2017年10月第2週(2017年第41週)、上海(中国)で開催のマスターズ1000「上海ロレックス・マスターズ(上海マスターズ)」の決勝のプレイヤー情報、結果とスタッツ、放送予定、決勝後のランキングを見ていきます。
・決勝「ナダル vs フェデラー」
ナダル選手が勝てば上海マスターズ初優勝、フェデラー選手が勝てば2014年以来となる上海マスターズ2回目の優勝となります。
決勝のプレイヤー情報
ラファエル・ナダル選手とロジャー・フェデラー選手の「Head 2 Head」、「1回戦から準決勝までの結果」を紹介します。
Head 2 Head
過去の対戦成績は、ナダル選手の23勝、フェデラー選手の14勝。
2017年の対戦成績は、フェデラー選手の3戦3勝。
直近の対戦は2017年のマイアミ・オープンの決勝で、フェデラー選手がセットカウント2-0(6-3、6-4)で勝利しています。
※2017年10月15日時点(決勝前)のデータ
ナダル | フェデラー | |
23 勝 | 対戦成績 | 14 勝 |
1位(1位) | 最新ランキング(最高) | 2位(1位) |
スペイン(ESP) | 国籍 | スイス(SUI) |
31歳 | 年齢 | 36歳 |
1986年6月3日 | 生年月日 | 1981年8月8日 |
185cm / 85kg | 身長 / 体重 | 185cm / 85kg |
左 / 両手 | 利き手 / バック | 右 / 片手 |
2001年 | プロ転向 | 1998年 |
65勝9敗 | 2017年成績 | 43勝4敗 |
6回 | 2017年優勝回数 | 5回 |
871勝183敗 | 通算成績 | 1123勝249敗 |
75回 | 通算優勝回数 | 93回 |
過去の対戦成績については、『 名勝負「フェデラーvsナダル」の対戦成績は!? 』で詳しく紹介しています。
1回戦から準決勝までの結果
Round | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|
1回戦 | bye | – |
2回戦 | ドナルドソン (56位) | 6-2、6-1 |
3回戦 | フォニーニ (28位) | 6-3、6-1 |
準々決勝 | ディミトロフ (9位) | 6-4、6-7、6-3 |
準決勝 | チリッチ (5位) | 7-5、7-6 |
Round | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|
1回戦 | bye | – |
2回戦 | シュワルツマン (26位) | 7-6、6-4 |
3回戦 | ドルゴポロフ (41位) | 6-4、6-2 |
準々決勝 | ガスケ (31位) | 7-5、6-4 |
準決勝 | デルポトロ (23位) | 3-6、6-3、6-3 |
※()内の世界ランキングは、2017年10月9日付のランキングです。
2017年上海ロレックス・マスターズ 決勝の結果
マスターズ1000「上海ロレックス・マスターズ」の結果について、試合結果が分かり次第、更新します。
<日程>
・10月15日(日):決勝
決勝「ナダル vs フェデラー」
[1] ラファエル・ナダル (1位) | 0 | 4 | 3 | |
[2] ロジャー・フェデラー (2位) | 2 | 6 | 6 | |
試合時間:1時間12分 |
---|
第2シードのロジャー・フェデラー選手(36歳・スイス)が第1シードのラファエル・ナダル選手(31歳・スペイン)を6-4、6-3のストレートで破り、2014年以来となる上海マスターズ2回目の優勝を飾りました。
フェデラー選手はツアー通算94回目の優勝で、マスターズ27回目の優勝となりました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
ナダル選手のサービスで試合開始。
第1ゲーム、ナダル選手のミス、フェデラー選手の厳しいリターンからのフォアハンドのウィナーなどがあり、15-40とフェデラー選手にブレイクチャンスが来ますが、ナダル選手が凌いでデュースへ。
フェデラー選手のライジングでの連続攻撃からのバックハンドのウィナーが決まり、フェデラー選手に再びブレイクチャンスが来ます。
フェデラー選手のパッシングショットが決まり、フェデラー選手がブレイクに成功。
立ち上がりでいきなりゲームが動きましたが、第2ゲームをフェデラー選手が危なげなくキープ。
その後、ナダル選手もしっかりとキープを続け、リターンで何とかチャンスを作りたいところでしたが、フェデラー選手はサーブ、ストロークがともに好調でまったく隙がなく、ブレイクポイントを与えずにキープを続けて行きます。
