2017年8月第2週(2017年第32週)にモントリオール(カナダ)で開催されるマスターズ1000「ロジャーズ・カップ(カナダ・マスターズ)」の準々決勝の放送予定、結果、スタッツを見ていきます。
3回戦で第1シードのナダル選手が敗れる波乱もあり、準々決勝に残ったシード選手は第2シードのフェデラー選手、第4シードのA.ズベレフ選手、第12シードのバウティスタアグート選手だけとなりました。
そして、2回戦でデルポトロ選手、3回戦でナダル選手を破った地元カナダの18歳のシャポバロフ選手の快進撃がどこまで続くのか注目です。
最後にロジャーズ・カップの準々決勝後の暫定ランキングも紹介します。
2017年ロジャーズ・カップ 準々決勝の結果
マスターズ1000「ロジャーズ・カップ」の結果について、試合結果が分かり次第、適宜更新していきます。
※()内の世界ランキングは、2017年8月7日付のランキングです。
準々決勝「シャポバロフ vs マナリノ」(トップハーフ)
過去に対戦はなく、初対戦となります。
デニス・シャポバロフ (143位) | 2 | 2 | 6 | 6 |
アドリアン・マナリノ (42位) | 1 | 6 | 3 | 4 |
試合時間:2時間25分 |
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地元カナダの18歳のデニス・シャポバロフ選手がアドリアン・マナリノ選手をフルセットの末に破り、マスターズ初の準決勝に進出。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第1ゲーム、デュースからシャポバロフ選手に連続でダブルフォルトが出て、マナリノ選手がブレイクに成功。
第3ゲーム、シャポバロフ選手のボレーミス、ダブルフォルト、ストロークミスがあり、マナリノ選手がラブゲームでブレイクに成功。
第5ゲーム、マナリノ選手に5本のブレイクポイントがありましたが、シャポバロフ選手が何とかキープ。
第8ゲーム、マナリノ選手のサービングフォーザセット。
マナリノ選手がラブゲームでキープして第1セットを先取。
第2セット
第5ゲームが終わったところで雨により10分ほど中断。
試合再開直後の第6ゲーム、シャポバロフ選手がこの試合で初めてブレイクポイントを握ると、マナリノ選手のショットがネットにかかり、シャポバロフ選手がブレイクに成功。
第9ゲーム、シャポバロフ選手のサービングフォーザセット。
ファーストポイントをマナリノ選手に取られますが、シャポバロフ選手が4連続でポイントを取ってしっかりとキープし、第2セットを取ります。
ファイナルセット
第3ゲームでシャポバロフ選手が先にブレイクに成功しますが、直後の第4ゲームでマナリノ選手がブレイクバックに成功。
第9ゲーム、デュースとなりシャポバロフ選手がこのゲーム2本目のブレイクポイントを握ると、マナリノ選手のショットがネットにかかり、シャポバロフ選手がブレイクに成功。
第10ゲーム、シャポバロフ選手のサービングフォーザマッチ。
40-15とシャポバロフ選手にマッチポイントが来ると、ファーストサーブをマナリノ選手が返すことができず、シャポバロフ選手が勝利。
シャポバロフ | Match | マナリノ |
9 | サービスエース | 0 |
7 | ダブルフォルト | 4 |
51%(52/101) | ファーストサーブ確率 | 57%(42/74) |
67%(35/52) | 1st Serve Points Won | 67%(28/42) |
53%(26/49) | 2nd Serve Points Won | 63%(20/32) |
60%(3/5) | ブレイク / チャンス | 27%(3/11) |
7/15 | ネットポイント | 10/15 |
50%(87/175) | ポイントの合計 | 50%(88/175) |
2,095m | Total Distance Run | 1,889m |
34 | Winner 合計 | 9 |
18 | フォアハンド | 5 |
5 | バックハンド | 3 |
11 | サーブ | 1 |
49 | Unforced error 合計 | 30 |
26 | フォアハンド | 17 |
16 | バックハンド | 9 |
7 | サーブ | 4 |
[スタッツ用語の補足]
1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
Total Distance Run:総走行距離。
準々決勝「A.ズベレフ vs アンダーソン」(トップハーフ)
過去の対戦成績は、A.ズベレフ選手の3勝、アンダーソン選手の0勝。
直近の試合は2017年のシティ・オープンの決勝で、A.ズベレフ選手がストレートで勝利しています。
[4] アレクサンダー・ズベレフ (8位) | 2 | 7 | 6 | |
