2017年シティ・オープン(ワシントンDC)の2回戦の錦織圭選手の対戦相手は、世界ランキング58位のドナルド・ヤング選手。
錦織選手とヤング選手のプレイヤー情報、2回戦の試合結果とスタッツを見ていきます。
最後に錦織選手の3回戦の対戦相手を紹介します。
プレイヤー情報(2回戦)
過去の対戦成績は、錦織選手の5勝0敗。
直近の試合は2017年のBNPパリバ・オープンの4回戦で、錦織選手がセットカウント2-0(6-2、6-4)で勝利。
過去の対戦成績については、選手名鑑『 ドナルド・ヤング 』で紹介しています。
※2017年7月31日時点
錦織 圭 | ヤング | |
5 勝 | 対戦成績 | 0 勝 |
9位(4位) | 最新ランキング(最高) | 58位(38位) |
日本 | 国籍 | アメリカ |
27歳 | 年齢 | 28歳 |
1989年12月29日 | 生年月日 | 1989年7月23日 |
178cm / 75kg | 身長 / 体重 | 183cm / 79kg |
右 / 両手 | 利き手 / バック | 左 / 両手 |
2007年 | プロ転向 | 2004年 |
27勝11敗 | 2017年成績 | 19勝14敗 |
0回 | 2017年優勝回数 | 0回 |
328勝153敗 | 通算成績 | 116勝167敗 |
11回 | 通算優勝回数 | 0回 |
2回戦「錦織vsヤング」の結果
[2] 錦織 圭(9位) | 2 | 6 | 4 | 77 |
ドナルド・ヤング(58位) | 1 | 3 | 6 | 65 |
試合時間:2時間25分 |
---|
雨の影響で試合開始が予定より4時間程遅れ、試合が始まったのは現地時間23時20分頃。
第1セットはブレイク合戦の展開となる中、錦織選手が要所を締めて第1セットを先取。
第2セット、第1ゲームでヤング選手にブレイクを許すなど錦織選手のサービスゲームが安定せず、ヤング選手が第2セットを奪取。
ファイナルセット、お互いキープの展開となる中で錦織選手に8回もブレイクチャンスがありましたが、あと1本を決めることができずにタイブレークに突入。
錦織選手が先にミニブレイクに成功してリードした状態でゲームを進め、粘るヤング選手を振り切って錦織選手が勝利。
試合が終わったのが現地時間の深夜2時前。
できれば2セットで勝っておきたかったところでしたが、初戦としては難しいコンディションの中での試合となり、錦織選手のストロークが安定せずアンフォーストエラーが目立つなど苦しい試合となってしまいました。
出来が悪い中でもしっかりと勝ち切ってくれたとポジティブにとらえて、次の3回戦までに1日休みがあるので、しっかりと調整してくれればなと思います。
錦織 | 試合全体 | ヤング |
2 | サービスエース | 3 |
3 | ダブルフォルト | 0 |
58%(56/97) | ファーストサーブ確率 | 60%(67/111) |
61%(34/56) | 1st Serve Points Won | 60%(40/67) |
56%(23/41) | 2nd Serve Points Won | 50%(22/44) |
29%(5/17) | ブレイク / チャンス | 57%(4/7) |
6/10 | ネットポイント | 14/24 |
51%(106/208) | Total Points Won | 49%(102/208) |
30 | Winner 合計 | 24 |
19 | フォアハンド | 16 |
9 | バックハンド | 4 |
2 | サーブ | 4 |
40 | Unforced error 合計 | 28 |
22 | フォアハンド | 17 |
15 | バックハンド | 11 |
3 | サーブ | 0 |
[スタッツ用語の補足]
・1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・Total Points Won:自分が取得した全ポイント。
セットごとに試合を振り返っていきます。(振り返りでは「選手」は略)
第1セット
第1ゲーム、ヤングのストロークミス、錦織のフォアハンドのウィナーが決まり0-40と錦織にブレイクチャンスが来ます。
ヤングが1本凌ぎますが、ヤングのショットがネットにかかり、錦織がブレイクに成功。
第2ゲーム、錦織のストロークミス、ヤングのすばらしいパッシングショットが決まり0-40とヤングにブレイクチャンスが来ます。
錦織が1本凌ぎますが、錦織のショットがネットにかかり、ヤングがブレイクバックに成功。
第3ゲーム、15-40と錦織にブレイクチャンスが来ますが、錦織にミスが出てデュースへ。
ストローク勝負で打ち勝った錦織に再びブレイクチャンスが来ると、ヤングのショットがアウトとなり、錦織がブレイクに成功。
第4ゲーム、ファーストポイントをヤングに取られますが、錦織がフォアハンドのウィナーやフリーポイントなどで4連続ポイントを取って、錦織がキープ。
第5ゲーム、錦織のリターンエース、見事なパッシングショットが決まるなど0-40と錦織にブレイクチャンスが来ます。
ヤングのショットがネットにかかり、錦織がラブゲームでブレイクに成功。
第6ゲーム、30-0から錦織のミスと連続ダブルフォルトで30-40とヤングにブレイクチャンスが来ます。
