【2017年】上海ロレックス・マスターズの結果(準々決勝)


2017年10月第2週(2017年第41週)、上海(中国)で開催のマスターズ1000「上海ロレックス・マスターズ(上海マスターズ)」の準々決勝の結果、放送予定、準々決勝後の暫定ランキングを見ていきます。

準々決勝の中で「ナダル vs ディミトロフ」が一番の見どころとなりそうですが、ディミトロフ選手がナダル選手の全米オープンから続いている連勝を止めることができるのか注目です。

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2017年上海ロレックス・マスターズ 準々決勝の結果

マスターズ1000「上海ロレックス・マスターズ」の結果について、試合結果が分かり次第、適宜更新していきます。

<日程>
・10月13日(金):準々決勝

※()内の世界ランキングは、2017年10月9日付のランキングです。

準々決勝「ナダル vs ディミトロフ」(トップハーフ)

過去の対戦成績は、ナダル選手の9勝、ディミトロフ選手の1勝。

直近の対戦は2017年のチャイナ・オープンの準決勝で、ナダル選手がセットカウント2-1(6-3、4-6、6-1)で勝利しています。

[1] ラファエル・ナダル (1位) 2 6 64 6
[6] グリゴール・ディミトロフ (9位) 1 4 77 3
試合時間:2時間32分

第1シードのラファエル・ナダル選手(31歳・スペイン)が第6シードのグリゴール・ディミトロフ選手(26歳・ブルガリア)を6-4、6-7、6-3のフルセットの末に破り、準決勝に進出。

2時間32分の大熱戦でディミトロフ選手はあと一歩及びませんでしたが、ストロークで互角の戦いを見せ、お互いのすばらしいプレーが何度も飛び出すレベルの高い試合となりました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

お互いキープの展開が続きます。

第9ゲーム、0-40とナダル選手にブレイクチャンスが来ますが、ディミトロフ選手がすばらしい集中力でこのピンチを凌いでデュースへ。

直後、ナダル選手のフォアハンドのダウンザラインへのウィナーが決まってナダル選手に再びブレイクチャンスが来ます。
ナダル選手がディミトロフ選手の攻めを凌ぎながら最後にフォアハンドのウィナーを決め、ナダル選手がブレイクに成功。

第10ゲーム、ナダル選手のサービングフォーザセット。
15-30とディミトロフ選手がポイントを先行しますが、ここからナダル選手が見事なウィナーが決めるなど3連続でポイントを取って、第1セットを先取。

第2セット

第5ゲーム、30-40とナダル選手にブレイクチャンスが来ますが、ディミトロフ選手のスーパープレーが飛び出してデュースへ。
デュース後もディミトロフ選手がすばらしい集中力を見せてキープ。

このセットでチャンスがあったのはこのゲームだけで、お互いキープの展開が続いてタイブレークに突入。

ファーストポイントでディミトロフ選手にミスが出て、ナダル選手が先にミニブレイク。

4-2とナダル選手がリードしてサービス2本目、ディミトロフ選手のスライスでの攻撃に対してナダル選手がミスをしてしまい、ミニブレイクの数で並びます。

この後ディミトロフ選手がサービス2本をしっかりとキープして、ナダル選手のサービス2本。
1本目、ナダル選手にミスが出て、4-6とディミトロフ選手にセットポイントが来ます。
2本目、ナダル選手のショットがネットにかかり、ディミトロフ選手が第2セットを取ります。

ファイナルセット

第5ゲーム、40-15とナダル選手がゲームポイントを握りますが、ここからディミトロフ選手がバックハンドのダウンザラインへのウィナー、リターンエース、見事なパッシングショットとスーパーショットを連発して、ディミトロフ選手にブレイクチャンスが来ます。
あと一本を許さないナダル選手の勝負強さが上回り、ナダル選手がピンチを凌いでキープ。

第6ゲーム、ディミトロフ選手の2本のダブルフォルトとミスでデュースとなり、またもディミトロフ選手にミスが出てナダル選手にブレイクチャンスが来ます。
ディミトロフ選手のフォアハンドに回りこんでのショットがネットにかかり、ナダル選手がブレイクに成功。

第9ゲーム、ナダル選手のサービングフォーザマッチ。
ナダル選手がフリーポイント2本などしっかりとポイントを取って、40-15とナダル選手にマッチポイントが来ます。
ナダル選手のファーストサーブをディミトロフ選手が返すことができず、ナダル選手が勝利。

