2017年ジュネーヴ・オープン(ジュネーヴ)2回戦の錦織圭選手の対戦相手は、世界ランキング88位のミハイル・ククシュキン選手。
錦織選手とククシュキン選手のプレイヤー情報、2回戦の試合結果とスタッツを見ていきます。
最後に準々決勝の対戦相手を紹介します。
プレイヤー情報(2回戦)
過去の対戦成績は、錦織選手の6勝0敗。
2016年に3回対戦があり、すべてストレートで錦織選手が勝利しています。
※2017年5月22日時点
錦織 圭 | ククシュキン | |
6 勝 | 対戦成績 | 0 勝 |
9位(4位) | 最新ランキング(最高) | 88位(46位) |
日本 | 国籍 | カザフスタン |
27歳 | 年齢 | 29歳 |
1989年12月29日 | 生年月日 | 1987年12月26日 |
178cm / 75kg | 身長 / 体重 | 183cm / 72kg |
右 / 両手 | 利き手 / バック | 右 / 両手 |
2007年 | プロ転向 | 2006年 |
18勝7敗 | 2017年成績 | 6勝8敗 |
0回 | 2017年優勝回数 | 0回 |
319勝149敗 | 通算成績 | 110勝145敗 |
11回 | 通算優勝回数 | 1回 |
2回戦「錦織vsククシュキン」の結果
[2] 錦織 圭(9位) | 2 | 6 | 6 | |
ミハイル・ククシュキン(88位) | 0 | 4 | 3 | |
試合時間:1時間22分 |
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第1セットはお互いキープの展開が続きましたが、第10ゲームに来たブレイクチャンスを錦織選手がしっかりとモノにして、錦織選手が第1セットを先取。
第2セットに入ると主導権は完全に錦織選手へ。
錦織選手のリターンが良くなり第2ゲームでブレイクに成功すると、安定したストロークとサーブでしっかりとサービスゲームをキープして、錦織選手がストレートで勝利。
この試合のスタッツを見てみます。
立ち上がりから錦織選手のストロークとサーブの調子がよく、ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率は82%と、危なげなくキープを続けていました。
ただ、リターンに関しては第2セットでは改善されたもののちょっと苦しんでいた感じでした。
ストローク勝負では錦織選手が上回っていたので、リターンをしっかり返していればもっと楽に勝てていたかもしれません。
初めてのコートということで、リターンの時にベースラインの内側に入ったり、大きく下がったりといろいろ試している感じもあったので、調整していけばしっかりと対応してくれるのではないかと思います。
錦織 | 試合全体 | ククシュキン |
6 | サービスエース | 0 |
1 | ダブルフォルト | 0 |
63%(38/60) | ファーストサーブ確率 | 74%(46/62) |
82%(31/38) | 1st Serve Points Won | 63%(29/46) |
59%(13/22) | 2nd Serve Points Won | 56%(9/16) |
25%(2/8) | ブレイク / チャンス | 0%(0/2) |
56%(68/122) | Total Points Won | 44%(54/122) |
[スタッツ用語の補足]
・1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
セットごとに試合を振り返っていきます。(振り返りでは「選手」は略)
第1セット
錦織のサービスで試合開始。
第1ゲーム、立ち上がりから錦織のストロークの調子がよく、錦織が危なげなくキープ。
第2ゲーム、ククシュキンがキープ。
第3ゲーム、錦織のサービスエースなどがあり錦織があっさりとキープ。
第4ゲーム、ククシュキンがキープ。
第5ゲーム、錦織がキープ。
第6ゲーム、ククシュキンがキープ。
第7ゲーム、錦織のダブルフォルトがありましたが、サービスエースを2本決めるなど錦織がキープ。
第8ゲーム、ククシュキンがキープ。
第9ゲーム、ククシュキンの深いリターンやストロークに押され、15-40とククシュキンにブレイクチャンスが来ます。
30-40となって、うるさい観客が警備員に退場させられる場面があってサーブ間に嫌な間ができましたが、何とかこのピンチを凌いで錦織がキープ。
第10ゲーム、デュースに持ち込んで、錦織にこの試合初めてのブレイクチャンスが来ます。
