2017年11月12日から11月19日(2017年第46週)、ロンドン(イギリス)で開催のATPワールドツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」の準決勝の結果を見ていきます。
ラウンドロビンの結果、グループ・サンプラスの1位グリゴール・ディミトロフ選手と2位ダビド・ゴファン選手、グループ・ベッカーの1位ロジャー・フェデラー選手と2位ジャック・ソック選手が準決勝に進出。
そして、準決勝の対戦カードは「ディミトロフ vs ソック」、「フェデラー vs ゴファン」となりました。
2017年Nitto ATPファイナルズ 準決勝の結果
「Nitto ATPファイナルズ」の結果について、試合結果が分かり次第、適宜更新していきます。
<日程>
・11月18日(土):準決勝
<試合開始時間>
・Day Session
ダブルス :21時00分
シングルス:23時00分
・Night session
ダブルス :27時00分(翌日午前3時)
シングルス:29時00分(翌日午前5時)
準決勝「ディミトロフ vs ソック」
過去の対戦成績は、ディミトロフ選手の1勝、ソック選手の3勝。
直近の対戦は2017年のBNPパリバ・オープン(インディアンウェルズ)の3回戦で、ソック選手がセットカウント2-1(3-6、6-3、7-6)で勝利しています。
[6] グリゴール・ディミトロフ | 2 | 4 | 6 | 6 |
[8] ジャック・ソック | 1 | 6 | 0 | 3 |
試合時間:1時間58分 |
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第6シードのグリゴール・ディミトロフ選手(26歳・ブルガリア)が第8シードのジャック・ソック選手(25歳・アメリカ)を4-6、6-0、6-3のフルセットの末に破り、ATPファイナルズ初の決勝に進出。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
ディミトロフ選手のサービスで試合開始。
第2ゲーム、ソック選手のミス、ダブルフォルトなどがあり、15-40とディミトロフ選手にブレイクチャンスが来ます。
ソック選手が1本凌ぎますが、ディミトロフ選手がロングラリーからネットに出てボレーを決め、ディミトロフ選手がブレイクに成功。
第4ゲーム、30-40とディミトロフ選手にブレイクチャンスが来ますが、ソック選手が凌いでキープ。
第5ゲーム、ディミトロフ選手の2本のミスやダブルフォルトなどがあり、デュースへ。
デュース後、ソック選手にブレイクチャンスが来ると、ディミトロフ選手のショットがネットにかかり、ソック選手がブレイクバックに成功。
第7ゲーム、40-15とディミトロフ選手がゲームポイントを握ったところから、ディミトロフ選手に連続でダブルフォルトが出てデュースまで行きますが、ディミトロフ選手がキープ。
第9ゲーム、ディミトロフ選手のミス、ソック選手のリターンエースなどがあり、30-40とソック選手にブレイクチャンスが来ますが、ディミトロフ選手が凌いでデュースへ。
デュース後、ディミトロフ選手にダブルフォルトが出て、再びソック選手にブレイクチャンスが来ると、ディミトロフ選手のアプローチショットがわずかにアウトとなり、ソック選手がブレイクに成功。
第10ゲーム、ソック選手のサービングフォーザセット。
40-15とソック選手にセットポイントが来ると、ディミトロフ選手のリターンがネットにかかり、ソック選手が第1セットを先取。
第2セット
ディミトロフ選手のサービスで第2セット開始。
第2ゲーム、ディミトロフ選手がリターンからプレッシャーをかけて、30-40とディミトロフ選手にブレイクチャンスが来ます。
ソック選手のショットがアウトとなり、ディミトロフ選手がブレイクに成功。
第4ゲーム、15-40とディミトロフ選手にブレイクチャンスが来ると、ソック選手のショットがアウトとなり、ディミトロフ選手がブレイクに成功。
第6ゲーム、ソック選手のダブルフォルト、ディミトロフ選手のウィナーなどがあり、30-40とディミトロフ選手にセットポイント(ブレイクチャンス)が来ます。
ソック選手のショットがネットにかかり、ディミトロフ選手が第2セットを取ります。
ファイナルセット
ディミトロフ選手のサービスでファイナルセット開始。
第1ゲーム、ソック選手のウィナー、ディミトロフ選手のミスなどがあり、30-40とソック選手にブレイクチャンスが来ますが、ディミトロフ選手が凌いでキープ。
第8ゲーム、40-30とソック選手がゲームポイントを握りますが、ソック選手にミスが出てデュースへ。
デュース2回目、ソック選手にダブルフォルトが出てディミトロフ選手にブレイクチャンスが来ますが、ソック選手がフォアハンドのウィナーを決めて凌ぎます。