ケビン・アンダーソン (32位) | 0 | 5 | 4 | |
試合時間:1時間31分 |
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第4シードのアレクサンダー・ズベレフ選手がケビン・アンダーソン選手をストレートで破り、準決勝に進出。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第3ゲーム、デュースとなり、アンダーソン選手がサーブアンドボレーに出ますが足元に返ってきたボールを返すことができず、A.ズベレフ選手にブレイクチャンスが来ます。
このピンチでアンダーソン選手にダブルフォルトが出て、A.ズベレフ選手がブレイクに成功。
第4ゲーム、40-0とA.ズベレフ選手がゲームポイントを握ったところから、A.ズベレフ選手の連続ダブルフォルト、ストロークミスでデュースへ。
2回目のデュースからA.ズベレフ選手に連続でミスが出て、アンダーソン選手がブレイクバックに成功。
その後はお互いキープが続き、このままタイブレークに行くかという流れの中、第11ゲームでアンダーソン選手のミスが絡んでA.ズベレフ選手がブレイクに成功。
第12ゲーム、A.ズベレフ選手のサービングフォーザセット。
デュースとなってアンダーソン選手にブレイクポイントが1本ありましたが、A.ズベレフ選手がキープして第1セットを先取。
第2セット
第3ゲーム、40-15とアンダーソン選手がゲームポイントを握ったところから、アンダーソン選手のダブルフォルトが出るなどデュースへ。
5回目のデュースからアンダーソン選手にミスが出て、A.ズベレフ選手がこのゲーム3回目のブレイクチャンスが来ます。
A.ズベレフ選手の深いリターンをアンダーソン選手が返すことができず、A.ズベレフ選手がブレイクに成功。
その後はお互いキープが続きます。
第11ゲーム、A.ズベレフ選手のサービングフォーザマッチ。
40-30とA.ズベレフ選手にマッチポイントが来ると、A.ズベレフ選手がサービスエースを決めて勝利。
A.ズベレフ | Match | アンダーソン |
9 | サービスエース | 9 |
7 | ダブルフォルト | 5 |
56%(41/73) | ファーストサーブ確率 | 59%(41/70) |
76%(31/41) | 1st Serve Points Won | 73%(30/41) |
56%(18/32) | 2nd Serve Points Won | 48%(14/29) |
60%(3/5) | ブレイク / チャンス | 33%(1/3) |
5/6 | ネットポイント | 4/6 |
52%(75/143) | ポイントの合計 | 48%(68/143) |
1,053m | Total Distance Run | 1,042m |
16 | Winner 合計 | 20 |
3 | フォアハンド | 7 |
4 | バックハンド | 1 |
9 | サーブ | 12 |
25 | Unforced error 合計 | 31 |
9 | フォアハンド | 18 |
9 | バックハンド | 8 |
7 | サーブ | 5 |
準々決勝「ハーセ vs シュワルツマン」(ボトムハーフ)
過去の対戦成績は、ハーセ選手の4勝、シュワルツマン選手の0勝。
直近の試合は2017年のハンガリー・オープンの1回戦で、ハーセ選手がストレートで勝利しています。
ロビン・ハーセ (52位) | 2 | 4 | 6 | 6 |
ディエゴ・シュワルツマン (36位) | 1 | 6 | 3 | 3 |
試合時間:2時間3分 |
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ロビン・ハーセ選手がディエゴ・シュワルツマン選手をフルセットの末に破り、マスターズ初の準決勝に進出。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第6ゲームでシュワルツマン選手がラブゲームでブレイクに成功しますが、第7ゲームでハーセ選手がすぐにブレイクバックに成功。
第10ゲーム、ハーセ選手のファーストサーブの入りが悪くなり、シュワルツマン選手がリターンから攻めて15-40とシュワルツマン選手にセットポイント(ブレイクチャンス)が来ます。
ハーセ選手が1本凌ぎますが、シュワルツマン選手がフォアハンドのウィナーを決めて第1セットを先取。
第2セット
第3ゲーム、シュワルツマン選手が40-15とゲームポイントを握ったところから4本連続でストロークミスが出てしまい、ハーセ選手がブレイクに成功。
その後はお互いキープをするのに苦しむ展開となり、ハーセ選手は第5ゲームでもブレイクに成功しますが、第6ゲームでシュワルツマン選手がブレイクに成功。
第9ゲーム、15-40とハーセ選手にセットポイント(ブレイクチャンス)が来ます。
