【全仏OP】3回戦「錦織 vs シモン」の結果(2018年)


2018年5月27日から6月10日(2018年第22、23週)にパリ(フランス)で開催されるグランドスラム「全仏オープン(ローラン・ギャロス)」。

錦織圭の3回戦の対戦相手は、世界ランキング65位のジル・シモン(33歳・フランス)。

錦織とシモンのプレイヤー情報、3回戦の試合結果とスタッツを見ていきます。

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プレイヤー情報(3回戦)

過去に対戦はなく、初対戦となります。

※2018年6月1日時点(試合前)

錦織 圭 シモン
0 勝 対戦成績 0 勝
21位 (4位) 最新ランキング (最高) 65位 (6位)
日本 国籍 フランス
28歳 年齢 33歳
1989年12月29日 生年月日 1984年12月27日
178cm / 75kg 身長 / 体重 183cm / 70kg
右 / 両手 利き手 / バック 右 / 両手
2007年 プロ転向 2002年
14勝7敗 2018年成績 18勝11敗
0回 2018年優勝回数 1回
345勝162敗 通算成績 439勝318敗
11回 通算優勝回数 13回

3回戦「錦織 vs シモン」の結果

試合日:現地時間 6月1日(金)

全仏オープン 3回戦(クレー)
[19] 錦織 圭 (21位) 3 6 6 6
ジル・シモン (65位) 0 3 1 3
試合時間:2時間1分

第19シードの錦織圭(28歳・日本)がジル・シモン(33歳・フランス)を6-3、6-1、6-3のストレートで破り、4回戦進出を決めました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

第1セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
錦織 6
シモン 3
○:キープ、●:ブレーク

錦織のサービスで試合開始。

第1ゲーム、錦織のサービスエースやフォアハンドのウィナーなどがあり、錦織がキープ。

第2ゲーム、30-15から錦織がリターンから先に攻撃を仕掛けてのバックハンドのウィナー、錦織のフォアハンドの逆クロスへのウィナーがあり、30-40と錦織にブレークポイントが来ますが、シモンが凌いでデュースへ。

デュース1回目、錦織がすばらしい攻めの展開を見せてポイントを取り、錦織にブレークポイントが来ますが、シモンがファーストサーブで凌ぎます。

デュース2回目、ロングラリーでシモンが先にミスをして、錦織にブレークポイントが来ますが、錦織のバックハンドがアウト。

デュース3回目、錦織のバックハンドのクロスへのウィナーが決まり、錦織にこのゲーム4本目のブレークポイントが来ます。

錦織の見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まり、錦織がブレークに成功

第3ゲーム、錦織は安定したストロークでシモンを振り回す攻撃を見せ、錦織が危なげなくキープ。

第4ゲーム、錦織の見事なフォアハンドのクロスへの切り返しのショットからのバックハンドのダウンザラインへのウィナー、錦織のリターンエースが決まるなど、0-40と錦織にブレークポイントが来ます。

シモンがネットプレーを連続で見せるなど積極的に攻撃を仕掛けてピンチを凌ぎ、デュースへ。

デュース1回目でシモンがキープ。

第5ゲーム、40-15から錦織が攻めていながらのもったいないフォアハンドのミス、シモンのリターンでのポイントがあり、デュースへ。

デュース1回目、ロングラリーでシモンが打ち勝ち、シモンにブレークポイントが来ますが、錦織がファーストサーブからの連続攻撃でフォアハンドのウィナーを決めて凌ぎます。

デュース2回目、錦織にフォアハンドのミスが出て、シモンにブレークポイントが来ますが、錦織がファーストサーブでチャンスボールを引き出してからフォアハンドのウィナーを決めて凌ぎます。

デュース3回目、錦織にフォアハンドのミスが出て、シモンにブレークポイントが来ますが、錦織がファーストサーブで凌ぎます。

デュース4回目で錦織がキープ。

第6ゲーム、シモンがキープ。

第7ゲーム、30-15から錦織のフォアハンドのミス、ロングラリーでシモンが打ち勝って30-40とシモンにブレークポイントが来ますが、フォアハンドに回り込んで勝負に出たシモンのリターンがネットにかかり、デュースへ。

デュース1回目、ロングラリーで錦織のスライスが甘くなったところをシモンがフォアハンドのウィナーを決め、シモンにブレークポイントが来ますが、錦織がファーストサーブで凌ぎます。

デュース2回目で錦織がキープ。

第8ゲーム、シモンが3連続でサーブだけでポイントを取るなど、シモンがキープ。

第9ゲーム、錦織のサービングフォーザセット。
錦織のサービスエース、錦織の見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナー、シモンのリターンがコードボールになったところを錦織がすばらしい反応を見せてドロップショットを決め、40-0と錦織にセットポイントが来ます。

