2018年1月15日~28日(2018年第3~4週)にメルボルン(オーストラリア)で開催のグランドスラム「全豪オープン」の3回戦の結果、3回戦後の暫定ランキング、放送予定を見ていきます。
2回戦までで第7シードのゴファン選手や第8シードのソック選手など12名のシード選手が姿を消しましたが、3回戦からシード選手同士の対戦が始まります。
2018年 全豪オープン3回戦の結果
全豪オープンの結果について、試合結果が分かり次第、適宜更新していきます。
<日程>
・1月19日(金):3回戦 トップハーフ
・1月20日(土):3回戦 ボトムハーフ
デイセッション :9時~ (現地時間11時~)
ナイトセッション:17時~(現地時間19時~)
※()内の世界ランキングは、2018年1月15日付のランキングです。
3回戦(トップハーフ・ナダル山)
[1] ラファエル・ナダル (1位) | 3 | 6 | 6 | 6 | ||
[28] ダミール・ズムル (30位) | 0 | 1 | 3 | 1 | ||
[24] ディエゴ・シュワルツマン (26位) | 3 | 61 | 6 | 6 | 6 | |
アレクサンドル・ドルゴポロフ (37位) | 1 | 77 | 2 | 3 | 3 | |
[10] パブロ・カレーニョ ブスタ (11位) | 3 | 77 | 4 | 7 | 7 | |
[23] ジレ・ミュラー (28位) | 1 | 64 | 6 | 5 | 5 | |
ライアン・ハリソン (45位) | 0 | 64 | 3 | 64 | ||
[6] マリン・チリッチ (6位) | 3 | 77 | 6 | 77 | ||
第1シードのナダル選手が第28シードのズルム選手を6-1、6-3、6-1のストレートで破り、1回戦と2回戦に続きシード相手の3回戦でも完勝し、4回戦進出を決めました。
ナダル選手は2017年シーズンでは頑張りすぎて終盤に膝が悲鳴を上げてしまい、怪我の回復具合が心配されましたが、今のところ状態はよさそうです。
第6シードのチリッチ選手、第10シードのカレーニョブスタ選手、第24シードのシュワルツマン選手が4回戦進出を決め、ナダル山では大きな波乱もなく上位のシード勢が順当な勝ち上がりを見せています。
3回戦(トップハーフ・ディミトロフ山)
[3] グリゴール・ディミトロフ (3位) | 3 | 6 | 4 | 6 | 6 | |
[30] アンドレイ・ルブレフ (32位) | 1 | 3 | 6 | 4 | 4 | |
[17] ニック・キリオス (17位) | 3 | 77 | 4 | 78 | 77 | |
[15] ジョーウィルフリード・ツォンガ (15位) | 1 | 65 | 6 | 66 | 65 | |
カイル・エドマンド (49位) | 3 | 77 | 3 | 4 | 6 | 7 |
ニコロズ・バシラシビリ (61位) | 2 | 60 | 6 | 6 | 0 | 5 |
アンドレアス・セッピ (76位) | 3 | 6 | 77 | 63 | 65 | 9 |
イボ・カロビッチ (89位) | 2 | 3 | 64 | 77 | 77 | 7 |
2回戦で大苦戦して辛勝だった第3シードのディミトロフ選手は、3回戦も怖いもの知らずで挑んでくる若手の第30シードのルブレフ選手との対戦となりましたが、6-3、4-6、6-4、6-4のセットカウント3-1で破り、4回戦進出を決めました。
地元オーストラリアの第17シードのキリオス選手が第15シードのツォンガ選手を7-6、4-6、7-6、7-6のセットカウント3-1で破り、4回戦進出を決めました。
次の4回戦「ディミトロフ vs キリオス」の試合は、どういった展開になるのか非常に楽しみです。
そして、シード勢がいなくなったブロックではノーシードのエドマンド選手とセッピ選手が4回戦進出を決め、次は両選手にとってグランドスラム初の準々決勝進出のかかった大一番となります。
3回戦(ボトムハーフ・A.ズベレフ山)
[5] ドミニク・ティエム (5位) | 3 | 6 | 6 | 7 | ||
[26] アドリアン・マナリノ (27位) | 0 | 4 | 2 | 5 | ||
マクシミリアン ・マーテラー (94位) | 1 | 7 | 3 | 5 | 65 | |
テニーズ・サンドグレン (97位) | 3 | 5 | 6 | 7 | 77 | |
[14] ノバク・ジョコビッチ (14位) | 3 | 6 | 6 | 6 | ||