最後も錦織にミスが出て、ヤングがブレイクに成功。
第7ゲーム、15-30と錦織がポイントを先行しますが、錦織のもったいないミスなどがあり、ヤングがキープ。
第8ゲーム、ヤングが粘りを見せ、錦織にミスが出るなど30-40とヤングにブレイクチャンスが来ますが、錦織がピンチを凌いでデュースへ。
デュースから錦織のウィナーが連続で決まって、錦織がキープ。
第9ゲーム、錦織のすばらしいパッシングショット、ヤングのスマッシュを返してからの見事なコートカバーリングを見せてポイントを取るなど、15-40と錦織にセットポイント(ブレイクチャンス)が来ます。
ヤングが1本凌ぎますが、錦織のリターンエースが決まって、錦織が第1セットを先取。
第1セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ● | ● | ○ | ● | ○ | ● | – | – | – | 6 | |||
ヤング | ● | ● | ○ | – | – | – | 3 | ||||||
○:サービスキープ、●:相手のサービスゲームをブレイク |
錦織 | 第1セット | ヤング |
0 | サービスエース | 1 |
2 | ダブルフォルト | 0 |
58%(14/24) | ファーストサーブ確率 | 62%(18/29) |
36%(5/14) | 1st Serve Points Won | 39%(7/18) |
70%(7/10) | 2nd Serve Points Won | 27%(3/11) |
50%(4/8) | ブレイク / チャンス | 50%(2/4) |
1/2 | ネットポイント | 3/8 |
58%(31/53) | Total Points Won | 42%(22/53) |
9 | Winner 合計 | 5 |
5 | フォアハンド | 4 |
4 | バックハンド | 0 |
0 | サーブ | 1 |
9 | Unforced error 合計 | 7 |
3 | フォアハンド | 4 |
4 | バックハンド | 3 |
2 | サーブ | 0 |
第2セット
錦織のサービスで第2セット開始。
第1ゲーム、錦織のボレーミスなどがあり0-40とヤングにブレイクチャンスが来ると、錦織にストロークミスが出て、ヤングがブレイクに成功。
第2ゲーム、ヤングのフォアハンドのウィナー、サービスエース、錦織のミスなどがあり、ヤングが危なげなくキープ。
第3ゲーム、30-30まで行きますが、錦織がキープ。
第4ゲーム、ヤングがキープ。
第5ゲーム、0-30とヤングにポイントを先行されますが、ヤングのミスなどがあり錦織が4連続でポイントを取ってキープ。
第6ゲーム、15-40と錦織にブレイクチャンスが来ると、ヤングのショットがアウトとなり、錦織がブレイクバックに成功。
第7ゲーム、お互いにミスが出る展開で30-40とヤングにブレイクチャンスが来ると、積極的に攻め続けたヤングがブレイクに成功。
第8ゲーム、ヤングがラブゲームでキープ。
第9ゲーム、ヤングのリターンエース、錦織のミスがあり30-40とヤングにセットポイント(ブレイクチャンス)が来ますが、錦織が凌いでデュースへ。
デュースから錦織のフォアハンドのダウンザラインへのウィナーとフリーポイントが決まり、錦織がキープ。
第10ゲーム、ヤングのサービングフォーザセット。
ヤングのスマッシュ、錦織のバックハンドのウィナー、錦織のロブのミス、ヤングのサーブアンドボレーが決まり、40-15とヤングにセットポイントが来ます。
錦織のリターンがアウトとなり、ヤングがキープして第2セットを奪取。
第2セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ○ | ● | ○ | – | – | 4 | ||||||
ヤング | ● | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | – | – | 6 | ||||
○:サービスキープ、●:相手のサービスゲームをブレイク |
錦織 | 第2セット | ヤング |
0 | サービスエース | 1 |
0 | ダブルフォルト | 0 |
57%(17/30) | ファーストサーブ確率 | 54%(13/24) |
59%(10/17) | 1st Serve Points Won | 69%(9/13) |
38%(5/13) | 2nd Serve Points Won | 73%(8/11) |
100%(1/1) | ブレイク / チャンス | 67%(2/3) |
4/5 | ネットポイント | 6/6 |
41%(22/54) | Total Points Won | 59%(32/54) |
7 | Winner 合計 | 7 |
6 | フォアハンド | 6 |
1 | バックハンド | 0 |
0 | サーブ | 1 |
12 | Unforced error 合計 | 6 |
9 | フォアハンド | 4 |
3 | バックハンド | 2 |
0 | サーブ | 0 |
ファイナルセット
錦織のサービスでファイナルセット開始。
第1ゲーム、0-30とヤングにポイントを先行されデュースまで行きますが、錦織がキープ。
