(フェデラー準決勝進出かつナダル4回戦以下で敗退の場合、フェデラーの2位が確定)
フェデラーは優勝すれば自力での2位が確定しますが、ナダルの決勝進出が固そうなドローのため、準決勝でジョコビッチ、決勝でナダルを倒して優勝すれば…という状況です。
4位~6位
1か月前にトップ10入りしたばかりのメドベージェフは、全米オープンの前哨戦のマスターズ2連戦で1600ポイントを獲得(準優勝+優勝)して5位にまで一気にランキングを上げてきました。
暫定4位のティームとは530ポイント差で、全米オープンの結果次第ではメドベージェフの4位の可能性もありますが、メドベージェフにとっては準々決勝のジョコビッチ戦が大きな山となります。
そして、今シーズン伸び悩んでいる暫定6位のズベレフですが、今シーズン最後のグランドスラムで好成績を残して浮上のきっかけをつかみたいところです。(準々決勝のナダル戦までは勝ち進んで欲しいです)
錦織のランキング
昨年ベスト4の錦織は暫定で8位に下がります。
錦織は前哨戦のマスターズ2連戦でどちらも初戦敗退となり、この2大会でまったくポイントを稼げなかったのが痛かったです。
全米オープンに向けては錦織の右肘の痛みと体調不良(呼吸がしづらい状態)が気になりますが、なぜか結果が出ていない奇数年(最高成績1回戦)でまずは初戦を突破して、悪い流れ(イメージ)を断ち切って欲しいです。
10位争いなど
今シーズン、31歳にてキャリアハイの成績を残してきている暫定10位のバウティスタ アグート。
ビッグ3のいないティーム山に入り、好調を維持できていれば準々決勝または準決勝まで勝ち進みそうではありますが、トップ10の足固めができるのか注目です。(ウィンブルドンではビッグ3のいないアンダーソン山に入ってベスト4でした)
そして、デルポトロ、アンダーソン、ラオニッチは今シーズン怪我に悩まされ続け、残念ながら全米オープンも欠場となってしまいましたが、しっかりと怪我を治してまた元気な姿を見せて欲しいです。(ちなみにデルポトロは暫定67位あたりまで落ちます。)
2019年 全米オープンの結果
2019年全米オープンの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介しているので、ランキングの経過については下記の記事をご覧ください。
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