2017年5月第2週(2017年第19週)にマドリード(スペイン)で開催されるマスターズ1000「ムチュア・マドリード・オープン」の準々決勝の放送予定、結果を見ていきます。
ボトムハーフではトップシードの選手が順当な勝ち上がりを見せる中、トップハーフでは第8シードのティエム選手以外は全員シードダウンという混戦模様となっています。
そして、「錦織 vs ジョコビッチ」の試合は、センターコート(Manolo Santana)の第1試合で日本時間の5月12日(金)19時に開始予定。
最後にムチュア・マドリード・オープン準々決勝後の暫定ランキングも紹介します。
2017年マドリード・オープン 準々決勝の結果
マスターズ1000「マドリード・オープン」の結果について、試合結果が分かり次第、適宜更新していきます。
<日程>
・5月12日(金):準々決勝
<開始時間(日本時間)>
・Day Session:19時~
・Night session:27時~
<コート>
・センターコート:Manolo Santana
・第2コート:Arantxa Sanchez Vicario
※()内の世界ランキングは、2017年5月8日付のランキングです。
準々決勝(トップハーフ・マレー山)
過去の対戦成績は、チョリッチ選手の1勝、ティエム選手の0勝。
ボルナ・チョリッチ(59位) | 0 | 1 | 4 | |
[8] ドミニク・ティエム(9位) | 2 | 6 | 6 | |
試合時間:1時間19分 |
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第8シードのティエム選手がチョリッチ選手をストレートで破り、準決勝に進出。
第1セット、第4ゲームとでティエム選手が先にブレイクに成功。
アンフォーストエラーが1本のみとストローク勝負で主導権を握ったティエム選手が第1セットを先取。
第2セット、第3ゲームが終わったところでチョリッチ選手がメディカルタイムアウトを取り、右肩のマッサージを受けます。
第7ゲーム、10分近くの長いゲームとなりましたが、ティエム選手が先にブレイクに成功。
ティエム選手が最後までブレイクを許すことなくゲームを進め、ストレートで勝利。
第1シードのマレー選手を破るなど、ラッキールーザーから快進撃を見せたチョリッチ選手は、準々決勝で敗退となりました。
チョリッチ | Match | ティエム |
68%(38/56) | ファーストサーブ確率 | 63%(31/49) |
68%(26/38) | 1st Serve Points Won | 81%(25/31) |
33%(6/18) | 2nd Serve Points Won | 72%(13/18) |
0%(0/3) | ブレイク / チャンス | 50%(3/6) |
8/13 | ネットポイント | 4/6 |
41%(43/105) | ポイントの合計 | 59%(62/105) |
1,158m | Total Distance Run | 1,258m |
17 | Winner 合計 | 21 |
11 | フォアハンド | 15 |
3 | バックハンド | 5 |
3 | サーブ | 1 |
20 | Unforced error 合計 | 11 |
14 | フォアハンド | 6 |
5 | バックハンド | 5 |
1 | サーブ | 0 |
[スタッツ用語の補足]
1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
Total Distance Run:総走行距離。
準々決勝(トップハーフ・ワウリンカ山)
過去に対戦はなく、今回が初対戦となります。
パブロ・クエバス(27位) | 2 | 3 | 6 | 6 |
アレクサンダー・ズベレフ(19位) | 1 | 6 | 0 | 4 |
試合時間:1時間30分 |
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パブロ・クエバス選手がアレクサンダー・ズベレフ選手をフルセットの末に破り、準決勝に進出。
ロングラリーがほとんどなく早いテンポで試合が進み、わずか26分でA.ズベレフ選手が第1セットを先取。
第2セットの立ち上がり、急にA.ズベレフ選手のプレーが雑になり、アンフォーストエラーが増えます。
そして、第2ゲームでクエバス選手のスーパーショットが飛び出すと流れが一気に変わり、クエバス選手がベーグルであっという間に第2セットを奪取。
ファイナルセット、ブレイクチャンスが一度もなく、お互いキープの展開で迎えた第10ゲーム(A.ズベレフ選手のサービスゲーム)。
まったくミスをしないクエバス選手にA.ズベレフ選手が先にミスをしてしまうなど、このセットで最初に来たブレイクチャンスをしっかりとモノにしたクエバス選手が逆転で勝利。
結局、A.ズベレフ選手は第1セットで1回ブレイクした以外は、まったくチャンスがありませんでした。
クエバス | 試合全体 | A.ズベレフ |
0 | サービスエース | 11 |
3 | ダブルフォルト | 4 |
60%(38/63) | ファーストサーブ確率 | 68%(52/77) |
74%(28/38) | 1st Serve Points Won | 75%(39/52) |
64%(16/25) | 2nd Serve Points Won | 36%(9/25) |
44%(4/9) | ブレイク / チャンス | 100%(1/1) |
52%(73/140) | ポイントの合計 | 48%(67/140) |
準々決勝(ボトムハーフ・ナダル山)
過去の対戦成績は、ゴファン選手の0勝、ナダル選手の1勝。
[9] ダビド・ゴファン(10位) | 0 | 63 | 2 | |
[4] ラファエル・ナダル(5位) | 2 | 77 | 6 | |
試合時間:1時間59分 |
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第4シードのナダル選手が第9シードのゴファン選手をストレートで破り、準決勝に進出。
第1セット、お互い粘りのプレーでキープを続け、タイブレークへ。
ゴファン選手が決め急いでミスをしてしまうなどナダル選手がリードしてセットポイントを迎えると、最後はゴファン選手のダブルフォルトで終わり、ナダル選手が第1セットを先取。
第2セット、第3ゲームでナダル選手がブレイクに成功。
直後の第4ゲーム、ゴファン選手に4回ブレイクポイントがありましたが、ナダル選手が凌いでキープ。
第7ゲーム、スーパーショットの応酬で手に汗握る展開が続きます。
このゲームで5回目のブレイクポイントをナダル選手がモノにし、5-2となってナダル選手のサービングフォーザマッチを迎えます。
最後もしっかりとキープしたナダル選手がストレートで勝利。
