ATPランキング試算(2017年8月・シンシナティ後)


全米オープンの前哨戦のマスターズ2連戦。
1戦目のロジャーズ・カップ(モントリオール)では、アレクサンダー・ズベレフ選手が優勝を飾り、ロジャー・フェデラー選手が準優勝という結果となりました。

今回はランキング上位20名について、2017年8月13日から8月20日にシンシナティで開催されるウエスタン&サザン・オープン(シンシナティ・マスターズ)後の8月21日付のランキング試算を見ていきます。

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2017年8月21日付のランキング試算

はじめに、8月21日付のランキングについて、2016年のウエスタン&サザン・オープンでのポイントが8月21日に失効日を迎え、2017年の同大会でのポイントと入れ変わる形となります。

まずはトップ20の2016年のウエスタン&サザン・オープンの結果を紹介します。

チリッチ選手がマスターズ初優勝を飾り、マレー選手が準優勝。

ラオニッチ選手とディミトロフ選手がベスト4という結果でした。

順位 選手名 8月14日
point
2016
シンシナティ
1 マレー 7,750 準優勝
2 ナダル 7,555 3回戦
3 フェデラー 7,145 欠場
4 ワウリンカ 5,780 3回戦
5 ジョコビッチ 5,325 欠場
6 チリッチ 5,155 優勝
7 A.ズベレフ 4,470 1回戦
8 ティエム 4,030 ベスト8
9 錦織 圭 3,285 3回戦
10 ラオニッチ 3,230 ベスト4
11 ディミトロフ 3,070 ベスト4
12 ツォンガ 2,770 3回戦
13 ゴファン 2,560 2回戦
14 バウティスタアグート 2,425 1回戦
15 ベルディヒ 2,390 3回戦
16 ソック 2,335 欠場
17 カレーニョブスタ 2,305 1回戦
18 プイユ 2,220 1回戦
19 イスナー 2,110 2回戦
20 クエリー 2,060 1回戦

トップ20の基礎ポイント

トップ20の基礎ポイントを見ていきます。

順位 選手名 8月14日
point
失効
point
基礎
point
1 マレー 7,750 600 7,150
2 ナダル 7,555 90 7,465
3 フェデラー 7,145 0 7,145
4 ワウリンカ 5,780 90 5,690
5 ジョコビッチ 5,325 0 5,325
6 チリッチ 5,155 1,000 4,155
7 A.ズベレフ 4,470 10 4,460
8 ティエム 4,030 180 3,850
9 錦織 圭 3,285 90 3,195
10 ラオニッチ 3,230 360 2,870
11 ディミトロフ 3,070 360 2,710
12 ツォンガ 2,770 90 2,680
13 ゴファン 2,560 45 2,515
14 B アグート 2,425 10 2,415
15 ベルディヒ 2,390 90 2,300
16 ソック 2,335 0 2,335
17 C ブスタ 2,305 10 2,295
18 プイユ 2,220 10 2,210
19 イスナー 2,110 45 2,065
20 クエリー 2,060 10 2,050
  • 8月14日ポイント
  • 2017年8月14日付のATPランキングのポイント。

  • 失効ポイント
  • 2017年8月21日に失効日を迎える2016年のウエスタン&サザン・オープンのポイント。

  • 基礎ポイント
  • 「基礎ポイント」=「8月14日ポイント」-「失効ポイント」

この「基礎ポイント」に2017年のウエスタン&サザン・オープンのポイントを加算すれば、次回発表される8月21日付のATPランキングと同じになります。

ウエスタン&サザン・オープン 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 1,000
準優勝 600
準決勝 360
準々決勝 180
3回戦 90
2回戦 45
1回戦 10

暫定ランキング

「基礎ポイント」順にランキングを並び替えます。

暫定
順位
選手名 基礎
point
1 ナダル 7,465
2 マレー 7,150
3 フェデラー 7,145
4 ワウリンカ 5,690
5 ジョコビッチ 5,325
6 A.ズベレフ 4,460
7 チリッチ 4,155
8 ティエム 3,850
9 錦織 圭 3,195
10 ラオニッチ 2,870
11 ディミトロフ 2,710
12 ツォンガ 2,680
13 ゴファン 2,515
14 バウティスタアグート 2,415
15 ソック 2,335
16 ベルディヒ 2,300
17 カレーニョブスタ 2,295
18 プイユ 2,210
19 イスナー 2,065
20 クエリー 2,050

<欠場者の情報>
トップ20ではマレー選手、フェデラー選手、ワウリンカ選手、ジョコビッチ選手、チリッチ選手、錦織選手、ラオニッチ選手、プイユ選手が欠場となり、トップ10のうち7人が怪我で欠場という異常事態となっています。

1位~3位争い

マレー選手とフェデラー選手が欠場となったため、ナダル選手の1位、マレー選手の2位、フェデラー選手の3位が確定しました。

4位~10位争い

失効ポイント1,000をそのまま失うこととなった昨年優勝者のチリッチ選手は暫定7位に下がり、代わってA.ズベレフ選手が暫定6位に上がります。

シティ・オープンとロジャーズ・カップを2週連続で優勝したA.ズベレフ選手は、本大会でも優勝を果たした場合は自己最高をさらに更新する5位となります。

ただ、A.ズベレフ選手は本大会の優勝候補ではありますが、連戦が続いているので全米オープンを前に疲労面が心配されます。

暫定8位のティエム選手は、北米ハードコートシーズンに入ってからまったく良いところがなく、全米オープン前にここでしっかりと結果を残したいところです。

右手首の怪我により欠場となった暫定9位の錦織選手はトップ10陥落の可能性もありますが、暫定11位のディミトロフ選手と暫定12位のツォンガ選手は決勝進出、それ以下の選手は優勝が条件となっており、次のランキング発表時ではまだトップ10は維持できるかなと思います。

ただ、錦織選手は全米オープンの失効ポイントが720もあるので、全米オープン後にはトップ10陥落ということになるかもしれません。

ナダル選手とAズベレフ選手が優勝候補ではありますが、トップ10の多くが欠場する状況の中で他の選手にとっては一気にランキングを上げるチャンスでもあり、誰がこの大会で活躍を見せるのか注目です。

2017年ウエスタン&サザン・オープンの結果

2017年ウエスタン&サザン・オープンの1回戦から決勝までの結果です。

結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介する予定です。

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