ATPランキング試算(2018年10月・上海後)


2018年10月7日から10月14日(2018年第41週)に上海(中国)で開催されるマスターズ1000「ロレックス上海マスターズ(上海マスターズ)」。

今回はランキング上位30名の上海マスターズ後の10月15日付のランキング試算を見ていきます。

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2018年10月15日付のランキング試算

はじめに、2018年10月15日付のランキングについて、2017年の上海マスターズでのポイントが2018年10月15日に失効日を迎え、2018年の同大会でのポイントと入れ替わる形になります。

例外の選手については別途補足します。

2017年 上海マスターズの振り返り

まずはトップ30の2017年の上海マスターズの結果を簡単に振り返ります。

決勝で第2シードのフェデラーが第1シードのナダルを6-4、6-3のストレートで破り、上海マスターズ3年ぶり2回目の優勝を飾りました。

2017年上海マスターズの決勝の結果はこちら

第4シードのチリッチと第16シードのデルポトロがベスト4。

第6シードのディミトロフ、ガスケ、ラモス ビノラス、トロイツキがベスト8。

錦織は右手首の怪我のため欠場でした。

順位 選手名 10月8日
point
2017年
上海
1 ナダル 8,260 準優勝
2 フェデラー 6,900 優勝
3 ジョコビッチ 6,445
4 デルポトロ 6,130 ベスト4
5 A.ズベレフ 4,755 3回戦
6 チリッチ 4,535 ベスト4
7 ティエム 3,825 2回戦
8 アンダーソン 3,640 2回戦
9 ディミトロフ 3,620 ベスト8
10 イズナー 3,380 3回戦
11 ゴファン 2,865 2回戦
12 錦織 圭 2,730
13 フォニーニ 2,315 3回戦
14 エドマンド 1,990 2回戦
15 チチパス 1,987 2回戦
16 シュワルツマン 1,975 2回戦
17 ソック 1,850 1回戦
18 プイユ 1,825 2回戦
19 チョリッチ 1,815 予選1回戦
20 ラオニッチ 1,800
21 チェッキナート 1,768
22 メドベデフ 1,762 1回戦
23 バシラシビリ 1,757 1回戦
24 カレーニョ ブスタ 1,750 2回戦
25 ガスケ 1,670 ベスト8
26 チョン 1,630 2回戦
27 ハチャノフ 1,605 1回戦
28 バウティスタ アグート 1,570 1回戦
29 シャポバロフ 1,430 1回戦
30 ベルダスコ 1,420 1回戦

トップ30の基礎ポイント

トップ30の基礎ポイントを見ていきます。

順位 選手名 10月8日
point
失効
point
基礎
point
1 ナダル 8,260 600 7,660
2 フェデラー 6,900 1,000 5,900
3 ジョコビッチ 6,445 0 6,445
4 デルポトロ 6,130 360 5,770
5 A.ズベレフ 4,755 90 4,665
6 チリッチ 4,535 360 4,175
7 ティエム 3,825 10 3,815
8 アンダーソン 3,640 45 3,595
9 ディミトロフ 3,620 180 3,440
10 イズナー 3,380 90 3,290
11 ゴファン 2,865 10 2,855
12 錦織 圭 2,730 0 2,730
13 フォニーニ 2,315 90 2,315*
14 エドマンド 1,990 45 1,945
15 チチパス 1,987 70 1,917
16 シュワルツマン 1,975 45 1,930
17 ソック 1,850 10 1,840
18 プイユ 1,825 45 1,780
19 チョリッチ 1,815 0 1,815
20 ラオニッチ 1,800 0 1,800
21 チェッキナート 1,768 0 1,748*
22 メドベデフ 1,762 10 1,752
23 バシラシビリ 1,757 35 1,722
24 カレーニョ ブスタ 1,750 10 1,740
25 ガスケ 1,670 180 1,490
26 チョン 1,630 45 1,585
27 ハチャノフ 1,605 10 1,595
28 バウティスタ アグート 1,570 10 1,560
29 シャポバロフ 1,430 0 1,430
30 ベルダスコ 1,420 10 1,455*
  • 10月8日ポイント
  • 2018年10月8日付のATPランキングのポイント。

