4月からクレーシーズンが始まり、マスターズ1000「モンテカルロ・マスターズ」とATP500「バルセロナ・オープン」の両方をナダル選手が優勝という結果となりました。
今回は、トップ21の選手について、全仏オープン前までの5月の出場予定と失効ポイント、失効後の暫定ランキングを紹介します。
※2000ポイント付近が僅差のため、トップ20ではなく21で区切っています。
トップ21の5月の出場予定
はじめに、フェデラー選手はクレーシーズンでは全仏オープン以外の大会を欠場することを発表しています。
それでは、トップ21の全仏オープン前までの5月の出場予定を見ていきます。
第1週は、ATP250の3大会(ミュンヘン、エストリル、イスタンブール)が開催。
怪我明けとなるラオニッチ選手とモンフィス選手は、ここからクレーシーズン始動。
第2週は、マスターズ1000のマドリード大会が開催され、フェデラー選手以外は出場予定。
第3週は、マスターズ1000のローマ大会が開催され、フェデラー選手以外は出場予定。
第4週は、ATP250の2大会(ジュネーヴ、リヨン)が開催。
ラオニッチ選手も出場予定となっていますが、4週連続での出場になってしまうためスキップすると思われます(追記:スキップせず参戦となりました)。
<追記>
ジュネーヴ:ワウリンカ選手と錦織選手がワイルドカードで参戦
リヨン:ベルディヒ選手がワイルドカードで参戦
順位 | 選手名 | 5月 | |||
---|---|---|---|---|---|
第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | ||
1 | マレー | – | マドリード | ローマ | – |
2 | ジョコビッチ | – | マドリード | ローマ | – |
3 | ワウリンカ | – | マドリード | ローマ | ジュネーヴ |
4 | フェデラー | – | – | – | – |
5 | ナダル | – | マドリード | ローマ | – |
6 | ラオニッチ | イスタンブール | マドリード | ローマ | リヨン |
7 | 錦織 圭 | – | マドリード | ローマ | ジュネーヴ |
8 | チリッチ | イスタンブール | マドリード | ローマ | – |
9 | ティエム | – | マドリード | ローマ | – |
10 | ゴファン | – | マドリード | ローマ | – |
11 | ツォンガ | – | マドリード | ローマ | リヨン |
12 | ベルディヒ | – | マドリード | ローマ | リヨン |
13 | ディミトロフ | – | マドリード | ローマ | – |
14 | プイユ | – | マドリード | ローマ | – |
15 | ソック | – | マドリード | ローマ | – |
16 | モンフィス | ミュンヘン | マドリード | ローマ | – |
17 | キリオス | – | マドリード | ローマ | リヨン |
18 | B アグート | ミュンヘン | マドリード | ローマ | – |
19 | ラモス V | – | マドリード | ローマ | ジュネーヴ |
20 | A.ズベレフ | ミュンヘン | マドリード | ローマ | – |
20 | C ブスタ | エストリル | マドリード | ローマ | – |
<大会名の補足>
・ミュンヘン:BMWオープン
・エストリル:エストリル・オープン
・イスタンブール:イスタンブール・オープン
・マドリード:ムチュア・マドリード・オープン
・ローマ :BNLイタリア国際
・ジュネーヴ:ジュネーヴ・オープン
・リヨン :リヨン・オープン
トップ21の5月の失効ポイント
トップ21の5月の失効ポイントの合計を見ていきます。
2016年の成績を見ると、世界ランキング1位のマレー選手はマドリード準優勝とローマ優勝、2位のジョコビッチ選手はマドリード優勝とローマ準優勝となっており、両選手とも1600ポイントの失効ポイントが待っています。
次に失効ポイントが多いのは錦織選手。
マドリードとローマの両方ともベスト4で、失効ポイントは720ポイント。
順位 | 選手名 | 5月1日 point |
5月失効 point |
失効後 point |
---|---|---|---|---|
1 | マレー | 11,870 | 1,600 | 10,270 |
2 | ジョコビッチ | 8,085 | 1,600 | 6,485 |
3 | ワウリンカ | 5,695 | 100 | 5,595 |
4 | フェデラー | 5,125 | 90 | 5,035 |
5 | ナダル | 4,735 | 540 | 4,195 |
6 | ラオニッチ | 4,165 | 225 | 3,940 |
7 | 錦織 圭 | 4,010 | 720 | 3,290 |
8 | チリッチ | 3,565 | 150 | 3,415 |
9 | ティエム | 3,535 | 440 | 3,095 |
10 | ゴファン | 2,975 | 190 | 2,785 |
11 | ツォンガ | 2,915 | 90 | 2,825 |
12 | ベルディヒ | 2,870 | 270 | 2,600 |
13 | ディミトロフ | 2,820 | 20 | 2,800 |
14 | プイユ | 2,746 | 446 | 2,300 |
15 | ソック | 2,450 | 135 | 2,315 |
16 | モンフィス | 2,410 | 55 | 2,355 |
17 | キリオス | 2,335 | 270 | 2,065 |
18 | B アグート | 2,145 | 135 | 2,010 |
19 | ラモス V | 2,135 | 90 | 2,045 |
20 | A.ズベレフ | 2,005 | 195 | 1,810 |
21 | C ブスタ | 1,965 | 45 | 1,920 |
5月失効後のポイント順に並び替えます。
暫定 順位 |
選手名 | 5月失効後 point |
---|---|---|
1 | マレー | 10,270 |
2 | ジョコビッチ | 6,485 |
3 | ワウリンカ | 5,595 |
4 | フェデラー | 5,035 |
5 | ナダル | 4,195 |
6 | ラオニッチ | 3,940 |
7 | チリッチ | 3,415 |
8 | 錦織 圭 | 3,290 |
9 | ティエム | 3,095 |
10 | ツォンガ | 2,825 |
11 | ディミトロフ | 2,800 |
12 | ゴファン | 2,785 |
13 | ベルディヒ | 2,600 |
14 | モンフィス | 2,355 |
15 | ソック | 2,315 |
16 | プイユ | 2,300 |
17 | キリオス | 2,065 |
18 | ラモス ビノラス | 2,045 |
19 | バウティスタ アグート | 2,010 |
20 | カレーニョ ブスタ | 1,920 |
21 | A.ズベレフ | 1,810 |
1位争いでは、調子が上がって来ないジョコビッチ選手は3位以下とのポイント差が一気に縮まり、3位ワウリンカ選手とは890ポイント差。
1位より3位以下とのポイント差が気になってきました。
4位争いでは、全仏オープンまでフェデラー選手の出場がないため、ナダル選手はマスターズ2戦のどちらかで優勝できれば、4位で全仏オープンを迎えることになりそうです
そして、右手首の怪我でクレーシーズンの出場が不透明な錦織選手は、マスターズ2連戦に出場できなければ、トップ10陥落の可能性もあります。
一時的にランキングは落ちても、怪我を完治させることを優先して欲しいなと思います。
5月失効の暫定順位(ポイント)はざっくりした計算なので、マスターズ1000「マドリード・オープン」前にもう一度見ていきたいと思います。
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