第10ゲーム、フェデラー選手のサービングフォーザセット。
フェデラー選手のフォアハンドの逆クロスへのウィナー、フリーポイント2本で40-0とセットポイントが来ると、最後はサービスエースが決まり、フェデラー選手が第1セットを先取。
ラリー5本以下ではほぼ互角のポイント数でしたが、5本から9本のラリーになるとフェデラー選手が11ポイント、ナダル選手が4ポイントと、ストローク勝負ではフェデラー選手に優位な展開となりました。
第2セット
ナダル選手のサービスで第2セット開始。
第1ゲーム、ナダル選手が立ち上がりをしっかりとキープ。
第4ゲーム、30-30まで行きナダル選手は何とか次のポイントを取りたいところでしたが、フェデラー選手のサーブアンドボレーが決まり、40-30からフリーポイントで、フェデラー選手がキープ。
第5ゲーム、40-30とナダル選手がゲームポイントを握りますが、フェデラー選手の早いテンポでの攻撃からのバックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まってデュースへ。
ナダル選手にミスが出て、フェデラー選手にブレイクチャンスが来ますが、ナダル選手がフリーポイントを取って凌ぎます。
デュース2回目、フェデラー選手がストロークでナダル選手を追い込んでからのボレーが決まり、再びフェデラー選手にブレイクチャンスが来ます。
ストロークの打ち合いとなりますが、ナダル選手のショットがアウトとなり、フェデラー選手がブレイクに成功。
ブレイク直後の第6ゲームをフェデラー選手がラブゲームでキープし、第8ゲームもフェデラー選手があっさりとキープ。
第9ゲーム、フェデラー選手がリターンから攻めて連続でポイントを取り、0-30とフェデラー選手がポイントを先行。
フェデラー選手の絶妙なロブで、ナダル選手がギリギリ届くかどうかという体勢でのスマッシュがネットにかかり、0-40とフェデラー選手にチャンピオンシップポイント(ブレイクポイント)が来ます。
ナダル選手が1本凌ぎますが、ナダル選手のフォアハンドがネットにかかり、フェデラー選手が勝利。
スタッツ
ナダル選手は連戦で疲れもあったと思いますが、それにしてもフェデラー選手が強すぎたという試合内容でした。
フェデラー選手のサーブが絶好調でサービスエース(フリーポイント)だけでなく、サーブアンドボレー、サーブからの連続攻撃と、ナダル選手はリターンゲームで防戦一方となり、リターンから攻めるというパターンをまったく作れませんでした。
また、ストロークではフェデラー選手がどんどんベースラインの中に入ってライジングで早いテンポで仕掛け、ナダル選手が一歩も動けないシーンもあるなどフェデラー選手のショットの精度も抜群でした。
今大会、フェデラー選手は調子のピークを決勝にしっかりと持ってきて立ち上がりから全開という感じでしたが、ナダル選手の方は前週のチャイナ・オープンの決勝あたりにピークが来て、今大会は試合を重ねるごとにちょっと調子が落ちていったかなという感じでした。
ナダル | Match | フェデラー |
4 | サービスエース | 10 |
0 | ダブルフォルト | 0 |
74%(45/61) | ファーストサーブ確率 | 68%(30/44) |
62%(28/45) | 1st Serve Points Won | 83%(25/30) |
50%(8/16) | 2nd Serve Points Won | 79%(11/14) |
0%(0/0) | ブレイク / チャンス | 43%(3/7) |
3/5 | ネットポイント | 7/10 |
42%(44/105) | ポイントの合計 | 58%(61/105) |
12 | Winner 合計 | 28 |
4 | フォアハンド | 11 |
1 | バックハンド | 7 |
6 | サーブ | 11 |
20 | Unforced error 合計 | 11 |
8 | フォアハンド | 6 |
12 | バックハンド | 5 |
0 | サーブ | 0 |
[スタッツ用語の補足]
1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
決勝のハイライト動画
2017年上海ロレックス・マスターズの決勝「ナダル vs フェデラー」のハイライト動画です。
ドロー表(結果)
決勝後のランキング
上海ロレックス・マスターズの決勝後のランキングです。
順位 | 選手名 | 基礎 point |
round | 獲得 point |