シモンのフォアハンドがアウトとなり、錦織がラブゲームでキープして第1セットを先取

錦織 第1セット シモン
2 サービスエース 0
0 ダブルフォルト 0
68%(26/38) ファーストサーブ確率 63%(19/30)
73%(19/26) 1st Serve Points Won 74%(14/19)
58%(7/12) 2nd Serve Points Won 36%(4/11)
14%(1/7) ブレイク / チャンス 0%(0/5)
3/3 Net Points 2/2
16 Winners 6
13 Unforced Errors 8
56%(38/68) Total Points Won 44%(30/68)

[スタッツ用語の補足]
・1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・Total Points Won:取得した全ポイント。

第2セット

第2セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
錦織 6
シモン 1
○:キープ、●:ブレーク

シモンのサービスで第2セット開始。

第1ゲーム、シモンのダブルフォルト、錦織のバックハンドのミス、シモンを左右に振り回してからの錦織のフォアハンドの逆クロスへのウィナー、シモンのフォアハンドのミスがあり、15-40と錦織にブレークポイントが来ます。

錦織の深いリターンからのバックハンドのダウンザラインへのウィナー級のショットをシモンが返すことができず、錦織がブレークに成功

第2ゲーム、錦織が危なげなくキープ。

第3ゲーム、シモンのバックハンドのミス、ロングラリーでのシモンのフォアハンドのミス、錦織が攻めていながらのもったいないバックハンドのミス、錦織のリターンミス、シモンのバックハンドのミスがあり、30-40と錦織にブレークポイントが来ます。

錦織がリターンから攻めてバックハンドのドライブボレーを決め、錦織がブレークに成功

第4ゲーム、錦織のダブルフォルトとバックハンドのミスなどがあり、30-30まで行きますが、錦織がキープ。

第5ゲーム、シモンのファーストサーブでのポイント、錦織の深いリターンでのポイント、錦織の見事なパッシングショットがあり、15-30と錦織がポイントを先行しますが、錦織のもったいないミスもあり、シモンが3連続でポイントを取ってキープ。

第6ゲーム、錦織がラブゲームでキープ。

第7ゲーム、錦織の見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナー、コートの外からの入れてくる錦織のフォアハンドのウィナー(スーパーショット)、錦織のリターンエースが決まり、0-40と錦織にセットポイント(ブレークポイント)が来ます。

シモンが先に攻撃を仕掛けますが、錦織がしっかりと守ってから攻めに転じてポイントを取り、錦織がラブゲームでブレークをして第2セットも取ります

錦織 第2セット シモン
0 サービスエース 0
1 ダブルフォルト 1
60%(9/15) ファーストサーブ確率 43%(9/21)
89%(8/9) 1st Serve Points Won 44%(4/9)
67%(4/6) 2nd Serve Points Won 25%(3/12)
100%(3/3) ブレイク / チャンス 0%(0/0)
4/5 Net Points 2/5
8 Winners 1
7 Unforced Errors 11
72%(26/36) Total Points Won 28%(10/36)

第3セット

第3セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
錦織 6
シモン 3
○:キープ、●:ブレーク

錦織のサービスで第3セット開始。

第1ゲーム、シモンの逆を付く錦織のサイドラインギリギリに決まるバックハンドのクロスへのウィナー、錦織のフォアハンドに回り込んでのストレートへのウィナーなどがあり、錦織がキープ。

第2ゲーム、ロングラリーで錦織にミスが2本出るなど、シモンがラブゲームでキープ。

第3ゲーム、錦織のサービスエース、ワイドサーブでシモンを追い出してからの錦織のバックハンドのクロスへのウィナー、シモンの逆を付くバックハンドのスライスでのウィナーなどがあり、錦織がラブゲームでキープ。

第4ゲーム、錦織の深いショットでのポイント、錦織のリターンでの連続ミス、シモンのフォアハンドのミス、錦織の深いリターンでのポイントがあり、30-40と錦織にブレークポイントが来ますが、シモンがファーストサーブで凌ぎ、デュースへ。

デュース2回目でシモンがキープ。

第5ゲーム、錦織のドロップショット、シモンの逆を付く錦織のフォアハンドのストレートへのウィナー、錦織のバックハンドのクロスへの鋭いショットからのグランドスマッシュ、シモンのスマッシュミスがあり、錦織がラブゲームでキープ。

