2017年7月第1週(2017年第27週)からロンドン(イギリス)で開催されるグランドスラム「ウィンブルドン」の大会情報(大会概要、歴代優勝者、大会日程、エントリー選手、ドロー表)と放送予定を見ていきます。
最後に錦織選手の過去のウィンブルドンでの成績も紹介します。
ウィンブルドン(グランドスラム)
ウィンブルドンは世界で最も古いテニストーナメントであり、1877年以来、毎年ロンドンのウィンブルドンにあるオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブで開催されています。
開催期間中の第1週と第2週の中間に位置する日曜日をミドル・サンデーと呼び、この日を休養日として設ける伝統があります。
また、ウィンブルドンの伝統として、試合や練習の際には白いウェアを着用することが義務付けられています。
大会概要
大会名 | ウィンブルドン選手権(The Championships, Wimbledon) |
カテゴリ | グランドスラム |
開催期間 | 2017年 7月3日 ~ 7月16日 |
開催地 | イギリス/ロンドン |
会場 | オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ |
サーフェス | 芝 |
ドロー | 128(シングルス) |
賞金総額 | £14,840,000(約20億9,760万円) |
日本との時差 | -8時間(サマータイム中) |
<コート>
2009年にセンターコートに引き込み式の屋根が設置されました。
・センターコート(収容人員:約15,000)
・No.1コート(収容人員:約11,000)
・No.2コート(収容人員:約4,000)
ウィンブルドンでの獲得ポイントと賞金を紹介します。
ラウンド | 獲得ポイント | 賞金 |
---|---|---|
優勝 | 2,000 | £2,200,000(約3億1,080万円) |
準優勝 | 1,200 | £1,100,000(約1億5,540万円) |
準決勝 | 720 | £550,000(約7,770万円) |
準々決勝 | 360 | £275,000(約3,890万円) |
4回戦 | 180 | £147,000(約2,080万円) |
3回戦 | 90 | £90,000(約1,270万円) |
2回戦 | 45 | £57,000(約805万円) |
1回戦 | 10 | £35,000(約494万円) |
※賞金(日本円)について、2017年6月23日時点での1ポンド141.28円で換算。
歴代優勝者
過去15年の優勝者を紹介します。
ウィンブルドンのシングルス最多優勝記録は、ロジャー・フェデラー選手とピート・サンプラス氏の7回(プロ選手の参加が認められた1968年以降)。
・フェデラー(2003~2007年、2009年、2012年)
・サンプラス(1993~1995年、1997年、2000年)
年 | 優勝者 |
---|---|
2016 | アンディ・マレー |
2015 | ノバク・ジョコビッチ |
2014 | ノバク・ジョコビッチ |
2013 | アンディ・マレー |
2012 | ロジャー・フェデラー |
2011 | ノバク・ジョコビッチ |
2010 | ラファエル・ナダル |
2009 | ロジャー・フェデラー |
2008 | ラファエル・ナダル |
2007 | ロジャー・フェデラー |
2006 | ロジャー・フェデラー |
2005 | ロジャー・フェデラー |
2004 | ロジャー・フェデラー |
2003 | ロジャー・フェデラー |
2002 | レイトン・ヒューイット |
2001 | ゴラン・イワニセビッチ |
大会日程
6月26日(月)から6月29(木)に予選が行われます。
本戦は7月3日(月)から始まり、7月15日(土)に女子シングルスと男子ダブルスと女子ダブルスの決勝、7月16日(日)に男子シングルスの決勝とが行われます。
日程 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
7月3日(月) | 1回戦 | 1回戦 |
7月4日(火) | 1回戦 | 1回戦 |
7月5日(水) | 2回戦 | 2回戦 |
7月6日(木) | 2回戦 | 2回戦 |
7月7日(金) | 3回戦 | 3回戦 |
7月8日(土) | 3回戦 | 3回戦 |
7月9日(日) | 休養日 | |
7月10日(月) | 4回戦 | 4回戦 |
7月11日(火) | 準々決勝(D) | 準々決勝(S・D) |
7月12日(水) | 準々決勝(S) | 準決勝(D) |
7月13日(木) | 準決勝(D) | 準決勝(S) |
7月14日(金) | 準決勝(S・D) | – |
7月15日(土) | 決勝(D) | 決勝(S・D) |
7月16日(日) | 決勝(S) | – |
S:シングルス、D:ダブルス
エントリー選手
出場予定の上位40選手と、各選手の2016年の同大会での結果を紹介します。
<欠場者の情報>