準々決勝「チリッチ vs ラモスビノラス」(トップハーフ)

過去の対戦成績は、チリッチ選手の3勝、ラモスビノラス選手の2勝。

直近の対戦は2017年のモンテカルロ・マスターズの準々決勝で、ラモスビノラス選手がセットカウント2-1(6-2、6-7、6-2)で勝利しています。

[4] マリン・チリッチ (5位) 2 6 6
アルベルト・ラモス ビノラス (25位) 0 3 4
試合時間:1時間21分

第4シードのマリン・チリッチ選手(29歳・クロアチア)がアルベルト・ラモスビノラス選手(29歳・スペイン)を6-3、6-4のストレートで破り、準決勝に進出。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

立ち上がりからチリッチ選手のミスが目立つなど、チリッチ選手がキープに苦労する展開が続きます。

ラモスビノラス選手が優勢にゲームを進めていましたが、第6ゲームでチリッチ選手がワンチャンスをモノにしてブレイクに成功。

チリッチ選手が第7ゲームと第9ゲームをしっかりとキープして、第1セットを先取。

第2セット

第3ゲーム、チリッチ選手に4回のブレイクチャンスがありましたが、ラモスビノラス選手が何とかキープ。

第5ゲーム、ラモスビノラス選手のミスやダブルフォルトなどがあり、チリッチ選手がブレイクに成功。

第6ゲーム、ラモスビノラス選手がワンチャンスをしっかりモノにしてブレイクバックに成功。

第7ゲーム、チリッチ選手のすばらしい粘りのプレー、バックハンドのウィナーなどがあり、チリッチ選手がブレイクに成功。

第10ゲーム、チリッチ選手のサービングフォーザマッチ。
チリッチ選手がフリーポイントやサービスエースなどで簡単にポイントを取っていき、40-0とチリッチ選手にマッチポイントが来ると、最後もファーストサーブでフリーポイントを取って、チリッチ選手が勝利。

準々決勝「トロイツキ vs デルポトロ」(ボトムハーフ)

過去の対戦成績は、トロイツキ選手の0勝、デルポトロ選手の6勝。

直近の対戦は2012年のシンシナティ・マスターズの3回戦で、デルポトロ選手がセットカウント2-1(7-6、2-6、6-1)で勝利しています。

ビクトル・トロイツキ (54位) 1 6 1 4
[16] フアン・マルティン・デルポトロ (23位) 2 4 6 6
試合時間:2時間1分

第16シードのフアン・マルティン・デルポトロ選手(29歳・アルゼンチン)がビクトル・トロイツキ選手(31歳・セルビア)を4-6、6-1、6-4のフルセットの末に破り、準決勝に進出。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

第7ゲーム、トロイツキ選手がバックハンドのウィナーを決めるなどストロークが冴え、ワンチャンスをモノにしてブレイクに成功。

第10ゲーム、トロイツキ選手のサービングフォーザセット。
トロイツキ選手のミスとダブルフォルトなどがあり、30-40とデルポトロ選手にブレイクチャンスが来ますが、トロイツキ選手がピンチを凌いでキープし、第1セットを先取。

第2セット

第2ゲーム、トロイツキ選手のミスなどがあり、デルポトロ選手がブレイクに成功。

デルポトロ選手が第6ゲームでもブレイクに成功し、第7ゲームのサービングフォーザセットをキープして第2セットを取ります。

ファイナルセット

第5ゲーム、15-15からデルポトロ選手がフォアハンドに回り込もうとした際に足が引っかかって転倒するアクシデントが発生。

デルポトロ選手は受け身をとる時に左手を付いて左手首を痛めたようで、トレーナーが駆けつけます。
左手首は古傷なだけにヒヤリとしましたが、プレーは続行。

再開後、トロイツキ選手はやりにくさがあったのか、デルポトロ選手の攻めに押されてしまい、デルポトロ選手がブレイクに成功。

第10ゲーム、デルポトロ選手のサービングフォーザマッチ。
40-15とデルポトロ選手にマッチポイントが来ると、デルポトロ選手がフリーポイントを取って勝利。

準々決勝「ガスケ vs フェデラー」(ボトムハーフ)