第6ゲーム、30-0からシモンにフォアハンドのミスとハーフボレーのミスが出て、30-30まで行きますが、錦織のリターンミスもあり、シモンがキープ。

第7ゲーム、このゲームも錦織は力強いストロークで主導権を握ってポイントを取って行き、錦織がラブゲームでキープ。

第8ゲーム、錦織のフォアハンドのミス、錦織の深いリターンから先に攻撃を仕掛けてのフォアハンドの逆クロスへのウィナー、錦織のバックハンドのダウンザラインへのショットからのドロップショット、サイドに逃げていくリターンでシモンを外に追い出してからの錦織のフォアハンドのクロスへのウィナーが決まり、15-40と錦織にブレークポイントが来ます。

錦織が先に攻撃を仕掛けてシモンを振り回し、最後はシモンの逆を付く錦織のフォアハンドの逆クロスへのウィナーが決まり、錦織がブレークに成功

第9ゲーム、錦織のサービングフォーザマッチ。
錦織の連続攻撃の前に防戦一方となって振り回されるシモン。

しかし、シモンも最後まであきらめずに粘りを見せ、すばらしいショットを決めるなど30-0から30-30まで行きますが、ロングラリーで錦織が打ち勝って40-30と錦織にマッチポイントが来ます。

錦織が先に攻めますがバックハンドのミスが出て、デュースへ。

デュース1回目、シモンの見事なフォアハンドのウィナーが決まり、シモンにブレークポイントが来ますが、錦織がドロップショットを決めて凌ぎます。

デュース2回目、3回目、4回目で錦織にマッチポイントが来ますが、錦織はあと1本というところでミスが出てしまい、試合を決めきれません。

デュース5回目、5本目のマッチポイントで今度は錦織がしっかりと攻め切ってバックハンドのウィナーを決め、錦織がストレートで勝利

錦織 第3セット シモン
1 サービスエース 1
0 ダブルフォルト 0
76%(25/33) ファーストサーブ確率 56%(14/25)
76%(19/25) 1st Serve Points Won 50%(7/14)
75%(6/8) 2nd Serve Points Won 73%(8/11)
50%(1/2) ブレイク / チャンス 0%(0/1)
3/5 Net Points 2/6
15 Winners 5
13 Unforced Errors 8
60%(35/58) Total Points Won 40%(23/58)

試合振り返り・スタッツ

2回戦のペール戦では途中から錦織のフォアハンドのミスが目立つなど心配する内容でしたが、この試合では第1セットの立ち上がりから錦織はフォアハンドもしっかりとラケットが振れていて、ストロークの安定感が抜群でした。

第1セットでは錦織が先にブレークをした後、錦織のサービスゲームでシモンとのロングラリーが続く我慢の時間帯に入りましたが、大事な場面でファーストサーブをしっかり入れるなど、シモンの術中にはまることなく錦織が第1セットを先取。

第2セットに入ってからも錦織は攻撃の手をゆるめず、見事な攻めの展開を見せてシモンを圧倒。

第3セットではシモンも何とかキープを続けていましたが劣勢の状況は変わらず、錦織は最後まで集中力を切らさずに攻め続け、すばらしいプレー内容でのストレート勝利となりました。

錦織のサーブとストロークの調子が上がって来て、いい状態で4回戦に挑むことができそうです。

錦織 Match シモン
3 サービスエース 1
1 ダブルフォルト 1
70%(60/86) ファーストサーブ確率 55%(42/76)
77%(46/60) 1st Serve Points Won 60%(25/42)
65%(17/26) 2nd Serve Points Won 44%(15/34)
42%(5/12) ブレイク / チャンス 0%(0/6)
10/13 Net Points 6/13
39 Winners 12
33 Unforced Errors 27
61%(99/162) Total Points Won 39%(63/162)

ハイライト動画

全仏オープン3回戦「錦織 vs シモン」のハイライト動画です。

錦織の4回戦の対戦相手は!?

錦織圭の全仏オープンの4回戦の対戦相手は、世界ランキング8位のドミニク・ティエム(24歳・オーストリア)。

ドミニク・ティーム
※更新日:2020年2月7日。 ドミニク・ティーム選手の基本情報、選手紹介、選手経歴、ツアー経歴、ランキング推移、グランドスラム成績、ツアー決勝成績、錦織選手との対戦成績です。

過去の対戦成績は、錦織の2勝、ティエムの0勝。

直近の対戦は2016年のBNLイタリア国際(クレー)の準々決勝で、錦織がセットカウント2-0(6-3、7-5)で勝利しています。

クレーコートでは錦織の1戦1勝。

ティエムは昨年と今年のクレーコートで唯一ナダルに土をつけている選手で、クレーコートでのティエムはとにかく手強いです。

錦織のストロークが浅くなるとティエムに攻められる厳しい展開となりますが、錦織が3回戦で見せたように先に攻撃を仕掛けてティエムを左右前後に振り回し、ティエムに無理をさせる展開に持って行きたいです。

4回戦「錦織 vs ティエム」の結果

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