2017年5月第2週(2017年第19週)にマドリード(スペイン)で開催されるマスターズ1000「ムチュア・マドリード・オープン」の大会情報(大会概要、歴代優勝者、大会日程、エントリー選手、ドロー表)と放送予定を見ていきます。
最後に錦織選手の過去のムチュア・マドリード・オープンでの成績も紹介します。
マドリード・オープン(マスターズ1000)
2002年から2008年までは室内ハードコートで行われていましたが、2009年からクレーコートに変わり男女共催の大会に拡大。
2012年に青色のクレーコートが導入されましたが、滑りやすいといった批判もあり、2013年からは通常の赤土のクレーコートに戻りました。
大会概要
大会名 | ムチュア・マドリード・オープン (Mutua Madrid Open) |
略名 | マドリード・オープン(Madrid Open) |
カテゴリ | マスターズ1000 |
開催期間 | 2017年 5月7日 ~ 5月14日 |
開催地 | スペイン/マドリード |
会場 | カハ・マヒカ(Caja Mágica) |
サーフェス | クレーコート |
ドロー | 56(シングルス) |
賞金総額 | €5,439,350(約6億5730万円) |
優勝賞金 | €1,043,680(約1億2610万円) |
日本との時差 | -7時間(サマータイム中) |
※賞金(日本円)について、2017年4月28日時点での1ユーロ120.85円で換算。
歴代優勝者
過去10年の優勝者を紹介します。
大会の最多優勝記録は、ボリス・ベッカー氏とラファエル・ナダル選手の4回。
また、ナダル選手は大会最多の7回の決勝進出となっています。
年 | 優勝者 |
---|---|
2016 | ノバク・ジョコビッチ |
2015 | アンディ・マレー |
2014 | ラファエル・ナダル |
2013 | ラファエル・ナダル |
2012 | ロジャー・フェデラー |
2011 | ノバク・ジョコビッチ |
2010 | ラファエル・ナダル |
2009 | ロジャー・フェデラー |
2008 | アンディ・マレー |
2007 | ダビド・ナルバンディアン |
※2008年までは室内ハード、2009年以降はクレーコート。
大会日程
男子は5月6日(土)と7(日)に予選が行われます。
本戦は5月7日(日)から始まり、決勝は5月14日(日)です。
※()内の時間は日本時間
日程 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
5月5日(金) | – | 予選 |
5月6日(土) | 予選 | 予選・1回戦 |
5月7日(日) | 予選・1回戦 | 1回戦 |
5月8日(月) | 1回戦 | 1回戦・2回戦 |
5月9日(火) | 1回戦・2回戦 | 2回戦 |
5月10日(水) | 2回戦 | 3回戦 |
5月11日(木) | 3回戦 | 準々決勝 |
5月12日(金) | 準々決勝 | 準決勝 |
5月13日(土) | 準決勝 | 決勝 |
5月14日(日) | 決勝 | – |
エントリー選手
出場予定の上位33選手と、各選手の2016年の同大会での結果を紹介します。
<欠場者の情報>
・フェデラー選手は全仏オープン以外のクレー大会は欠場。
・イスナー選手、ジョンソン選手、クエリー選手、デルポトロ選手は欠場。
欠場を発表した選手には、取り消し線を入れています。
※世界ランキングは、2017年5月1日付のランキングです。
選手名 | Rank | 2016年 |
---|---|---|
アンディ・マレー | 1位 | 準優勝 |
ノバク・ジョコビッチ | 2位 | 優勝 |
スタン・ワウリンカ | 3位 | 2回戦 |
ロジャー・フェデラー | 4位 | 不参加 |
ラファエル・ナダル | 5位 | ベスト4 |
ミロシュ・ラオニッチ | 6位 | ベスト8 |
錦織 圭 | 7位 | ベスト4 |
マリン・チリッチ | 8位 | 不参加 |
ドミニク・ティエム | 9位 | 1回戦 |
ダビド・ゴファン | 10位 | 1回戦 |
ジョーウィルフリード・ツォンガ | 11位 | 3回戦 |
トマーシュ・ベルディヒ | 12位 | ベスト8 |
グリゴール・ディミトロフ | 13位 | 1回戦 |
リュカ・プイユ | 14位 | 2回戦 |
ジャック・ソック | 15位 | 3回戦 |
ガエル・モンフィス | 16位 | 2回戦 |
ニック・キリオス | 17位 | ベスト8 |
ロベルト・バウティスタ アグート | 18位 | 3回戦 |
アルベルト・ラモス ビノラス | 19位 | 2回戦 |
アレクサンダー・ズベレフ | 20位 | 不参加 |
パブロ・カレーニョ ブスタ | 21位 | 2回戦 |
イボ・カロビッチ | 22位 | 1回戦 |
リシャール・ガスケ | 23位 | 3回戦 |
ジョン・イスナー | 24位 | 不参加 |
スティーブ・ジョンソン | 25位 | 1回戦 |
パブロ・クエバス | 26位 | 3回戦 |
サム・クエリー | 27位 | 3回戦 |
ジレ・ミュラー | 28位 | 不参加 |
ファビオ・フォニーニ | 29位 | 2回戦 |
ジル・シモン | 30位 | 3回戦 |
ダビド・フェレール | 31位 | 3回戦 |
ミーシャ・ズベレフ | 32位 | 不参加 |
フアン・マルティン・デルポトロ | 33位 | 2回戦 |