・ゴファン選手、カレーニョブスタ選手、クエバス選手は怪我のため欠場。
※世界ランキングは、2017年6月26日付のランキングです。
シード | 選手名 | Rank | 2016年 |
---|---|---|---|
1 | アンディ・マレー | 1位 | 優勝 |
2 | ノバク・ジョコビッチ | 4位 | 3回戦 |
3 | ロジャー・フェデラー | 5位 | ベスト4 |
4 | ラファエル・ナダル | 2位 | 不参加 |
5 | スタン・ワウリンカ | 3位 | 2回戦 |
6 | ミロシュ・ラオニッチ | 7位 | 準優勝 |
7 | マリン・チリッチ | 6位 | ベスト8 |
8 | ドミニク・ティエム | 8位 | 2回戦 |
9 | 錦織 圭 | 9位 | 4回戦 |
10 | アレクサンダー・ズベレフ | 12位 | 3回戦 |
11 | トマーシュ・ベルディヒ | 14位 | ベスト4 |
12 | ジョーウィルフリード・ツォンガ | 10位 | ベスト8 |
13 | グリゴール・ディミトロフ | 11位 | 3回戦 |
14 | リュカ・プイユ | 15位 | ベスト8 |
15 | ガエル・モンフィス | 16位 | 1回戦 |
16 | ジレ・ミュラー | 26位 | 2回戦 |
17 | ジャック・ソック | 18位 | 3回戦 |
18 | ロベルト・バウティスタ アグート | 19位 | 3回戦 |
19 | フェリシアーノ・ロペス | 25位 | 3回戦 |
20 | ニック・キリオス | 20位 | 4回戦 |
21 | イボ・カロビッチ | 23位 | 2回戦 |
22 | リシャール・ガスケ | 27位 | 4回戦 |
23 | ジョン・イスナー | 21位 | 3回戦 |
24 | サム・クエリー | 28位 | ベスト8 |
25 | アルベルト・ラモス ビノラス | 22位 | 3回戦 |
26 | スティーブ・ジョンソン | 31位 | 4回戦 |
27 | ミーシャ・ズベレフ | 30位 | 予選1回戦 |
28 | ファビオ・フォニーニ | 29位 | 2回戦 |
29 | フアン・マルティン・デルポトロ | 32位 | 3回戦 |
30 | カレン・ハチャノフ | 34位 | 予選3回戦 |
31 | フェルナンド・ベルダスコ | 35位 | 1回戦 |
32 | パオロ・ロレンツィ | 33位 | 1回戦 |
– | ダビド・ゴファン | 13位 | 4回戦 |
– | パブロ・カレーニョ ブスタ | 17位 | 1回戦 |
– | パブロ・クエバス | 24位 | 1回戦 |
– | ジル・シモン | 36位 | 2回戦 |
– | ディエゴ・シュワルツマン | 37位 | 1回戦 |
– | ロビン・ハーセ | 38位 | 2回戦 |
– | ダビド・フェレール | 39位 | 2回戦 |
– | ビクトル・トロイツキ | 40位 | 2回戦 |
ウィンブルドン(男子シングルス)のシードについて
ウィンブルドンではエントリーランキング上位32名にシードが与えられ、下記3つのポイントの合計でシード順が決められます。
・2017年6月26日のATPランキングのポイント
・2017年6月26日までの直近12ヶ月間に獲得した芝の大会でのすべてのポイント
・それ以前の12ヶ月間に芝の大会で獲得した最高ポイントの75%
ドロー表
ドローセレモニー:6月30日(金)
ドロー表(PDF)は、『 2017年ウィンブルドンのドロー表 』をご覧ください。
第1シードから第8シードまでのドローは下記のようになりました。
<トップハーフ>
[1]マレー vs ワウリンカ[5]
[4]ナダル vs チリッチ[7]
<ボトムハーフ>
[3]フェデラー vs ラオニッチ[6]
[2]ジョコビッチ vs ティエム[8]
第9シードの錦織選手はトップハーフのナダル山に入り、勝ち上がっていくと3回戦で第18シードのバウティスタアグート選手、4回戦で第7シードのチリッチ選手、準々決勝で第4シードのナダル選手と当たることになります。
また、日本人選手では杉田祐一選手とダニエル太郎選手も出場。
2017年ウィンブルドンの結果
2017年ウィンブルドンの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介しています。
・ウィンブルドン「2回戦」の結果
・ウィンブルドン「3回戦」の結果
・ウィンブルドン「4回戦」の結果
・ウィンブルドン「準々決勝」の結果
・ウィンブルドン「準決勝」の結果
・ウィンブルドン「決勝」の結果
放送予定
WOWOWとNHK(地上波とネット配信)での放送が予定されています。
WOWOW
WOWOWでは、予選と本戦1回戦から決勝までを連日生中継で放送予定。
※予選と本戦初日は無料放送となっています。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
6月26日(月) | 予選 | 19:00~ |
6月27日(火) | 予選 | 19:00~ |