第2ゲーム、錦織のすばらしい攻め、リターンエース、ヤングのウィナーとミスがあり15-40と錦織にブレイクチャンスが来ますが、ヤングがサーブ2本でピンチを凌いでデュースへ。
このゲームで錦織に4本のブレイクポイントがありましたが、ヤングがキープ。
第3ゲーム、錦織のダブルフォルトなどがあり30-30まで行きますが、錦織のサービスエースとフォアハンドのウィナーが決まり、錦織がキープ。
第4ゲーム、30-15からヤングに連続でミスが出て30-40と錦織にブレイクチャンスが来ますが、ヤングのワイドへのサーブが決まってデュースへ。
ヤングがキープ。
第5ゲーム、40-15からこの試合初めて打ったドロップショットが決まって、錦織がキープ。
第6ゲーム、ヤングがキープ。
第7ゲーム、錦織の3本のミスがありデュースまで行きますが、錦織がキープ。
第8ゲーム、ヤングがキープ。
第9ゲーム、ヤングのリターンエース、フォアハンドのウィナーが決まり15-30とヤングにポイントを先行されますが、錦織のフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、サービスエース、ウィナー級のショットが決まって錦織がキープ。
最後のポイントで錦織の決めに行ったショットを取りに行こうとしたヤングが右足首をひねって転倒。
しばらく起き上がれませんでしたが、大事には至っておらず大丈夫そうな様子。
第10ゲーム、ヤングのスマッシュミス、錦織のすばらしいロブショット、ヤングのミスがあり15-40と錦織にマッチポイント(ブレイクチャンス)が来ますが、ヤングが積極的に攻めてピンチを凌いでデュースへ。
ヤングのフリーポイントとサービスエースが決まって、ヤングがキープ。
第11ゲーム、錦織がラブゲームでキープ。
第12ゲーム、30-0から錦織のパッシングショット、ヤングの連続ミスがあり30-40と錦織にマッチポイント(ブレイクチャンス)が来ますが、錦織の決めに行ったバックハンドのダウンザラインへのショットがネットにかかりデュースへ。
ヤングが連続でサーブだけでポイントを取ってキープ。
タイブレーク、ファーストポイントを錦織がキープ。
次のヤングのサービス2本で、ヤングのミスと錦織のバックハンドのクロスへのウィナーが決まって、錦織が連続でミニブレイクに成功。
3-0と錦織がリードして、錦織のサービス2本。
1本目で錦織にミスが出て、ヤングが1本ミニブレイクを返します。
4-1と錦織がリードしてヤングのサービス2本。
2本目でヤングにミスが出て、錦織がミニブレイク。
5-2と錦織がリードして錦織のサービス2本。
1本目、錦織のウォッチミスでヤングがミニブレイク。
2本目、錦織のフォアハンドのウィナーが決まって6-3と錦織にマッチポイントが来ます。
ヤングがサービス2本をキープ。
6-5と錦織がリードして錦織のサービス2本。
1本目、錦織がファーストサーブでフリーポイントを取って勝利。
第3セット | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | T | ||
錦織 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 7 | 7 | ||||||
ヤング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 5 | 6 | ||||||
○:サービスキープ、●:ブレイク、T:タイブレーク |
ファイナルセットに入って、ヤングに1度もブレイクポイントを与えないなど錦織のサービスゲームが安定し、錦織がリターンでいつブレイクをするのかという試合展開でしたが、タイブレークまでもつれてしまいました。
錦織 | 第3セット | ヤング |
2 | サービスエース | 1 |
1 | ダブルフォルト | 0 |
58%(25/43) | ファーストサーブ確率 | 62%(36/58) |
76%(19/25) | 1st Serve Points Won | 67%(24/36) |
61%(11/18) | 2nd Serve Points Won | 50%(11/22) |
0%(0/8) | ブレイク / チャンス | 0%(0/0) |
1/3 | ネットポイント | 5/10 |
52%(53/101) | Total Points Won | 48%(48/101) |
14 | Winner 合計 | 12 |
8 | フォアハンド | 6 |
4 | バックハンド | 4 |
2 | サーブ | 2 |
19 | Unforced error 合計 | 15 |
10 | フォアハンド | 9 |
8 | バックハンド | 6 |
1 | サーブ | 0 |
錦織の3回戦の対戦相手は!?
錦織選手の3回戦の対戦相手は、世界ランキング32位のフアン・マルティン・デルポトロ選手(28歳・アルゼンチン)。
過去の対戦成績は、錦織選手の1勝5敗。
直近の試合は2017年のBNLイタリア国際の3回戦で、デルポトロ選手がセットカウント2-0(7-6、6-3)で勝利しています。
さすがに錦織選手が2回戦の状態のままだとかなり厳しいですが、1日空くのでしっかりと修正してくれればなと思います。
コメント