2018年6月18日から6月24日(2018年第25週)にハレ(ドイツ)で開催されるATP500「ゲリー・ウェバー・オープン」。
錦織圭の1回戦の対戦相手は、世界ランキング159位のマティアス・バッヒンガー(31歳・ドイツ)。
錦織とバッヒンガーのプレイヤー情報、1回戦の試合結果とスタッツを見ていきます。
プレイヤー情報(1回戦)
ツアー本戦では初対戦となります。
チャレンジャー大会で1回対戦があり、錦織の1勝、バッヒンガーの0勝。
過去1回の対戦は2018年のチャレンジャー大会・ダラス(室内ハード)の2回戦で、錦織がセットカウント2-1(4-6、6-4、6-4)で勝利しています。
※2018年6月18日時点(試合前)
錦織 圭 | バッヒンガー | |
0 勝 | 対戦成績 | 0 勝 |
27位 (4位) | 最新ランキング (最高) | 159位 (85位) |
日本 | 国籍 | ドイツ |
28歳 | 年齢 | 31歳 |
1989年12月29日 | 生年月日 | 1987年4月2日 |
178cm / 75kg | 身長 / 体重 | 188cm / 82kg |
右 / 両手 | 利き手 / バック | 右 / 両手 |
2007年 | プロ転向 | 2005年 |
15勝8敗 | 2018年成績 | 1勝2敗 |
0回 | 2018年優勝回数 | 0回 |
346勝163敗 | 通算成績 | 24勝48敗 |
11回 | 通算優勝回数 | 0回 |
1回戦「錦織 vs バッヒンガー」の結果
試合日:現地時間 6月18日(月)
[7] 錦織 圭 (27位) | 2 | 6 | 77 | |
マティアス・バッヒンガー (159位) | 0 | 3 | 63 | |
試合時間:1時間22分 |
---|
第7シードの錦織圭(28歳・日本)がマティアス・バッヒンガー(31歳・ドイツ)を6-3、7-6のストレートで破り、2回戦進出を決めました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第1セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | – | – | – | 6 | |||
バッヒンガー | ○ | ○ | ○ | – | – | – | 3 | ||||||
○:キープ、●:ブレーク |
錦織のサービスで試合開始。
第1ゲーム、40-0からバッヒンガーの早い仕掛けや錦織のミスなどがあり、デュースまで行きますが、デュース1回目で錦織がキープ。
第2ゲーム、錦織のリターンエース、バッヒンガーのサービスエース、錦織がリターンから先に攻撃を仕掛けてのポイント、錦織のパッシングショットが決まり、15-40と錦織にブレークポイントが来ますが、バッヒンガーが凌いで、デュースへ。
デュース1回目でバッヒンガーがキープ。
第3ゲーム、錦織のフォアハンドのウィナー、フォアハンドのドライブボレー、ファーストサーブでのポイント、サービスエースが決まり、錦織がラブゲームでキープ。
第4ゲーム、バッヒンガーのダブルフォルト2本、錦織のリターンでのポイントなどがあり、15-40と錦織にブレークポイントが来ます。
バッヒンガーが1本凌ぎますが、錦織がリターンから先に攻撃を仕掛けてポイントを取り、錦織がブレークに成功。
第5ゲーム、錦織の見事なバックハンドのショートアングルへのウィナーなどがあり、錦織がキープ。
第6ゲーム、バッヒンガーがラブゲームでキープ。
第7ゲーム、錦織のサービスエースなどがあり、錦織がラブゲームでキープ。
第8ゲーム、バッヒンガーがキープ。
第9ゲーム、錦織のサービングフォーザセット。
40-0と錦織にセットポイントが来ると、錦織のフォアハンドの威力のあるショットに対してバッヒンガーのバックハンドがネットにかかり、錦織が第1セットを先取。
錦織 | 第1セット | バッヒンガー |
2 | サービスエース | 2 |
0 | ダブルフォルト | 2 |
62%(16/26) | ファーストサーブ確率 | 57%(13/23) |
69%(11/16) | 1st Serve Points Won | 85%(11/13) |
100%(10/10) | 2nd Serve Points Won | 40%(4/10) |
25%(1/4) | ブレイク / チャンス | 0%(0/0) |
4/4 | ネットポイント | 2/5 |
59%(29/49) | Total Points Won | 41%(20/49) |
14 | Winner 合計 | 9 |
6 | フォアハンド | 1 |
2 | バックハンド | 1 |
6 | サーブ | 7 |
6 | Unforced error 合計 | 9 |
3 | フォアハンド | 3 |
3 | バックハンド | 4 |
0 | サーブ | 2 |
[スタッツ用語の補足]
・1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・Total Points Won:取得した全ポイント。
第2セット
第2セット | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | T | ||
錦織 | ○ | ● | ● | ○ | ○ | ○ | 7 | 7 | ||||||
バッヒンガー | ○ | ● | ○ | ● | ○ | ○ | 3 | 6 | ||||||
○:キープ、●:ブレーク、T:タイブレーク |
バッヒンガーのサービスで第2セット開始。
第1ゲーム、バッヒンガーのサーブアンドボレー、サービスエースなどがあり、バッヒンガーがキープ。
第2ゲーム、錦織がキープ。
第3ゲーム、バッヒンガーのボレーミス、錦織のすばらしいボレーからのスマッシュ、サービスダッシュを見せたバッヒンガーの足元に沈める錦織のリターンでのポイントなどがあり、15-40と錦織にブレークポイントが来ます。