[21] アルベルト・ラモス ビノラス (22位) | 0 | 2 | 3 | 3 | ||
チョン・ヒョン (58位) | 3 | 5 | 77 | 2 | 6 | 6 |
[4] アレクサンダー・ズベレフ (4位) | 2 | 7 | 63 | 6 | 3 | 0 |
第4シードのA.ズベレフ選手はチョン選手に7-5、6-7、6-2、3-6、0-6のフルセットの末に敗れ、3回戦で敗退となりました。
ファイナルセットまでもつれる展開となりましたが、ファイナルセットの第1ゲームでA.ズベレフ選手は0-30から連続でダブルフォルトをしてしまい、チョン選手がいきなりブレイクに成功。
そして、ストロークの安定感が抜群のチョン選手を攻略できずにストレスが溜まる一方のA.ズベレフ選手は、第3ゲームでもブレイクを許してしまい、怒りが爆発してラケットを破壊。
気持ちが切れてしまったA.ズベレフ選手はベーグルを焼かれ、ネクストジェネレーション対決はすばらしいプレーを見せたチョン選手が勝利。
A.ズベレフ選手は2017年シーズンにマスターズを2回優勝するなど3セットマッチで強さを見せる一方、5セットマッチのグランドスラムでは結果が残せない課題がありましたが、2018年最初のグランドスラムの全豪オープンでも早々に姿を消す結果となりました。
今回対戦したチョン選手はランキング58位ですが、A.ズベレフ選手はグランドスラムでトップ50以内の選手に勝ったことがないくらい結果が出ていません。
第5シードのティエム選手が第26シードのマナリノ選手を6-4、6-2、7-5のストレートで破り、4回戦進出を決めました。
堅いディフェンスを誇るマナリノ選手相手にティエム選手は苦戦するかなと予想していましたが、完勝の内容でした。
第14シードのジョコビッチ選手が第21シードのラモスビノラス選手を6-2、6-3、6-3のストレートで破り、4回戦進出を決めました。
アメリカのサンドグレン選手がマーテラー選手を破り、4回戦進出を決めました。
3回戦(ボトムハーフ・フェデラー山)
ジュリアン・ベネトー (59位) | 2 | 6 | 2 | 1 | 6 | 3 |
[25] ファビオ・フォニーニ (25位) | 3 | 3 | 6 | 6 | 4 | 6 |
[19] トマーシュ・ベルディヒ (20位) | 3 | 6 | 6 | 6 | ||
[12] フアン マルティン・デルポトロ (10位) | 0 | 3 | 3 | 2 | ||
マートン・フクソービッチ (80位) | 3 | 6 | 6 | 6 | ||
ニコラス・キッカー (93位) | 0 | 3 | 3 | 2 | ||
[29] リシャール・ガスケ (31位) | 0 | 2 | 5 | 4 | ||
[2] ロジャー・フェデラー (2位) | 3 | 6 | 7 | 6 | ||
第2シードのフェデラー選手が第29シードのガスケ選手を6-2、7-5、6-4のストレートで破り、4回戦進出を決めました。
第19シードのベルディヒ選手が第12シードのデルポトロ選手を6-3、6-3、6-2のストレートで破り、4回戦進出を決めました。
デルポトロ選手は前哨戦で調子が良さそうだったので期待していましたが、あっさりと負けてしまいました。
ベルディヒ選手は2017年こそフェデラー選手と3回戦であたる不運がありましたが、2011年から2016年まで準々決勝以上の成績を残している全豪オープンとの相性がよく、この勢いのまま今大会でも活躍を期待したいところです。
第25シードのフォニーニ選手がベネトー選手を3-6、6-2、6-1、4-6、6-3のフルセットの末に破り、4回戦進出を決めました。
ハンガリーのフクソービッチ選手がキッカー選手を破り、4回戦進出を決めました。
ドロー表(ベスト32)
3回戦後の暫定ランキング(トップ30)
全豪オープンの3回戦終了時点での暫定ランキングです。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
round | result | 獲得 point |
3R後 point |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ナダル | 9,400 | 3回戦 | ○ | 180 | 9,580 |
2 | フェデラー | 7,605 | 3回戦 | ○ | 180 | 7,785 |
