2018年7月30日から8月5日(2018年第31週)にワシントンD.C.(アメリカ)で開催されるATP500「シティ・オープン」。
錦織圭の2回戦の対戦相手は、世界ランキング234位のドナルド・ヤング(29歳・アメリカ)。
錦織とヤングのプレイヤー情報、2回戦の試合結果とスタッツを見ていきます。
プレイヤー情報(2回戦)
過去の対戦成績は、錦織の6勝、ヤングの0勝。
直近の対戦は2017年のシティ・オープン(ハード)の2回戦で、錦織がセットカウント2-1(6-3、4-6、7-6)で勝利しています。
※2018年8月1日時点(試合前)
錦織 圭 | ヤング | |
6 勝 | 対戦成績 | 0 勝 |
20位 (4位) | 最新ランキング (最高) | 234位 (38位) |
日本 | 国籍 | アメリカ |
28歳 | 年齢 | 29歳 |
1989年12月29日 | 生年月日 | 1989年7月23日 |
178cm / 75kg | 身長 / 体重 | 183cm / 79kg |
右 / 両手 | 利き手 / バック | 左 / 両手 |
2007年 | プロ転向 | 2004年 |
20勝10敗 | 2018年成績 | 3勝10敗 |
0回 | 2018年優勝回数 | 0回 |
351勝165敗 | 通算成績 | 124勝185敗 |
11回 | 通算優勝回数 | 0回 |
2回戦「錦織 vs ヤング」の結果
試合日:現地時間 8月1日(水)
[7] 錦織 圭 (20位) | 2 | 6 | 6 | |
ドナルド・ヤング (234位) | 0 | 3 | 4 | |
試合時間:1時間23分 |
---|
第7シードの錦織圭(28歳・日本)がドナルド・ヤング(29歳・アメリカ)を6-3、6-4のストレートで破り、3回戦進出を決めました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第1セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | – | – | – | 6 | |||
ヤング | ○ | ○ | ○ | – | – | – | 3 | ||||||
○:キープ、●:ブレーク |
錦織のサービスで試合開始。
第1ゲーム、錦織のフォアハンドのダウンザラインへのウィナーやサービスエースが決まるなど、錦織がキープ。
第2ゲーム、40-15から錦織のフォアハンドのショートクロスへのショットでのポイントとリターンエースがあり、デュースまで行きますが、デュース1回目でヤングがキープ。
第3ゲーム、30-0から錦織のバックハンドのミスとフォアハンドのミスがあり、30-30まで行きますが、錦織のフォアハンドのダウンザラインへのウィナーとファーストサーブでのポイントがあり、錦織がキープ。
第4ゲーム、ヤングがラブゲームでキープ。
第5ゲーム、錦織がファーストサーブだけで簡単にポイントを取って行ってキープ。
第6ゲーム、錦織の見事なネットプレー、錦織のドロップショット、ヤングのファーストサーブでのポイント、ヤングのフォアハンドのミスがあり、15-40と錦織にブレークポイントが来ます。
錦織がリターンからの連続攻撃でポイントを取り、錦織がブレークに成功。
第7ゲーム、錦織のバックハンドのクロスへのウィナーやサービスエースが決まるなど、錦織がラブゲームでキープ。
第8ゲーム、ヤングがラブゲームでキープ。
第9ゲーム、錦織のサービングフォーザセット。
30-15からヤングのフォアハンドのウィナーと錦織のフォアハンドのミスがあり、30-40とヤングにブレークポイントが来ますが、錦織が見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナーを決めて、デュースへ。
デュース1回目、錦織にフォアハンドのミスが出て、ヤングにブレークポイントが来ますが、錦織がフォアハンドに回り込んでのストレートへのウィナーを決めてピンチを凌ぎます。
デュース2回目、ヤングにフォアハンドのミスが出て、錦織にセットポイントが来ると、錦織のファーストサーブに対するヤングのリターンが大きくアウトとなり、錦織が第1セットを先取。
錦織 | 第1セット | ヤング |
4 | サービスエース | 1 |
0 | ダブルフォルト | 0 |
70%(21/30) | ファーストサーブ確率 | 71%(15/21) |
81%(17/21) | 1st Serve Points Won | 93%(14/15) |
56%(5/9) | 2nd Serve Points Won | 0%(0/6) |
100%(1/1) | ブレイク / チャンス | 0%(0/2) |
2/4 | ネットポイント | 3/4 |
57%(29/51) | Total Points Won | 43%(22/51) |
11 | Winner 合計 | 6 |
3 | フォアハンド | 5 |
4 | バックハンド | 0 |
4 | サーブ | 1 |
7 | Unforced error 合計 | 6 |
4 | フォアハンド | 5 |
3 | バックハンド | 1 |
0 | サーブ | 0 |
[スタッツ用語の補足]
・1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・Total Points Won:取得した全ポイント。
第2セット
第2セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ● | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | – | – | 6 | ||||
ヤング | ○ | ○ | ○ | ● | – | – | 4 | ||||||
○:キープ、●:ブレーク |
ヤングのサービスで第2セット開始。
第1ゲーム、錦織のリターンでの連続ポイントで0-30と錦織がポイントを先行しますが、錦織のもったいないミスもあり、40-30とヤングにゲームポイントが来ます。
