2017年6月第3週(2017年第24週)に開催されたATP250の2大会「メルセデス・カップ(シュトゥットガルト)」、「リコー・オープン(スヘルトーヘンボス)」のシード選手の結果、決勝の結果を見ていきます。
メルセデス・カップ(ATP250)
2017年6月12日~6月18日にシュトゥットガルト(ドイツ)で開催されたATP250「メルセデス・カップ」の結果を見ていきます。
シード選手の結果
第1シードのロジャー・フェデラー選手は2回戦で39歳のベテランのトミー・ハース選手に敗れ、初戦敗退となりました。
序盤からシードダウンが相次ぐ中、第4シードのリュカ・プイユ選手はしっかりと勝ち上がって決勝に進出。
ノーシードのフェリシアーノ・ロペス選手が1回戦で第7シードのジル・シモン選手、準々決勝で第3シードのトマーシュ・ベルディヒ選手、準決勝で第6シードのミーシャ・ズベレフ選手を破る活躍を見せて決勝に進出。
※「Rank」は、2017年6月12日付の世界ランキングです。
シード | 選手名 | Rank | 結果 |
---|---|---|---|
1 | ロジャー・フェデラー | 5位 | 2回戦 |
2 | グリゴール・ディミトロフ | 12位 | 2回戦 |
3 | トマーシュ・ベルディヒ | 14位 | ベスト8 |
4 | リュカ・プイユ | 16位 | 優勝 |
5 | スティーブ・ジョンソン | 25位 | 2回戦 |
6 | ミーシャ・ズベレフ | 31位 | ベスト4 |
7 | ジル・シモン | 34位 | 1回戦 |
8 | ビクトル・トロイツキ | 40位 | 1回戦 |
決勝の結果
[4] リュカ・プイユ(16位) | 2 | 4 | 77 | 6 |
フェリシアーノ・ロペス(33位) | 1 | 6 | 65 | 4 |
試合時間:2時間5分 |
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2017年のメルセデス・カップの決勝。
第4シードのリュカ・プイユ選手(フランス)がフェリシアーノ・ロペス選手(スペイン)を4-6、7-6、6-4のフルセットの末に破り、見事優勝を果たしました。
プイユ選手はツアー3勝目(2017年シーズン2勝目)で、芝の大会では初優勝となります。
F.ロペス選手は得意の芝のコートで決勝でもすばらしいプレーを見せ、あと一歩で優勝というところでしたが惜しくも敗れ、2016年7月以来となるツアー6勝目とはなりませんでした。
1試合を通してプイユ選手が握ったブレイクポイントは1本のみで、第3セットでつかんだワンチャンスをモノにして見事に勝利。
逆にF.ロペス選手はブレイクポイントを7回握りながらブレイクで来たのは第1セットの1回のみ。
第2セットであった4回のブレイクポイントを1つでも決めることができていればF.ロペス選手が優勝できていた流れでしたが、大事なポイントを落とさないプイユ選手の勝負強さが光りました。
この後、両選手は休む間もなく、プイユ選手はATP500「ゲリー・ウェバー・オープン」、F.ロペス選手はATP500「エイゴン選手権」に出場となります。
リコー・オープン(ATP250)
2017年6月12日~6月18日にスヘルトーヘンボス(オランダ)で開催されたATP250「リコー・オープン」の結果を見ていきます。
シード選手の結果
第1シードから第4シードの選手が準決勝まで順当に勝ち上がり、第3シードのイボ・カロビッチ選手が第1シードのマリン・チリッチ選手を破って決勝に進出。
また、第4シードのジレ・ミュラー選手が第2シードのアレクサンダー・ズベレフ選手を破って決勝に進出し、決勝は38歳のカロビッチ選手と34歳のミュラー選手のベテラン対決となりました。
※「Rank」は、2017年6月12日付の世界ランキングです。
シード | 選手名 | Rank | 結果 |
---|---|---|---|
1 | マリン・チリッチ | 7位 | ベスト4 |
2 | アレクサンダー・ズベレフ | 10位 | ベスト4 |
3 | イボ・カロビッチ | 24位 | 準優勝 |
4 | ジレ・ミュラー | 28位 | 優勝 |
5 | スティーブ・ダルシス | 56位 | 1回戦 |
6 | ロビン・ハーセ | 43位 | 1回戦 |
7 | ニコラ・マユ | 82位 | 2回戦 |
8 | アルヤズ・ベデネ | 59位 | ベスト8 |
決勝の結果
[3] イボ・カロビッチ(24位) | 0 | 65 | 64 | |
[4] ジレ・ミュラー(28位) | 2 | 77 | 77 | |
試合時間:1時間32分 |
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2017年のリコー・オープンの決勝。
第4シードのジレ・ミュラー選手(ルクセンブルク)が第3シードのイボ・カロビッチ選手(クロアチア)を7-6、7-6のストレートで破り、見事優勝を果たしました。
ミュラー選手は今年1月に悲願のツアー初優勝を果たしましたが、これでツアー2勝目。
両選手の対戦は2016年に芝の大会で2度対戦があり、すべてのセットがタイブレークという試合(結果はお互い1勝ずつ)で、この決勝も過去の対戦と同様にタイブレーク勝負となりました。
お互いブレイクポイントは1回もありませんでしたが、ミュラー選手のサーブの調子が非常に良くてカロビッチ選手はリターンでまったくポイントが取れていませんでした。
いくらサーブ力があるカロビッチ選手とはいえ、リターンがノーチャンスだとタイブレーク勝負では分が悪かったです。
この後、両選手は休む間もなく、ミュラー選手はATP500「エイゴン選手権」、カロビッチ選手はATP500「ゲリー・ウェバー・オープン」に出場となります。
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