2016年シーズンで上位30位だった選手には出場義務があり、怪我などがなければトップ選手は全員が出場。
上位16人にはシードが与えられ、第1~第8シードの選手は1回戦が免除され2回戦からの出場となります。
ドロー表
ドローセレモニー:現地時間の5月5日(金)18:30(日本時間25:30)
ドロー表(PDF)は、『 2017年マドリード・オープンのドロー表 』をご覧ください。
準々決勝での第1シードから第8シードまでのドローは、下記のようになりました。
<トップハーフ>
[1]マレー vs ティエム[8]
[3]ワウリンカ vs チリッチ[7]
<ボトムハーフ>
[4]ナダル vs ラオニッチ[5]
[2]ジョコビッチ vs 錦織[6]
そして、錦織選手の初戦の相手は、ラモスビノラス選手とシュワルツマン選手の勝者。
モンテカルロ・マスターズでラモスビノラス選手は準優勝、シュワルツマン選手はベスト8と結果を残しており、クレーコーターである両選手のどちらが勝ち上がってきても復帰初戦としては厳しい相手を引いてしまいました。
ただ、この短期間では右手首の怪我は完治していないと思うので、痛みが再発せずに1試合しっかりとプレーができるかの方が気掛かりです。
2017年マドリード・オープンの結果
2017年マドリード・オープンの1回戦から決勝までの結果です。
2回戦以降の結果の記事では、ドロー表(結果付き)と各ラウンド終了時の暫定ランキングも紹介しています。
・マドリード・オープン「2回戦」の結果
・マドリード・オープン「3回戦」の結果
・マドリード・オープン「準々決勝」の結果
・マドリード・オープン「準決勝」の結果
・マドリード・オープン「決勝」の結果
放送予定
スポナビライブ、GAORA、NHK・BS1での放送が予定されています。
Sports navi LIVE(スポナビライブ)
スポナビライブでのLive配信について、1回戦と2回戦は無料、3回戦から決勝までは有料になります。
日程 | ラウンド | 配信時間 |
---|---|---|
5月7日(日) | 1回戦 | 19:30~(無料) |
5月8日(月) | 1回戦 | 19:00~(無料) |
5月9日(火) | 1回戦・2回戦 | 19:00~(無料) |
5月10日(水) | 2回戦 | 19:00~(無料) |
5月11日(木) | 3回戦 | 19:00~(有料) |
5月12日(金) | 準々決勝 | 19:00~(有料) |
5月13日(土) | 準決勝 | 23:00~(有料) |
5月14日(日) | 決勝 | 25:00~(有料) |
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
5月8日(月) | 1回戦 | 19:00~8:00 |
5月9日(火) | 1回戦・2回戦 | 21:30~8:00 |
5月10日(水) | 2回戦 | 21:30~8:00 |
5月11日(木) | 3回戦 | 19:00~8:00 |
5月12日(金) | 準々決勝 | 21:30~8:30 |
5月13日(土) | 準決勝 | 22:58~26:00 28:28~7:30 |
5月14日(日) | ダブルス決勝 | 22:00~24:50 |
決勝 | 24:50~5:00 |
NHK・BS1
NHKでは、錦織選手が出場する試合を中心に決勝までBS1で生中継。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
5月9日(火) | 1回戦 | 22:00~(24:00) |
5月10日(水) | 2回戦 | 19:00~(21:00) |
5月11日(木) | 3回戦 | 19:00~(21:00) |
5月12日(金) | 準々決勝 | 19:00~(20:50) |
5月13日(土) | 準決勝 | 23:00~(24:50) 28:30~(6:30) |
5月14日(日) | 決勝 | 25:00~(27:00) |
錦織選手の過去の成績
最後に、錦織選手のムチュア・マドリード・オープンでの過去の成績を紹介します。
錦織選手は2014年に準優勝、2015年と2016年にベスト4と好成績を残しています。
2014年の決勝ではあのナダル選手を圧倒するプレーを見せ、マスターズ初優勝が見えるくらい試合を優勢に進めていましたが、まさかの怪我での途中棄権となってしまいました。
そして、2015年と2016年は準決勝で戦った相手がマレー選手とジョコビッチ選手で、両選手とも錦織選手を破ってそのまま優勝を果たしています。
年 | 結果 | 対戦相手 |
---|---|---|
2016 | 準決勝 | ノバク・ジョコビッチ |
2015 | 準決勝 | アンディ・マレー |
2014 | 準優勝 | ラファエル・ナダル |
2013 | 準々決勝 | パブロ・アンドゥハル |
2011 | 1回戦 | ペレ・リバ |
錦織選手はマイアミ・オープンで怪我をした右手首の回復が間に合わず、ATP500バルセロナ・オープンからクレーシーズンを始動する予定でしたが欠場。
2週連続での開催となるマスターズ1000のマドリード・オープンとBNLイタリア国際に出場できるのかまだ分かりませんが、個人的には完治させることを優先して欲しいなと思います。
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