シュワルツマン選手が1本凌ぎますが、シュワルツマン選手のハーフボレーがアウトとなり、ハーセ選手が第2セットを取ります。
ファイナルセット
第2ゲーム、シュワルツマン選手のミスが絡んでハーセ選手がブレイクに成功。
第5ゲーム、ハーセ選手が40-30とゲームポイントを握りますが、シュワルツマン選手が攻撃を仕掛けて3連続でポイントを取ってブレイクバックに成功。
第6ゲーム、シュワルツマン選手のストロークミス、ダブルフォルト、ボレーミスがあり、15-40とハーセ選手にブレイクチャンスが来ると、最後もシュワルツマン選手にミスが出て、ハーセ選手がブレイクに成功。
第9ゲーム、ハーセ選手のサービングフォーザマッチ。
40-15とハーセ選手にマッチポイントが来ると、ハーセ選手がサーブからのフォアハンドのウィナーを決めて勝利。
ハーセ | Match | シュワルツマン |
9 | サービスエース | 4 |
6 | ダブルフォルト | 3 |
56%(45/80) | ファーストサーブ確率 | 63%(60/96) |
84%(38/45) | 1st Serve Points Won | 65%(39/60) |
31%(11/35) | 2nd Serve Points Won | 36%(13/36) |
43%(6/14) | ブレイク / チャンス | 57%(4/7) |
11/14 | ネットポイント | 12/21 |
53%(93/176) | ポイントの合計 | 47%(83/176) |
2,127m | Total Distance Run | 2,160m |
32 | Winner 合計 | 30 |
12 | フォアハンド | 21 |
7 | バックハンド | 5 |
13 | サーブ | 4 |
31 | Unforced error 合計 | 40 |
9 | フォアハンド | 23 |
16 | バックハンド | 14 |
6 | サーブ | 3 |
準々決勝「Bアグート vs フェデラー」(ボトムハーフ)
過去の対戦成績は、バウティスタアグート選手の0勝、フェデラー選手の6勝。
直近の試合は2017年のマイアミ・オープンの4回戦で、フェデラー選手がストレートで勝利しています。
[12] ロベルト・バウティスタ アグート (16位) | 0 | 4 | 4 | |
[2] ロジャー・フェデラー (3位) | 2 | 6 | 6 | |
試合時間:1時間8分 |
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第2シードのロジャー・フェデラー選手が第12シードのロベルト・バウティスタアグート選手をストレートで破り、準決勝に進出。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
お互いブレイクポイントを与えずにキープが続いていきます。
第9ゲーム、ファーストポイントでフェデラー選手がリターンからすぐにネットに出てプレッシャーをかけ、最後はスマッシュを決めます。
その後もフェデラー選手はネットに出ることでアグート選手にプレッシャーをかけてミスを誘うなど、15-40とフェデラー選手にブレイクチャンスが来ます。
アグート選手が1本凌ぎますが、アグート選手にダブルフォルトが出て、フェデラー選手がブレイクに成功。
第10ゲーム、フェデラー選手のサービングフォーザセット。
フェデラー選手のフリーポイント2本、サーブアンドボレーで40-0とセットポイントが来ると、フェデラー選手のサービスエースが決まり、フェデラー選手が第1セットを先取。
第2セット
立ち上がりからブレイク合戦となります。
第1ゲーム、フェデラー選手のリターンからの攻め、アグート選手のダブルフォルトなどがあり、フェデラー選手がブレイクに成功。
第2ゲーム、フェデラー選手のミスが絡んでアグート選手がブレイクバックに成功。
第3ゲーム、フェデラー選手がリターンから主導権を握って攻め、0-40とブレイクチャンスが来ます。
アグート選手が2本凌ぎますが、ネットに出たフェデラー選手の頭上を狙ったアグート選手のロブがアウトとなり、フェデラー選手がブレイクに成功。
その後はお互いキープを続け、第10ゲームにフェデラー選手のサービングフォーザマッチが来ます。
40-15とフェデラー選手にマッチポイントが来ると、アグート選手のショットがネットにかかり、フェデラー選手が勝利。
Bアグート | Match | フェデラー |
2 | サービスエース | 5 |
3 | ダブルフォルト | 2 |
64%(37/58) | ファーストサーブ確率 | 51%(26/51) |
65%(24/37) | 1st Serve Points Won | 81%(21/26) |
57%(12/21) | 2nd Serve Points Won | 72%(18/25) |
33%(1/3) | ブレイク / チャンス | 50%(3/6) |