過去の対戦成績は、ガスケ選手の2勝、フェデラー選手の15勝。

直近の対戦は2015年の全米オープンの準々決勝で、フェデラー選手がセットカウント3-0(6-3、6-3、6-1)で勝利しています。

リシャール・ガスケ (31位) 0 5 4
[2] ロジャー・フェデラー (2位) 2 7 6
試合時間:1時間18分

第2シードのロジャー・フェデラー選手(36歳・スイス)がリシャール・ガスケ選手(31歳・フランス)を7-5、6-4のストレートで破り、準決勝に進出。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

お互いブレイクチャンスがありましたが決めきれず、キープが続きます。

第11ゲーム、フェデラー選手が絶妙なロブショットを決め、ロングラリーで打ち勝つなど15-40とフェデラー選手にブレイクチャンスが来ます。
ガスケ選手のフォアハンドのクロスへのショットがアウトとなり、フェデラー選手がブレイクに成功。

第12ゲーム、フェデラー選手のサービングフォーザセット。
フェデラー選手の2本のサービスエース、フォアハンドのクロスへのウィナーなどがあり40-30とセットポイントが来ると、フェデラー選手がバックハンドのクロスへのウィナーを決めて第1セットを先取。

第2セット

第1ゲームでフェデラー選手がいきなりブレイクに成功し、一気にたたみ掛けるかと思われましたが、ガスケ選手がしっかりと立て直して第2ゲームですぐにブレイクバックに成功。

第7ゲーム、ガスケ選手のミスが続いてフェデラー選手にブレイクチャンスが来ると、ガスケ選手にとってアンラッキーなコードボールがあり、フェデラー選手がブレイクに成功。

第10ゲーム、フェデラー選手のサービングフォーザセット。
40-15とフェデラー選手にマッチポイントが来ると、ファーストサーブでフリーポイントを取り、フェデラー選手が勝利。

ドロー表(ベスト32・結果)

準々決勝後の暫定ランキング

上海ロレックス・マスターズの準々決勝(QF)終了時点での暫定ランキングです。

チリッチ選手は自己最高となる4位が確定。

暫定
順位
選手名 基礎
point
round result 獲得
point
QF後
point
1 ナダル 9,865 準々決勝 360 10,225
2 フェデラー 7,505 準々決勝 360 7,865
3 マレー 5,290 欠場 0 5,290
4 チリッチ 4,145 準々決勝 360 4,505
5 A.ズベレフ 4,310 3回戦 × 90 4,400
6 ティエム 3,925 2回戦 × 10 3,935
7 ジョコビッチ 3,765 欠場 0 3,765
8 ディミトロフ 3,410 準々決勝 × 180 3,590
9 ワウリンカ 3,450 欠場 3,450
10 ゴファン 2,875 2回戦 × 10 2,885
11 C ブスタ 2,845 2回戦 × 10 2,855
12 ラオニッチ 2,600 欠場 0 2,600
13 イスナー 2,460 3回戦 × 90 2,550
14 クエリー 2,435 3回戦 × 90 2,525
15 錦織 圭 2,475 欠場 0 2,475
16 アンダーソン 2,425 2回戦 × 45 2,470
17 ツォンガ 2,285 欠場 2,285
18 ベルディヒ 2,230 欠場 2,230
19 デルポトロ 1,865 準々決勝 360 2,225
20 キリオス 2,000 1回戦 × 10 2,010
21 ソック 1,995 1回戦 × 10 2,005
22 B アグート 1,925 1回戦 × 10 1,935

※基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2017年10月・上海後)』をご覧ください。

上海ロレックス・マスターズ 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 1,000
準優勝 600
準決勝 360
準々決勝 180
3回戦 90
2回戦 45
1回戦 10

※1回戦を免除された第1シードから第8シードの選手が初戦敗退(2回戦敗退)となった場合、獲得ポイントは2回戦ではなく1回戦の10ポイントとなります。

準々決勝の放送予定

準々決勝は、スポナビライブ、GAORA、NHK・BS1での放送が予定されています。

Sports navi LIVE(スポナビライブ)

スポナビライブでのLive配信について、1回戦と2回戦は無料、3回戦から決勝までは有料になります。

日程 ラウンド 配信時間
10月13日(金) 準々決勝 14:00~

GAORA

GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。

日程 ラウンド 放送時間
10月13日(金) 準々決勝 14:00~24:00

NHK・BS1

NHKでは、BS1で準々決勝「ガスケ vs フェデラー」を生中継で放送予定。

※番組延長の場合はサブch102で放送継続

日程 ラウンド 放送時間
10月13日(金) 準々決勝 21:00~(21:50)

2017年上海ロレックス・マスターズ その他の結果

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