2018年4月第2週(2018年第15週)に開催されるATP250の2大会「全米男子クレーコート選手権(ヒューストン)」、「ハサン2世グランプリ(マラケシュ)」の大会概要、歴代優勝者、大会日程、エントリー選手、ドロー表、放送予定を見ていきます。
はじめに、各大会に出場予定のランキング上位の選手と日本人選手を簡単に紹介しておきます。
- 全米男子クレーコート選手権
- ハサン2世グランプリ
イズナー、クエリー、ソック、キリオス、ベルダスコ、ダニエル太郎、西岡良仁(予選通過)
ラモスビノラス、エドマンド、コールシュライバー、ガスケ
全米男子クレーコート選手権(ATP250)
全米男子クレーコート選手権は1910年に創設されたクレーコートの全米選手権で、2001年からはヒューストンに場所を移して開催されているATP250の大会です。
大会概要
大会名 | 全米男子クレーコート選手権 (Fayez Sarofim & Co. U.S. Men’s Clay Court Championship) |
カテゴリ | ATP250 |
開催期間 | 2018年 4月9日 ~ 4月15日 |
開催地 | アメリカ/テキサス州ヒューストン |
会場 | リバーオークス・カントリークラブ |
サーフェス | クレーコート |
ドロー | 28(シングルス) |
賞金総額 | $557,050(約5,890万円) |
日本との時差 | -14時間(サマータイム中) |
全米男子クレーコート選手権での獲得ポイントと賞金を紹介します。
ラウンド | 獲得ポイント | 賞金 |
---|---|---|
優勝 | 250 | $99,375 (約1,050万円) |
準優勝 | 150 | $52,340 (約550万円) |
準決勝 | 90 | $28,350 (約300万円) |
準々決勝 | 45 | $16,155 (約170万円) |
2回戦 | 20 | $9,515 (約100万円) |
1回戦 | 0 | $5,640 (約60万円) |
※賞金(日本円)について、2018年4月3日時点での1ドル105.74円で換算。
歴代優勝者
全米男子クレーコート選手権の過去10年の優勝者を紹介します。
2017年は決勝で第4シードのジョンソンが第8シードのベルッシを6-4、4-6、7-6(5)のフルセットの末に破り、優勝を飾りました。(2017年の結果はこちら)
年 | 優勝者 |
---|---|
2017 | スティーブ・ジョンソン |
2016 | フアン・モナコ |
2015 | ジャック・ソック |
2014 | フェルナンド・ベルダスコ |
2013 | ジョン・イズナー |
2012 | フアン・モナコ |
2011 | ライアン・スウィーティング |
2010 | フアン・イグナシオ・チェラ |
2009 | レイトン・ヒューイット |
2008 | マルセル・グラノリェルス |
大会日程
全米男子クレーコート選手権は4月9日(月)からの7日間開催で、4月15日(日)に決勝が行われます。
日程 | ラウンド |
---|---|
4月9日(月) | 1回戦 |
4月10日(火) | 1回戦 |
4月11日(水) | 2回戦 |
4月12日(木) | 2回戦 |
4月13日(金) | 準々決勝 |
4月14日(土) | 準決勝 |
4月15日(日) | 決勝 |
エントリー選手
全米男子クレーコート選手権に出場予定のランキング上位の選手を紹介します。
トップ10からはイズナーが出場予定。
ダニエル太郎も出場予定。
ワイルドカードでキリオスの出場が決まりました。
<欠場者の情報>
アンダーソン、チョン、F.ロペス、シャルディ、ミルマン、ラツコ、アンドゥハルは欠場となりました。
※世界ランキングは、2018年4月2日付のランキングです。
シード | 選手名 | Rank |
---|---|---|
– | ケビン・アンダーソン | 8位 |
1 | ジョン・イズナー | 9位 |
2 | サム・クエリー | 14位 |
3 | ジャック・ソック | 16位 |
– | チョン・ヒョン | 19位 |
4(WC) | ニック・キリオス | 24位 |
– | フェリシアーノ・ロペス | 31位 |
5 | フェルナンド・ベルダスコ | 36位 |
6 | スティーブ・ジョンソン | 52位 |
7 | ライアン・ハリソン | 54位 |
8 | テニーズ・サンドグレン | 56位 |
フランシス・ティアフォー | 58位 | |
ギド・ページャ | 63位 | |
オラシオ・セバジョス | 66位 | |
テイラー・フリッツ | 72位 | |
ジェレミー・シャルディ | 80位 | |
ダニエル 太郎 | 111位 |
上位8名にシードが与えられ、第1シードから第4シードの選手は1回戦が免除され、2回戦からの出場となります。
※西岡良仁が予選を突破し、本戦出場を決めました。
ドロー表
