2018年8月27日から9月9日(2018年第35、36週)にニューヨーク(アメリカ)で開催されるグランドスラム「全米オープンテニス(USオープン)」。
今回はランキング上位30名の全米オープン後の9月10日付のランキング試算を見ていきます。
2018年9月10日付のランキング試算
はじめに、2018年9月10日付のランキングについて、2017年の全米オープンでのポイントが2018年9月10日に失効日を迎え、2018年の同大会でのポイントと入れ替わる形になります。
例外の選手については別途補足します。
2017年全米オープンの振り返り
まずはトップ30の2017年の全米オープンの結果を簡単に振り返ります。
決勝で第1シードのラファエル・ナダルが第28シードのケビン・アンダーソンを6-3、6-3、6-4のストレートで破り、2013年以来となる全米オープン3回目の優勝を飾りました。
第12シードのカレーニョ ブスタと第24シードのデルポトロがベスト4。
第3シードのフェデラー、第17シードのクエリー、第29シードのシュワルツマン、ルブレフがベスト8。
錦織は右手首の怪我で全米オープンを欠場。
順位 | 選手名 | 8月27日 point |
2017年 全米OP |
---|---|---|---|
1 | ナダル | 10,040 | 優勝 |
2 | フェデラー | 7,080 | ベスト8 |
3 | デルポトロ | 5,500 | ベスト4 |
4 | A.ズベレフ | 4,845 | 2回戦 |
5 | アンダーソン | 4,615 | 準優勝 |
6 | ジョコビッチ | 4,445 | – |
7 | チリッチ | 4,445 | 3回戦 |
8 | ディミトロフ | 3,790 | 2回戦 |
9 | ティエム | 3,485 | 4回戦 |
10 | ゴファン | 3,435 | 4回戦 |
11 | イズナー | 3,200 | 3回戦 |
12 | カレーニョ ブスタ | 2,425 | ベスト4 |
13 | シュワルツマン | 2,380 | ベスト8 |
14 | フォニーニ | 2,190 | 1回戦 |
15 | チチパス | 2,042 | 予選3回戦 |
16 | エドマンド | 1,935 | 3回戦 |
17 | プイユ | 1,915 | 4回戦 |
18 | ソック | 1,815 | 1回戦 |
19 | 錦織 圭 | 1,755 | – |
20 | チョリッチ | 1,735 | 3回戦 |
21 | チェッキナート | 1,734 | 予選1回戦 |
22 | バウティスタ アグート | 1,650 | 3回戦 |
23 | チョン | 1,630 | 2回戦 |
24 | ラオニッチ | 1,575 | – |
25 | ガスケ | 1,535 | 1回戦 |
26 | ハチャノフ | 1,525 | 1回戦 |
27 | ズムル | 1,475 | 3回戦 |
28 | シャポバロフ | 1,385 | 4回戦 |
29 | マナリノ | 1,365 | 3回戦 |
30 | キリオス | 1,345 | 1回戦 |
トップ30の基礎ポイント
トップ30の基礎ポイントを見ていきます。
順位 | 選手名 | 8月27日 point |
失効 point |
基礎 point |
---|---|---|---|---|
1 | ナダル | 10,040 | 2,000 | 8,040 |
2 | フェデラー | 7,080 | 360 | 6,720 |
3 | デルポトロ | 5,500 | 720 | 4,780 |
4 | A.ズベレフ | 4,845 | 45 | 4,800 |
5 | アンダーソン | 4,615 | 1,200 | 3,415 |
6 | ジョコビッチ | 4,445 | 0 | 4,445 |
7 | チリッチ | 4,445 | 90 | 4,355 |
8 | ディミトロフ | 3,790 | 45 | 3,745 |
9 | ティエム | 3,485 | 180 | 3,305 |
10 | ゴファン | 3,435 | 180 | 3,255 |
11 | イズナー | 3,200 | 90 | 3,110 |
12 | カレーニョ ブスタ | 2,425 | 720 | 1,705 |
13 | シュワルツマン | 2,380 | 360 | 2,020 |
14 | フォニーニ | 2,190 | 10 | 2,180 |
15 | チチパス | 2,042 | 125* | 1,917 |
16 | エドマンド | 1,935 | 90 | 1,845 |
17 | プイユ | 1,915 | 180 | 1,735 |
18 | ソック | 1,815 | 10 | 1,805 |
19 | 錦織 圭 | 1,755 | 0 | 1,755 |
20 | チョリッチ | 1,735 | 90 | 1,645 |
21 | チェッキナート | 1,734 | 48* | 1,686 |
22 | バウティスタ アグート | 1,650 | 90 | 1,560 |
23 | チョン | 1,630 | 45 | 1,585 |
24 | ラオニッチ | 1,575 | 0 | 1,575 |
25 | ガスケ | 1,535 | 10 | 1,525 |