錦織が股抜きショットを見せてからポイントを取り、デュースへ。
デュース1回目、錦織のリターンエースが決まり、錦織にブレークポイントが来ると、ヤングにフォアハンドのミスが出て、錦織がブレークに成功。
第2ゲーム、30-0から錦織のダブルフォルトがありましたが、錦織のフォアハンドのクロスへのウィナーとサービスエースが決まり、錦織がキープ。
ここでヤングが急きょトレーナーを呼び、メディカルタイムアウトを取って腰のマッサージを受けます。
第3ゲーム、30-0からヤングのダブルフォルトがありましたが、ヤングがキープ。
第4ゲーム、15-0からヤングの強烈なフォアハンドでのポイント、ヤングの深いリターンでのポイントがあり、15-30とヤングがポイントを先行しますが、錦織が3連続でポイントを取ってキープ。
第5ゲーム、30-0から錦織のバックハンドのダウンザラインへのウィナー、ヤングのボレーミス、錦織のもったいないボレーミス、ヤングのフォアハンドのミスがあり、デュースへ。
デュース2回目でヤングがキープ。
第6ゲーム、錦織のサービスエース2本などがあり、錦織がキープ。
第7ゲーム、ヤングがラブゲームでキープ。
第8ゲーム、ヤングのリターンからの連続攻撃でのポイントと錦織のフォアハンドのミス(0-30)、錦織のファーストサーブでの3連続ポイント(40-30)、錦織のフォアハンドのミスがあり、デュースへ。
デュース1回目、ロングラリーで錦織にバックハンドのミスが出て、ヤングにブレークポイントが来ます。
ヤングのフォアハンドに回り込んでのストレートへのウィナーが決まり、ヤングがブレークバックに成功。
第9ゲーム、ロングラリーで錦織が攻め続けてのポイント、錦織のバックハンドの角度のあるクロスへのショットでのポイント、錦織の深いリターンでのポイントがあり、0-40と錦織にブレークポイントが来ます。
ヤングが2本凌ぎますが、ヤングにダブルフォルトが出て、錦織がブレークに成功。
第10ゲーム、錦織のサービングフォーザマッチ。
錦織のフォアハンドのミス、ヤングのバックハンドのミス、錦織のバックハンドのクロスへのウィナー、錦織のファーストサーブでのポイントがあり、40-15と錦織にマッチポイントが来ます。
錦織のセンターへのサービスエースが決まり、錦織が勝利。
錦織 | 第2セット | ヤング |
4 | サービスエース | 0 |
1 | ダブルフォルト | 2 |
66%(19/29) | ファーストサーブ確率 | 65%(22/34) |
84%(16/19) | 1st Serve Points Won | 64%(14/22) |
30%(3/10) | 2nd Serve Points Won | 42%(5/12) |
50%(2/4) | ブレイク / チャンス | 100%(1/1) |
0/1 | ネットポイント | 2/6 |
54%(34/63) | Total Points Won | 46%(29/63) |
11 | Winner 合計 | 4 |
4 | フォアハンド | 3 |
3 | バックハンド | 1 |
4 | サーブ | 0 |
12 | Unforced error 合計 | 11 |
4 | フォアハンド | 5 |
7 | バックハンド | 4 |
1 | サーブ | 2 |
ハイライト動画
シティ・オープン2回戦「錦織 vs ヤング」のハイライト動画です。
試合振り返り・スタッツ
今シーズン不調が続いてランキングを大きく落としているヤングが相手でしたが、同年代のライバルの錦織が相手ということでモチベーションが高い感じで、ヤングは立ち上がりから良いプレーを見せていました。
そして、お互いキープを続けて行きますが、第6ゲームでヤングのファーストサーブの入りが悪くなると、錦織がこの隙を見逃さずにしっかりとモノにして第1セットを先取。
第2セットの第1ゲームで錦織がいきなりブレークをし、ヤングの腰の状態も悪いということでこのまま錦織が一気にたたみかけるかと思いましたが、ヤングが意地を見せて第8ゲームでブレークバックをして追い付きます。
ただ、錦織はブレークバックをされても落ち着いてプレーを続け、すぐにブレークをして勝利。
ハードコートシーズンの初戦ということで、ちょうど1年前のこのシティ・オープンの初戦のヤング戦のようにもつれる展開もあるかなと思っていましたが、錦織はサーブの調子も良さそうで安心して見ていられるプレー内容でした。
錦織 | Match | ヤング |
8 | サービスエース | 1 |
1 | ダブルフォルト | 2 |
68%(40/59) | ファーストサーブ確率 | 67%(37/55) |
83%(33/40) | 1st Serve Points Won | 76%(28/37) |
42%(8/19) | 2nd Serve Points Won | 28%(5/18) |
60%(3/5) | ブレイク / チャンス | 33%(1/3) |
2/5 | ネットポイント | 5/10 |
55%(63/114) | Total Points Won | 45%(51/114) |
22 | Winner 合計 | 10 |
7 | フォアハンド | 8 |
7 | バックハンド | 1 |
8 | サーブ | 1 |
19 | Unforced error 合計 | 17 |
8 | フォアハンド | 10 |
10 | バックハンド | 5 |
1 | サーブ | 2 |
錦織の3回戦の対戦相手は!?
錦織圭のシティ・オープンの3回戦の対戦相手は、世界ランキング26位のデニス・シャポバロフ(19歳・カナダ)。
過去の対戦成績は、錦織の0勝、シャポバロフの1勝。
過去1回の対戦は2018年のメキシコ・オープン(ハード)の1回戦で、シャポバロフがセットカウント2-1(6-7、6-3、6-1)で勝利しています。
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