ドロー表(PDF)は、『 2018年全米男子クレーコート選手権のドロー表 』をご覧ください。
放送予定
全米男子クレーコート選手権の試合は、WOWOWメンバーズオンデマンドで準々決勝以降を配信予定。
ハサン2世グランプリ(ATP250)
ハサン2世グランプリは1984年にATPチャレンジャーの大会として創設され、1990年からATPワールドツアーの大会として開催されています。
アフリカ大陸で唯一のATPワールドツアーの大会です。
大会概要
大会名 | ハサン2世グランプリ (Grand Prix Hassan II) |
カテゴリ | ATP250 |
開催期間 | 2018年 4月9日 ~ 4月15日 |
開催地 | モロッコ/マラケシュ |
サーフェス | クレーコート |
ドロー | 32(シングルス) |
賞金総額 | €501,345(約6,530万円) |
日本との時差 | -8時間(サマータイム中) |
ハサン2世グランプリでの獲得ポイントと賞金を紹介します。
ラウンド | 獲得ポイント | 賞金 |
---|---|---|
優勝 | 250 | €85,000 (約1,110万円) |
準優勝 | 150 | €44,770 (約580万円) |
準決勝 | 90 | €24,250 (約320万円) |
準々決勝 | 45 | €13,815 (約180万円) |
2回戦 | 20 | €8,140 (約105万円) |
1回戦 | 0 | €4,825 (約63万円) |
※賞金(日本円)について、2018年4月3日時点での1ユーロ130.17円で換算。
歴代優勝者
ハサン2世グランプリの過去10年の優勝者を紹介します。
2017年は決勝でチョリッチが第3シードのコールシュライバーを5-7、7-6(3)、7-5のフルセットの末に破り、ツアー初優勝を飾りました。(2017年の結果はこちら)
年 | 優勝者 |
---|---|
2017 | ボルナ・チョリッチ |
2016 | フェデリコ・デルボニス |
2015 | マルティン・クリザン |
2014 | ギリェルモ・ガルシア=ロペス |
2013 | トミー・ロブレド |
2012 | パブロ・アンドゥハール |
2011 | パブロ・アンドゥハール |
2010 | スタン・ワウリンカ |
2009 | フアン・カルロス・フェレーロ |
2008 | ジル・シモン |
大会日程
ハサン2世グランプリは4月9日(月)からの7日間開催で、4月15日(日)に決勝が行われます。
日程 | ラウンド |
---|---|
4月9日(月) | 1回戦 |
4月10日(火) | 1回戦 |
4月11日(水) | 2回戦 |
4月12日(木) | 2回戦 |
4月13日(金) | 準々決勝 |
4月14日(土) | 準決勝 |
4月15日(日) | 決勝 |
エントリー選手
ハサン2世グランプリに出場予定のランキング上位の選手を紹介します。
<欠場者の情報>
クライノビッチ、チョリッチ、ズムル、モンフィス、デルボニスは欠場となりました。
※世界ランキングは、2018年4月2日付のランキングです。
シード | 選手名 | Rank |
---|---|---|
1 | アルベルト・ラモス ビノラス | 23位 |
2 | カイル・エドマンド | 26位 |
– | フィリップ・クライノビッチ | 27位 |
– | ボルナ・チョリッチ | 28位 |
– | ダミール・ズムル | 32位 |
3 | フィリップ・コールシュライバー | 34位 |
4 | リシャール・ガスケ | 38位 |
– | ガエル・モンフィス | 42位 |
5 | ロビン・ハーセ | 44位 |
6 | ブノワ・ペール | 47位 |
7 | アレクサンドル・ドルゴポロフ | 53位 |
8 | ミーシャ・ズベレフ | 55位 |
パオロ・ロレンツィ | 57位 | |
ヤン レナード・ストルフ | 60位 | |
アンドレアス・セッピ | 62位 |
上位8名にシードが与えられます。
ハサン2世グランプリは、他の多くのATP250の大会と違ってドローが32となっており、第1シードから第4シードの選手も1回戦から登場となります。(2017年までドローは28でした。)
ドロー表
ドロー表(PDF)は、『 2018年ハサン2世グランプリのドロー表 』をご覧ください。
放送予定
放送予定はありません。(2017年はDAZNで配信がありましたが、今年は配信予定にありませんでした。)
最後に
クレーコートシーズン開幕週となりますが、翌週にマスターズ1000のモンテカルロ大会が開催されるため、トップ選手の多くはこの週は休みとなっています。
ただ、例年、アメリカ勢のトップ選手はヒューストンで開催される全米男子クレーコート選手権に出場し、モンテカルロの方をスキップすることが多いです。
今シーズンのここまで若手の活躍が目立っていますが、クレーコートで躍進する若手が出てくるかにも注目していきたいです。
コメント