錦織のフォアハンドの鋭いアングルへのリターンエースが決まり、錦織がブレークに成功。
第4ゲーム、バッヒンガーの見事なドロップショット、ストローク戦でバッヒンガーが打ち勝ってのポイント、錦織のフォアハンドのミスなどがあり、15-40とバッヒンガーにブレークポイントが来ます。
バッヒンガーがリターンから攻めてポイントを取り、バッヒンガーがブレークバックに成功。
第5ゲーム、15-0から錦織のパッシングショットでの連続ポイント、錦織がリターンから攻めてのフォアハンドのウィナーが決まり、15-40と錦織にブレークポイントが来ます。
錦織のパッシングショットが決まり、錦織がブレークに成功。
第6ゲーム、錦織にフォアハンドのミスが出た後(0-15)、錦織のバックハンドのダウンザラインへのウィナー、ファーストサーブでの連続ポイント、ファーストサーブからのフォアハンドのウィナーが決まり、錦織がしっかりとキープ。
第7ゲーム、錦織の連続リターンエースで0-30と錦織がポイントを先行した後、バッヒンガーが3連続でポイントを取りますが(40-30)、錦織がリターンでポイントを取って、デュースへ。
デュース1回目でバッヒンガーがキープ。
第8ゲーム、バッヒンガーの深いリターンでのポイント、錦織のダブルフォルト、錦織のフォアハンドのスライスのミスがあり、0-40とバッヒンガーにブレークポイントが来ます。
バッヒンガーのリターンエースが決まり、バッヒンガーがラブゲームでブレークバックに成功。
第9ゲーム、バッヒンガーがキープ。
第10ゲーム、錦織がキープ。
第11ゲーム、30-15から錦織のパッシングショット、バッヒンガーのすばらしいボレー、錦織のリターンエースが決まり、デュースへ。
デュース2回目、バッヒンガーにバックハンドのミスが出て、錦織にブレークポイントが来ますが、バッヒンガーがサービスエースで凌ぎます。
デュース3回目でバッヒンガーがキープ。
第12ゲーム、錦織がキープ。
タイブレーク(錦織 – バッヒンガー)
バッヒンガーのサービス
1:バッヒンガーのサーブアンドボレー(0-1)
錦織のサービス
2:バッヒンガーのもったいないフォアハンドのミス(1-1)
3:ボディを狙った錦織のセカンドサーブでのポイント(2-1)
バッヒンガーのサービス
4:錦織の深いリターンに対してバッヒンガーのバックハンドがネットにかかり、錦織がミニブレーク(3-1)
5:錦織の見事なバックハンドのダウンザラインへのパッシングショットが決まり、錦織がミニブレーク(4-1)
錦織のサービス
6:錦織にフォアハンドのミスが出て、バッヒンガーがミニブレーク(4-2)
7:錦織のサービスエース(5-2)
バッヒンガーのサービス
8:錦織のパッシングショットが決まり、錦織がミニブレーク(6-2)
9:決めに行った錦織のリターンがアウト(6-3)
錦織のサービス
10:錦織のドロップショットが甘くなりましたが、バッヒンガーの返しのショットがアウトとなり、錦織が勝利(7-3)
錦織 | 第2セット | バッヒンガー |
1 | サービスエース | 4 |
1 | ダブルフォルト | 0 |
51%(18/35) | ファーストサーブ確率 | 70%(32/46) |
67%(12/18) | 1st Serve Points Won | 56%(18/32) |
53%(9/17) | 2nd Serve Points Won | 43%(6/14) |
67%(2/3) | ブレイク / チャンス | 100%(2/2) |
53%(43/81) | Total Points Won | 47%(38/81) |
※試合後の映像でネットポイント、ウィナー、アンフォーストエラーのスタッツが表示されなかったため、それ以外のスタッツとなります。
試合振り返り・スタッツ
この試合、錦織のフットフォルトが3回もありました。(体重をのせた時にわずかに芝で滑っているのかな?)
第2セットでブレークをされた第8ゲームのファーストポイントでもフットフォルトをしていましたが、試合の流れが悪くするきっかけにもなりかねないので、気を付けたいところです。(何か錦織も意地になってギリギリにポジションを取っていた感じも…)
また、セカンドサーブでのポイント取得率は非常に高かったものの、第2セットの終盤はファーストサーブがほとんど入っておらず、芝ということでスピードを落として確率を重視してもいいかなという感じもしますが、サーブに関しては2回戦までにしっかりと修正してくれるのではないかと思います。
錦織 | Match | バッヒンガー |
3 | サービスエース | 6 |
1 | ダブルフォルト | 2 |
56%(34/61) | ファーストサーブ確率 | 65%(45/69) |
68%(23/34) | 1st Serve Points Won | 64%(29/45) |
70%(19/27) | 2nd Serve Points Won | 42%(10/24) |
43%(3/7) | ブレイク / チャンス | 100%(2/2) |
55%(72/130) | Total Points Won | 45%(58/130) |
※試合後の映像でネットポイント、ウィナー、アンフォーストエラーのスタッツが表示されなかったため、それ以外のスタッツとなります。
錦織の2回戦の対戦相手は!?
錦織圭のゲリー・ウェバー・オープンの2回戦の対戦相手は、世界ランキング36位のカレン・ハチャノフ(22歳・ロシア)。
過去の対戦成績は、錦織の1勝、ハチャノフの1勝。
直近の対戦は2017年のゲリー・ウェバー・オープン(芝)の2回戦で、錦織が第1セット途中で左臀部(でんぶ)を痛めて棄権をし、ハチャノフが勝利しています。
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