2/4 | ネットポイント | 20/26 |
44%(48/109) | ポイントの合計 | 56%(61/109) |
1,045m | Total Distance Run | 1,092m |
8 | Winner 合計 | 24 |
3 | フォアハンド | 14 |
2 | バックハンド | 4 |
3 | サーブ | 6 |
15 | Unforced error 合計 | 25 |
8 | フォアハンド | 10 |
4 | バックハンド | 13 |
3 | サーブ | 2 |
ドロー表(ベスト32・結果)
準々決勝後の暫定ランキング
ロジャーズ・カップの準々決勝終了時点での暫定ランキングです。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
round | result | 獲得 point |
QF後 point |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | マレー | 7,750 | 欠場 | – | – | 7,750 |
2 | ナダル | 7,465 | 3回戦 | × | 90 | 7,555 |
3 | フェデラー | 6,545 | 準々決勝 | ○ | 360 | 6,905 |
4 | ワウリンカ | 5,780 | 欠場 | – | – | 5,780 |
5 | ジョコビッチ | 5,325 | 欠場 | – | – | 5,325 |
6 | チリッチ | 5,155 | 欠場 | – | – | 5,155 |
7 | ティエム | 4,020 | 2回戦 | × | 10 | 4,030 |
8 | A.ズベレフ | 3,470 | 準々決勝 | ○ | 360 | 3,830 |
9 | 錦織 圭 | 3,275 | 2回戦 | × | 10 | 3,285 |
10 | ラオニッチ | 3,220 | 2回戦 | × | 10 | 3,230 |
11 | ディミトロフ | 2,980 | 3回戦 | × | 90 | 3,070 |
12 | ツォンガ | 2,760 | 2回戦 | × | 10 | 2,770 |
13 | ゴファン | 2,515 | 2回戦 | × | 45 | 2,560 |
14 | B アグート | 2,245 | 準々決勝 | × | 180 | 2,425 |
15 | ベルディヒ | 2,390 | 棄権 | – | 0 | 2,390 |
16 | ソック | 2,290 | 2回戦 | × | 45 | 2,335 |
17 | C ブスタ | 2,260 | 2回戦 | × | 45 | 2,305 |
18 | プイユ | 2,210 | 1回戦 | × | 10 | 2,220 |
19 | イスナー | 2,100 | 1回戦 | × | 10 | 2,110 |
20 | クエリー | 1,970 | 3回戦 | × | 90 | 2,060 |
※基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2017年8月・モントリオール後) 』をご覧ください。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 1,000 |
準優勝 | 600 |
準決勝 | 360 |
準々決勝 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
※1回戦を免除された第1シードから第8シードの選手が初戦敗退(2回戦敗退)となった場合、獲得ポイントは2回戦ではなく1回戦の10ポイントとなります。
準々決勝の放送予定
準々決勝は、スポナビライブ、GAORA、NHK・BS1での放送が予定されています。
Sports navi LIVE(スポナビライブ)
スポナビライブでのLive配信について、1回戦と2回戦は無料、3回戦から決勝までは有料になります。
日程 | ラウンド | 配信時間 |
---|---|---|
8月12日(土) | 3回戦 | 1:30~(有料) |
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
8月12日(土) | 準々決勝 1&2 | 1:30~6:30 |
準々決勝 3&4 | 7:30~12:30 | |
準々決勝 (録画) | 17:30~22:00 |
NHK・BS1
NHKでは、BS1で準々決勝「バウティスタアグート vs フェデラー」を生中継で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
8月12日(土) | 準々決勝 | 3:30~(5:49) |
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