6月28日(水) | 予選 | 19:00~ |
6月28日(木) | 予選 | 19:00~ |
7月3日(月) | 1回戦 | 19:30~ |
7月4日(火) | 1回戦 | 19:30~ |
7月5日(水) | 2回戦 | 19:30~ |
7月6日(木) | 2回戦 | 19:30~ |
7月7日(金) | 3回戦 | 19:30~ |
7月8日(土) | 3回戦 | 19:30~ |
7月9日(日) | – | – |
7月10日(月) | 4回戦 | 19:30~ |
7月11日(火) | 準々決勝(女子) | 19:55~ |
7月12日(水) | 準々決勝(男子) | 20:55~ |
7月13日(木) | 準決勝(女子) | 20:50~ |
7月14日(金) | 準決勝(男子) | 20:50~ |
7月15日(土) | 決勝(女子) | 21:45~ |
7月16日(日) | 決勝(男子) | 21:45~ |
7月11日(火)の放送について、放送開始時間が20:55から19:55に変更となりました。
7月15日(土)の放送について、21時45分から女子シングルスの決勝、24時から男子ダブルス決勝と女子ダブルス決勝を放送予定となっています。
NHK(地上波)
NHKでは、1回戦から決勝までを生中継または録画で放送する予定。
錦織選手の試合は生中継で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
7月3日(月) | 1回戦(錦織) | 21:00~(生中継) |
1回戦 | 24:10~ | |
7月4日(火) | 1回戦 | 24:10~ |
7月5日(水) | 2回戦(錦織) | 21:00~(生中継) |
2回戦 | 24:10~ | |
7月6日(木) | 2回戦 | 24:10~ |
7月7日(金) | 3回戦(錦織) | 19:30~(生中継) |
3回戦 | 24:10~ | |
7月8日(土) | 3回戦 | 23:27~ |
7月10日(月) | 4回戦 | 25:40~(Eテレ) |
7月11日(火) | 準々決勝(女子) | 24:10~ |
7月12日(水) | 準々決勝(男子) | 24:40~ |
7月13日(木) | 準決勝(女子) | 24:10~ |
7月14日(金) | 準決勝(男子) | 24:10~ |
7月15日(土) | 決勝(女子) | 22:00~(生中継) |
7月16日(日) | 決勝(男子) | 22:00~(生中継) |
NHK(ネット配信)
NHKでは、1回戦から準決勝までのセンターコートまたはNo.1コートの試合を特設サイトでライブ配信する予定。
日程 | ラウンド | 配信時間 |
---|---|---|
7月3日(月) | 1回戦 | 20:58~ |
7月4日(火) | 1回戦 | 21:00~ |
7月5日(水) | 2回戦 | 21:00~ |
7月6日(木) | 2回戦 | 21:00~ |
7月7日(金) | 3回戦 | 21:00~ |
7月8日(土) | 3回戦 | 21:00~ |
7月10日(月) | 4回戦 | 21:00~ |
7月11日(火) | 準々決勝(女子) | 21:00~ |
7月12日(水) | 準々決勝(男子) | 21:00~ |
7月13日(木) | 準決勝(女子) | 21:00~ |
7月14日(金) | 準決勝(男子) | 21:00~ |
※決勝の試合は地上波での放送となります。
錦織選手の過去の成績
最後に、錦織選手のウィンブルドンでの過去の成績を紹介します。
錦織選手のウィンブルドンでの最高成績は4回戦。
2015年と2016年ともにウィンブルドンの前哨戦であるゲリー・ウェバー・オープンで怪我をしてしまい、ウィンブルドンも万全な状態でプレーできずに棄権となっています。
2016年は左脇腹の痛みを抱え、だましだましでまともにプレーができない中でも4回戦まで勝ち上がりましたが、さすがに4回戦のチリッチ戦では限界を超えてしまい、見ている方が辛くなるほど怪我が悪化して棄権。
年 | 結果 | 対戦相手 |
---|---|---|
2016 | 4回戦 | マリン・チリッチ(試合途中で棄権) |
2015 | 2回戦 | サンティアゴ・ヒラルド(試合前に棄権) |
2014 | 4回戦 | ミロシュ・ラオニッチ |
2013 | 3回戦 | アンドレアス・セッピ |
2012 | 3回戦 | フアン・マルティン・デルポトロ |
2011 | 1回戦 | レイトン・ヒューイット |
2010 | 1回戦 | ラファエル・ナダル |
2009 | 出場なし | – |
2008 | 1回戦 | マルク・ジケル(試合途中で棄権) |
残念ながら2017年もゲリー・ウェバー・オープンで左臀部(でんぶ)に痛みが出て途中棄権し、不安を抱えたままウィンブルドンに挑むこととなりました。
ウィンブルドンが始まるまでに怪我が回復することを祈るのみです。
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