デュース3回目、ソック選手にまたもダブルフォルトが出てディミトロフ選手にブレイクチャンスが来ると、ディミトロフ選手がリターンから主導権を握ってポイントを取り、ディミトロフ選手がブレイクに成功。
第9ゲーム、ディミトロフ選手のサービングフォーザマッチ。
40-15とディミトロフ選手にマッチポイントが来ますが、ソック選手が粘りを見せてデュースへ。
ディミトロフ選手にミスが出てソック選手にブレイクチャンスが来ますが、ディミトロフ選手が先に攻撃を仕掛けて凌ぎます。
デュース3回目、ソック選手がリターンからプレッシャーをかけ、再びソック選手にブレイクチャンスが来ますが、ディミトロフ選手がここから3連続でポイントを取って、ディミトロフ選手が勝利。
スタッツ
ファイナルセットはお互いにチャンスがあり、どちらが勝ってもおかしくない展開でしたが、勝負どころでディミトロフ選手の方が上回ったかなという結果でした。
ディミトロフ | Match | ソック |
3 | サービスエース | 3 |
5 | ダブルフォルト | 5 |
64%(59/92) | ファーストサーブ確率 | 62%(47/76) |
68%(40/59) | 1st Serve Points Won | 62%(29/47) |
52%(17/33) | 2nd Serve Points Won | 45%(13/29) |
63%(5/8) | ブレイク / チャンス | 33%(2/6) |
11/16 | ネットポイント | 12/22 |
54%(91/168) | ポイントの合計 | 46%(77/168) |
1,779m | Total Distance Run | 1,794m |
25 | Winner 合計 | 20 |
13 | フォアハンド | 11 |
9 | バックハンド | 6 |
3 | サーブ | 3 |
33 | Unforced error 合計 | 37 |
11 | フォアハンド | 17 |
17 | バックハンド | 15 |
5 | サーブ | 5 |
[スタッツ用語の補足]
1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
Total Distance Run:総走行距離。
準決勝「フェデラー vs ゴファン」
過去の対戦成績は、フェデラー選手の6勝、ゴファン選手の0勝。
直近の対戦は2017年のスイス・インドア(バーゼル)の準決勝で、フェデラー選手がセットカウント2-0(6-1、6-2)で勝利しています。
[2] ロジャー・フェデラー | 1 | 6 | 3 | 4 |
[7] ダビド・ゴファン | 2 | 2 | 6 | 6 |
試合時間:1時間45分 |
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第7シードのダビド・ゴファン選手(26歳・ベルギー)が第2シードのロジャー・フェデラー選手(36歳・スイス)を2-6、6-3、6-4のフルセットの末に破り、ATPファイナルズ初の決勝に進出。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
ゴファン選手のサービスで試合開始。
第1ゲーム、フェデラー選手のウィナー、ゴファン選手のミスなどがあり、15-40とフェデラー選手にブレイクチャンスが来ますが、ゴファン選手が凌いでデュースへ。
デュース後もゴファン選手が何とかピンチを凌いでいましたが、このゲーム5本目のブレイクポイントをフェデラー選手がモノにして、フェデラー選手がブレイクに成功。
第5ゲーム、フェデラー選手のリターンエース、見事なパッシングショットなどがあり、0-40とフェデラー選手にブレイクチャンスが来ます。
ゴファン選手が2本凌ぎますが、フェデラー選手のバックハンドのウィナーが決まり、フェデラー選手がブレイクに成功。
第7ゲーム、30-40とフェデラー選手にセットポイントが来ますが、ゴファン選手が凌いでキープ。
第8ゲーム、フェデラー選手のサービングフォーザセット。
40-0とフェデラー選手にセットポイントが来ると、最後はサービスエースを決めて、フェデラー選手が第1セットを先取。
第2セット
ゴファン選手のサービスで第2セット開始。
第2ゲーム、3回目のデュースでゴファン選手のリターンエースが決まり、ゴファン選手にブレイクチャンスが来ます。
ゴファン選手がロングラリーから最後は見事なパッシングショットを決めて、ゴファン選手がブレイクに成功。
第7ゲーム、ゴファン選手の連続ミスなどがあり、30-40とフェデラー選手にブレイクチャンスが来ますが、ゴファン選手が凌いでキープ。