ゴファン選手は最後まで攻め続けましたが、ナダル選手の球際の強さがすさまじく、あと一歩届きそうで届かない勝負どころでの差がありました。
負けはしましたが、ゴファン選手は今シーズンの成績の通り、トップ10の壁を破ってからは力強いテニスを見せており、これからの活躍が非常に楽しみです。
ゴファン | Match | ナダル |
61%(50/82) | ファーストサーブ確率 | 70%(46/66) |
64%(32/50) | 1st Serve Points Won | 76%(35/46) |
44%(14/32) | 2nd Serve Points Won | 65%(13/20) |
0%(0/5) | ブレイク / チャンス | 14%(2/14) |
9/16 | ネットポイント | 9/15 |
43%(64/148) | ポイントの合計 | 57%(84/148) |
2,217m | Total Distance Run | 2,209m |
23 | Winner 合計 | 21 |
15 | フォアハンド | 17 |
5 | バックハンド | 4 |
3 | サーブ | 0 |
26 | Unforced error 合計 | 19 |
15 | フォアハンド | 9 |
8 | バックハンド | 10 |
3 | サーブ | 0 |
準々決勝(ボトムハーフ・ジョコビッチ山)
過去の対戦成績は、錦織選手の2勝、ジョコビッチ選手の11勝。
[6] 錦織 圭(8位) | 棄権 | |||
[2] ノバク・ジョコビッチ(2位) | ||||
錦織選手は右手首に痛みが出たということで棄権となりました。
錦織選手の会見でのコメントを紹介します。(NHK・BS1の放送より)
昨日の試合後に右手首に痛みを感じ、今朝少し悪くなったので、悪化を避けるために棄権をした。
次のローマ大会については2日間ほど休んで様子を見て決めたい。
以前の痛みと同じ。全く痛くない場面と痛みを感じるショットがあって、自分でも判断しかねている。
100%治してから出たい。
準々決勝のハイライト動画
準々決勝のハイライト動画です。
ドロー表(ベスト32・結果)
準々決勝(QF)後の暫定ランキング
マドリード・オープン準々決勝後の暫定ランキングです。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
round | result | 獲得 point |
QF後 point |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | マレー | 10,270 | 3回戦 | × | 90 | 10,360 |
2 | ジョコビッチ | 6,485 | 準々決勝 | ○ | 360 | 6,845 |
3 | ワウリンカ | 5,595 | 2回戦 | × | 10 | 5,605 |
4 | フェデラー | 5,035 | 欠場 | – | 0 | 5,035 |
5 | ナダル | 4,195 | 準々決勝 | ○ | 360 | 4,555 |
6 | ラオニッチ | 4,090 | 3回戦 | × | 90 | 4,180 |
7 | ティエム | 3,435 | 準々決勝 | ○ | 360 | 3,795 |
8 | チリッチ | 3,725 | 2回戦 | × | 10 | 3,735 |
9 | 錦織 圭 | 3,290 | 準々決勝 | × | 180 | 3,470 |
10 | ゴファン | 2,875 | 準々決勝 | × | 180 | 3,055 |
11 | ディミトロフ | 2,810 | 3回戦 | × | 90 | 2,900 |
12 | ツォンガ | 2,825 | 2回戦 | × | 45 | 2,870 |
13 | ベルディヒ | 2,600 | 3回戦 | × | 90 | 2,690 |
14 | ソック | 2,360 | 1回戦 | × | 10 | 2,370 |
15 | モンフィス | 2,355 | 1回戦 | × | 10 | 2,365 |
16 | プイユ | 2,320 | 1回戦 | × | 10 | 2,330 |
17 | A.ズベレフ | 2,120 | 準々決勝 | × | 180 | 2,300 |
18 | キリオス | 2,065 | 3回戦 | × | 90 | 2,155 |
19 | ラモス V | 2,135 | 1回戦 | × | 10 | 2,145 |
20 | B アグート | 2,100 | 1回戦 | × | 10 | 2,110 |
21 | C ブスタ | 2,080 | 1回戦 | × | 10 | 2,090 |
「基礎point」:5月8日付のポイントから前年のBNLイタリア国際の失効ポイントを差し引いたポイント(失効日が1週ずれています)
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 1000 |
準優勝 | 600 |
準決勝 | 360 |
準々決勝 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
※1回戦を免除された第1~第8シードの選手が初戦敗退(2回戦敗退)となった場合、獲得ポイントは2回戦ではなく1回戦の10ポイントとなります。
準々決勝の放送予定
準々決勝は、スポナビライブ、GAORA、NHK・BS1での放送が予定されています。
Sports navi LIVE(スポナビライブ)
スポナビライブでのLive配信について、3回戦以降は有料になります。
日程 | ラウンド | 配信時間 |
---|---|---|
5月12日(金) | 準々決勝 | 19:00~(有料) |
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
5月12日(金) | 準々決勝 | 21:30~26:30 28:30~8:30 |
5月13日(土) | 準々決勝(録画) | 10:00~13:00 |
5月12日(金)のGAORA放送について、17:30~21:30にプロ野球中継が入っているため、テニス中継の開始が21:30~となっています。
錦織選手の試合時間がプロ野球中継と被っており、生中継はなく13日(土)10時から録画放送が予定されています。
NHK・BS1
NHK・BS1では、準々決勝「錦織 vs ジョコビッチ」の試合をBS1で生中継の予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
5月12日(金) | 準々決勝 | 19:00~(20:50) |
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