最後はククシュキンのショットが大きくアウトとなり、錦織がブレイクに成功して第1セットを先取。
第1セット | |||||||||||||
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | – | – | 6 | ||||
ククシュキン | ○ | ○ | ○ | ○ | – | – | 4 | ||||||
○:サービスキープ、●:相手のサービスゲームをブレイク |
錦織のストロークの調子がよく、ストローク勝負になれば錦織のポイントにつながっていましたが、タイミングが合わないのかリターンでアウトになることが多く、リターンゲームでストローク勝負に持ち込めずになかなかチャンスを作れませんでした。
錦織 | 第1セット | ククシュキン |
3 | サービスエース | 0 |
1 | ダブルフォルト | 0 |
64%(21/33) | ファーストサーブ確率 | 67%(20/30) |
81%(17/21) | 1st Serve Points Won | 65%(13/20) |
50%(6/12) | 2nd Serve Points Won | 60%(6/10) |
100%(1/1) | ブレイク / チャンス | 0%(0/2) |
54%(34/63) | Total Points Won | 46%(29/63) |
第2セット
錦織のサービスで第2セット開始。
第1ゲーム、錦織のフォアハンドのウィナーやサービスエースなどがあり40-0とゲームポイントを握りますが、サーブアンドボレーでのボレーミスやストロークでのミスが出てデュースへ。
嫌なポイントの落とし方でデュースまでいきましたが、錦織がキープ。
第2ゲーム、錦織のリターンがよくなり、リターンエースを決めるなど0-40と錦織にブレイクチャンスが来ます。
ククシュキンが2本凌ぎますが、錦織がストローク勝負で打ち勝ってブレイクに成功。
第3ゲーム、錦織のサービスエースや、完璧なラリーを展開して錦織がしっかりとキープ。
第4ゲーム、錦織のウィナーやククシュキンのミスなどがあり、デュースへ。
ククシュキンが何とかキープ。
第5ゲーム、錦織のサービスエース、サーブからのウィナーが決まるなど、錦織があっさりとキープ。
第6ゲーム、錦織の強烈なリターンエースが決まるなど15-40と錦織にブレイクチャンスが来ますが、ククシュキンが凌いでデュースへ。
このゲームで錦織に4回のブレイクポイントがありましたが、ククシュキンが何とかキープ。
第7ゲーム、錦織のフォアハンドとバックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まるなど錦織がキープ。
第8ゲーム、ククシュキンがキープ。
第9ゲーム、錦織のサービングフォーザマッチ。
錦織のドライブボレーでのウィナーやドロップショットが決まるなど、40-15と錦織にマッチポイントが来ます。
最後は錦織のフォアハンドの逆クロスのウィナーが決まって、錦織がストレートで勝利。
第2セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | – | – | – | 6 | |||
ククシュキン | ○ | ○ | ○ | – | – | – | 3 | ||||||
○:サービスキープ、●:相手のサービスゲームをブレイク |
錦織のリターンがよくなり、さらにククシュキンのミスも増えてきてブレイクポイントを多く握りましたが、モノにできたのは第2ゲームのみでした。
錦織 | 第2セット | ククシュキン |
3 | サービスエース | 0 |
0 | ダブルフォルト | 0 |
63%(17/27) | ファーストサーブ確率 | 81%(26/32) |
82%(14/17) | 1st Serve Points Won | 62%(16/26) |
70%(7/10) | 2nd Serve Points Won | 50%(3/6) |
14%(1/7) | ブレイク / チャンス | 0%(0/0) |
58%(34/59) | Total Points Won | 42%(25/59) |
錦織の準々決勝の対戦相手は!?
錦織選手の準々決勝の対戦相手は、世界ランキング62位のケビン・アンダーソン選手(南アフリカ共和国)に決まりました。
過去の対戦成績は、錦織選手の3勝1敗。
直近の試合は2017年のマイアミ・オープンの2回戦で、錦織選手が6-4、6-3のストレートで勝利しています。
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