26 | ハチャノフ | 1,525 | 10 | 1,515 |
27 | ズムル | 1,475 | 90 | 1,385 |
28 | シャポバロフ | 1,385 | 205 | 1,180 |
29 | マナリノ | 1,365 | 90 | 1,275 |
30 | キリオス | 1,345 | 10 | 1,335 |
- 8月27日ポイント
- 失効ポイント
- 基礎ポイント
2018年8月27日付のATPランキングのポイント。
2018年9月10日に失効日を迎える2017年の全米オープンのポイント。
※チチパスとチェッキナートはチャレンジャー大会のポイントが9月10日に失効します。(両選手とも2017年の全米オープンは予選で敗退となり、獲得したポイントはランキング対象の18大会に含まれていません。)
「基礎ポイント」=「8月27日ポイント」-「失効ポイント」
この「基礎ポイント」に2018年の全米オープンのポイントを加算すれば、次回発表される9月10日付のATPランキングと同じになります。
※基礎ポイントの計算ミス(勘違い)が見つかった時は修正します。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 2,000 |
準優勝 | 1,200 |
準決勝 | 720 |
準々決勝 | 360 |
4回戦 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
暫定ランキング
「基礎ポイント」順にランキングを並び替えます。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
---|---|---|
1 | ナダル | 8,040 |
2 | フェデラー | 6,720 |
3 | A.ズベレフ | 4,800 |
4 | デルポトロ | 4,780 |
5 | ジョコビッチ | 4,445 |
6 | チリッチ | 4,355 |
7 | ディミトロフ | 3,745 |
8 | アンダーソン | 3,415 |
9 | ティエム | 3,305 |
10 | ゴファン | 3,255 |
11 | イズナー | 3,110 |
12 | フォニーニ | 2,180 |
13 | シュワルツマン | 2,020 |
14 | チチパス | 1,917 |
15 | エドマンド | 1,845 |
16 | ソック | 1,805 |
17 | 錦織 圭 | 1,755 |
18 | プイユ | 1,735 |
19 | カレーニョ ブスタ | 1,705 |
20 | チェッキナート | 1,686 |
21 | チョリッチ | 1,645 |
22 | チョン | 1,585 |
23 | ラオニッチ | 1,575 |
24 | バウティスタ アグート | 1,560 |
25 | ガスケ | 1,525 |
26 | ハチャノフ | 1,515 |
27 | ズムル | 1,385 |
28 | キリオス | 1,335 |
29 | ジョンソン | 1,295 |
30 | ベルダスコ | 1,285 |
1位争い
フェデラーが優勝かつ、ナダルが準々決勝以下で敗退となった場合にフェデラーの1位が確定。
それ以外でナダルの1位が確定。
3~6位争い
暫定3位のA.ズベレフ、4位のデルポトロ、5位のジョコビッチ、6位のチリッチの4人が4000ポイント台の僅差となっていますが、この4人の中で今後の失効ポイントがないジョコビッチがこの争いから抜け出して行きそうです。
完全復活のジョコビッチが全米オープンも優勝することになると、今シーズン中に1位復帰もあるかも・・・。
ちなみに、フェデラーとジョコビッチが同じ山に入っているため、直接対決でジョコビッチがフェデラーを破るとレースランキングで3位のジョコビッチが2位のフェデラーを抜くことになります。(レースランキングでは現在175ポイント差)
10位争い
3000ポイント台の暫定7位のディミトロフから11位のイズナーまでの5人によるトップ10争いとなっていますが、今後の失効ポイント(ATPファイナルズの失効ポイント)を考えるとディミトロフとゴファンが不利な状況となっているため、この2選手にとっては全米オープンで何とか多くポイントを稼いでおきたいところです。
ただ、ディミトロフはウィンブルドンに続いて1回戦で迷惑ノーシードのワウリンカとの対戦となり、いきなり山場を迎えることになりました。
錦織のランキング
錦織は暫定17位。
今シーズンはもう失効ポイントがなくポイントを加算するチャンスではありますが、8月のマスターズ2連戦でどちらも早期敗退となり、思うような結果が残せないまま全米オープンを迎えることになりました。
全米オープンでは3回戦で第13シードのシュワルツマン、4回戦で第4シードのA.ズベレフと当たるドローとなっていますが、1回戦から納得の行くプレーを見せて1戦1戦勝ち上がり、自信を取り戻して行って欲しいです。
2018年全米オープンの結果
2018年全米オープンの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介する予定です。
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