第9ゲーム、ゴファン選手のサービングフォーザセット。
40-0とゴファン選手にセットポイントが来ると、フェデラー選手のショットがアウトとなり、ゴファン選手が第2セットを取ります。
ファイナルセット
フェデラー選手のサービスでファイナルセット開始。
第3ゲーム、ゴファン選手の厳しいコースへのリターン、フェデラー選手のダブルフォルトなどがあり、15-40とゴファン選手にブレイクチャンスが来ます。
フェデラー選手が1本凌ぎますが、フェデラー選手のショットがアウトとなり、ゴファン選手がブレイクに成功。
第4ゲーム、フェデラー選手の見事なボレー、ゴファン選手のチャンスボールでのミス、ダブルフォルトなどがあり、デュースへ。
フェデラー選手のすばらしい連続攻撃からのウィナーが決まり、フェデラー選手にブレイクチャンスが来ますが、ゴファン選手が凌いでキープ。
第10ゲーム、ゴファン選手のサービングフォーザマッチ。
ゴファン選手の2本のサービスエースなどがあり、40-15とゴファン選手にマッチポイントが来ます。
フェデラー選手のリターンがネットにかかり、ゴファン選手が勝利。
スタッツ
第1セットが終わった段階ではフェデラー選手がこのまま行くかと思われましたが、第2セット以降、ゴファン選手はミスが減って、ストロークの安定感、精度がどんどんよくなり、サーブもすばらしく、最後は手が付けられない状態でした。
逆にフェデラー選手は簡単なミスが増えるなど、ラウンドロビンでフルセット2試合など厳しい戦いが続いたことで疲れもあったのか、調子がイマイチだったかなという感じでした。
ゴファン選手はラウンドロビンでナダル選手から初勝利、準決勝でフェデラー選手から初勝利をあげての決勝進出となり、決勝でもすばらしい活躍を期待したいです。
ゴファン | Match | フェデラー |
7 | サービスエース | 7 |
1 | ダブルフォルト | 3 |
59%(55/93) | ファーストサーブ確率 | 61%(47/77) |
73%(40/55) | 1st Serve Points Won | 74%(35/47) |
58%(22/38) | 2nd Serve Points Won | 57%(17/30) |
67%(2/3) | ブレイク / チャンス | 18%(2/11) |
13/19 | ネットポイント | 17/20 |
51%(87/170) | ポイントの合計 | 49%(83/170) |
1,693m | Total Distance Run | 1,714m |
20 | Winner 合計 | 28 |
9 | フォアハンド | 14 |
3 | バックハンド | 8 |
7 | サーブ | 7 |
27 | Unforced error 合計 | 37 |
16 | フォアハンド | 22 |
10 | バックハンド | 12 |
1 | サーブ | 3 |
準決勝のハイライト動画
準決勝「フェデラー vs ゴファン」、「ディミトロフ vs ソック」のハイライト動画です。
ドロー表
準決勝の放送予定
スポナビライブ、GAORA、NHK・BS1での放送が予定されています。
Sports navi LIVE(スポナビライブ)
スポナビライブでのLive配信について、ラウンドロビンから決勝までのシングルスとダブルスの全試合をLive配信予定。
日程 | ラウンド | 配信時間 |
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11月18日(土) | ダブルス準決勝 1 | 21:00~ |
シングルス準決勝 1 | 23:00~ | |
ダブルス準決勝 2 | 27:00~ | |
シングルス準決勝 2 | 29:00~ |
GAORA
GAORAでは、ラウンドロビンから決勝までのシングルスとダブルスの全試合を生中継で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
11月18日(土) | ダブルス準決勝 1 | 21:00~22:57 |
シングルス準決勝 1 | 22:57~26:30 | |
ダブルス準決勝 2 | 27:00~28:57 | |
シングルス準決勝 2 | 28:57~7:30 |
NHK・BS1
NHK・BS1では、BS1でラウンドロビンから決勝までのシングルスの全試合を生中継で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
11月18日(土) | 準決勝 1 | 23:00~(24:50) |
11月19日(日) | 準決勝 2 | 5:00~(6:50) |
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