決勝後 point |
---|---|---|---|---|---|
1 | ナダル | 9,865 | 準優勝 | 600 | 10,465 |
2 | フェデラー | 7,505 | 優勝 | 1,000 | 8,505 |
3 | マレー | 5,290 | 欠場 | 0 | 5,290 |
4 | チリッチ | 4,145 | 準決勝 | 360 | 4,505 |
5 | A.ズベレフ | 4,310 | 3回戦 | 90 | 4,400 |
6 | ティエム | 3,925 | 2回戦 | 10 | 3,935 |
7 | ジョコビッチ | 3,765 | 欠場 | 0 | 3,765 |
8 | ディミトロフ | 3,410 | 準々決勝 | 180 | 3,590 |
9 | ワウリンカ | 3,450 | 欠場 | – | 3,450 |
10 | ゴファン | 2,875 | 2回戦 | 10 | 2,885 |
11 | C ブスタ | 2,845 | 2回戦 | 10 | 2,855 |
12 | ラオニッチ | 2,600 | 欠場 | 0 | 2,600 |
13 | イスナー | 2,460 | 3回戦 | 90 | 2,550 |
14 | クエリー | 2,435 | 3回戦 | 90 | 2,525 |
15 | 錦織 圭 | 2,475 | 欠場 | 0 | 2,475 |
16 | アンダーソン | 2,425 | 2回戦 | 45 | 2,470 |
17 | ツォンガ | 2,285 | 欠場 | – | 2,285 |
18 | ベルディヒ | 2,230 | 欠場 | – | 2,230 |
19 | デルポトロ | 1,865 | 準決勝 | 360 | 2,225 |
20 | キリオス | 2,000 | 1回戦 | 10 | 2,010 |
21 | ソック | 1,995 | 1回戦 | 10 | 2,005 |
22 | B アグート | 1,925 | 1回戦 | 10 | 1,935 |
※基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2017年10月・上海後)』をご覧ください。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 1,000 |
準優勝 | 600 |
準決勝 | 360 |
準々決勝 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
※1回戦を免除された第1シードから第8シードの選手が初戦敗退(2回戦敗退)となった場合、獲得ポイントは2回戦ではなく1回戦の10ポイントとなります。
決勝の放送予定
決勝は、スポナビライブ、GAORA、NHK・BS1での放送が予定されています。
Sports navi LIVE(スポナビライブ)
スポナビライブでのLive配信について、1回戦と2回戦は無料、3回戦から決勝までは有料になります。
日程 | ラウンド | 配信時間 |
---|---|---|
10月15日(日) | ダブルス決勝 | 14:30~ |
決勝 | 17:30~ |
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
10月15日(日) | 決勝 | 17:20~21:00 |
ダブルス決勝 | 25:00~27:30 ※録画 | |
10月16日(月) | ダブルス決勝 | 11:30~14:00 ※録画 |
決勝 | 14:00~~17:00 ※録画 |
10月15日(日)のダブルスの決勝の放送について、14時半から生中継で放送予定となっていましたが番組がプロ野球中継に変更となり、25時から27時半に録画での放送となりました。
※野球中継が延長となり、シングルス決勝も生中継での放送がありませんでした。
NHK・BS1
NHKでは、BS1で決勝「ナダル vs フェデラー」を生中継で放送予定。
※番組延長の場合はサブch102で放送継続
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
10月15日(日) | 決勝 | 17:30~(19:50) |
10月16日(月) | 決勝(録画) | 1:50~3:32 ※NHK総合 |
10月17日(火) | 決勝(録画) | 20:00~21:42 |
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