  • 失効ポイント
  • 2018年10月15日に失効日を迎える2017年の上海マスターズのポイント。

  • 基礎ポイント
  • 「基礎ポイント」=「10月8日ポイント」-「失効ポイント」

    ※チェッキナートの基礎ポイントについて、2017年の上海マスターズに出場していないため(出場義務なし)、現在ランキングの対象となっている18大会のうち最も低い20ポイントが対象外に繰り下がります。

この「基礎ポイント」に2018年の上海マスターズのポイントを加算すれば、次回発表される10月15日付のATPランキングと同じになります。

※2018年の上海マスターズの欠場が決まっているフォニーニとベルダスコは0ポイント加算ではなく(出場免除)、現在ランキングの対象外となっている大会の中で一番ポイントの高い大会(フォニーニ:90ポイント、ベルダスコ:45ポイント)が繰り上がって加算されます。(表の基礎ポイントには加算済み)

基礎ポイントの計算ミス(勘違い)が見つかった時は修正します。

ロレックス上海マスターズ 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 1,000
準優勝 600
準決勝 360
準々決勝 180
3回戦 90
2回戦 45
1回戦 10

暫定ランキング

「基礎ポイント」順にランキングを並び替えます。

暫定
順位
選手名 基礎
point
1 ナダル 7,660
2 ジョコビッチ 6,445
3 フェデラー 5,900
4 デルポトロ 5,770
5 A.ズベレフ 4,665
6 チリッチ 4,175
7 ティエム 3,815
8 アンダーソン 3,595
9 ディミトロフ 3,440
10 イズナー 3,290
11 ゴファン 2,855
12 錦織 圭 2,730
13 フォニーニ 2,315
14 エドマンド 1,945
15 シュワルツマン 1,930
16 チチパス 1,917
17 ソック 1,840
18 チョリッチ 1,815
19 ラオニッチ 1,800
20 プイユ 1,780
21 メドベデフ 1,752
22 チェッキナート 1,748
23 カレーニョ ブスタ 1,740
24 バシラシビリ 1,722
25 ハチャノフ 1,595
26 チョン 1,585
27 バウティスタ アグート 1,560
28 ガスケ 1,490
29 ベルダスコ 1,455
30 シャポバロフ 1,430

<欠場者情報>
ナダル、ディミトロフ、イズナー、ゴファン、フォニーニ、プイユ、ベルダスコ、コールシュライバーが欠場。

1位争い

ナダルは上海マスターズを欠場となりましたが、ナダルの1位は確定。

2~4位争い

暫定でジョコビッチが2位に上がり、昨年優勝のフェデラーが3位に後退。

上海マスターズでジョコビッチが優勝した場合、1位のナダルとは215ポイント(レースランキングでは35ポイント)差となり、ジョコビッチの1位復帰が目前という状況になります。

ウィンブルドンから全米オープンまでのジョコビッチのプレーを見ると、負けるイメージがわかないです…。

そして、暫定3位のフェデラーと4位のデルポトロとの差がわずか130ポイントとなっており、この大会の結果次第ではフェデラーが4位にまで後退する可能性があります。

ただ、デルポトロは前週のチャイナ・オープンで体調を崩したみたいで、もしかしたらデルポトロの棄権の可能性も…。

10位争い&錦織のランキング

暫定9位のディミトロフ、10位のイズナー、11位のゴファンは上海マスターズを欠場。

暫定12位の錦織は準々決勝に進出(他の選手の条件付き)で11位、準決勝に進出すれば自力で11位、準優勝で10位、優勝で8位か9位(アンダーソンの結果次第)となります。

上記3人が欠場したこともあり、錦織は1回戦が免除される第8シードに繰り上がり、さらに2回戦の対戦相手もランキング200位以下のワイルドカードで出場の地元中国の選手ということで序盤戦はいいドローとなりました。

すでに大会は始まっており、順当に行けば3回戦でクエリーかフリッツ(第9シードのシュワルツマンは初戦敗退)、準々決勝で第1シードのフェデラーとの対戦となります。

錦織は前週の楽天ジャパン・オープンで決勝まで戦い、休む間もなく上海マスターズに出場ということで、連戦による疲労やこの上海のコートでの練習時間が短いなど不安要素もありますが、とにかく怪我なく戦い抜いて欲しいです。

2018年ロレックス上海マスターズの結果

2018年ロレックス上海マスターズの1回戦から決勝までの結果です。

結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介しているので、ランキングの経過については下記の記事をご覧ください。

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