3 | A.ズベレフ | 4,520 | 3回戦 | × | 90 | 4,610 |
4 | ディミトロフ | 4,270 | 3回戦 | ○ | 180 | 4,450 |
5 | ティエム | 3,880 | 3回戦 | ○ | 180 | 4,060 |
6 | チリッチ | 3,760 | 3回戦 | ○ | 180 | 3,940 |
7 | ゴファン | 3,415 | 2回戦 | × | 45 | 3,460 |
8 | ソック | 2,870 | 1回戦 | × | 10 | 2,880 |
9 | デルポトロ | 2,725 | 3回戦 | × | 90 | 2,815 |
10 | C ブスタ | 2,525 | 3回戦 | ○ | 180 | 2,705 |
11 | アンダーソン | 2,610 | 1回戦 | × | 10 | 2,620 |
12 | クエリー | 2,445 | 2回戦 | × | 45 | 2,490 |
13 | ジョコビッチ | 2,290 | 3回戦 | ○ | 180 | 2,470 |
14 | キリオス | 2,215 | 3回戦 | ○ | 180 | 2,395 |
15 | ワウリンカ | 2,340 | 2回戦 | × | 45 | 2,385 |
16 | プイユ | 2,225 | 1回戦 | × | 10 | 2,235 |
17 | イズナー | 2,220 | 1回戦 | × | 10 | 2,230 |
18 | ベルディヒ | 1,960 | 3回戦 | ○ | 180 | 2,140 |
19 | ツォンガ | 1,960 | 3回戦 | × | 90 | 2,050 |
20 | マレー | 1,960 | 欠場 | – | 0 | 1,960 |
21 | R ビノラス | 1,835 | 3回戦 | × | 90 | 1,925 |
22 | フォニーニ | 1,670 | 3回戦 | ○ | 180 | 1,850 |
23 | B アグート | 1,835 | 1回戦 | × | 10 | 1,845 |
24 | シュワルツマン | 1,630 | 3回戦 | ○ | 180 | 1,810 |
25 | マナリノ | 1,615 | 3回戦 | × | 90 | 1,705 |
26 | 錦織 圭 | 1,555 | 欠場 | – | 0 | 1,555 |
27 | ミュラー | 1,445 | 3回戦 | × | 90 | 1,535 |
28 | ズムル | 1,381 | 3回戦 | × | 90 | 1,471 |
29 | ラオニッチ | 1,390 | 1回戦 | × | 10 | 1,400 |
30 | クエバス | 1,335 | 2回戦 | × | 45 | 1,380 |
※基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2018年1月・全豪オープン後)』をご覧ください。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 2,000 |
準優勝 | 1,200 |
準決勝 | 720 |
準々決勝 | 360 |
4回戦 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
放送予定
WOWOW、NHKでの放送が予定されています。
WOWOW
WOWOWでは、1回戦から決勝までを連日生中継で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
1月19日(金) | 3回戦 | 8:55~, 16:50~ |
1月20日(土) | 3回戦 | 8:55~, 16:50~ |
NHK(地上波)
NHKでは、1回戦から決勝までを深夜に録画で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
1月19日(金) | 3回戦 | 24:10~(26:20) |
1月20日(土) | ハイライト | 23:35~(24:00) |
3回戦 | 24:05~(26:20) |
・1月19日(金)の対戦カードは女子「コスチュク vs スビトリナ」
・1月20日(土)の対戦カードは女子「大坂 vs バーティ」
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