3月のマスターズの1戦目「BNPパリバ・オープン(インディアンウェルズ)」が終わり、2戦目「マイアミ・オープン(マイアミ)」が始まります。
まず、2017年のインディアンウェルズの結果と、マイアミ・オープン前のランキング(3月20日付)を紹介します。
その後に、マイアミ・オープン後のランキング試算を行います。
2017年インディアンウェルズの結果
まずは、トップ20の2017年のインディアンウェルズの結果を振り返ります。
2回戦で第1シードのマレー選手と第7シードのツォンガ選手が敗れるなど序盤から波乱が続きましたが、この混戦の中で決勝に進出したのが、フェデラー選手とワウリンカ選手。
そして、フェデラー選手が優勝し、世界ランキングは10位から6位へ。
他にもランキングを上げた選手をピックアップして紹介します。
・錦織選手は、自己最高タイの4位。
・ソック選手は、自己最高の17位。
・カレーニョブスタ選手は、自己最高の19位。
順位 | 選手名 | 3月20日 point |
インディアン ウェルズ |
獲得 point |
---|---|---|---|---|
1 | マレー | 12,005 | 2回戦 | 10 |
2 | ジョコビッチ | 8,915 | 4回戦 | 90 |
3 | ワウリンカ | 5,705 | 準優勝 | 600 |
4 | 錦織 圭 | 4,730 | ベスト8 | 180 |
5 | ラオニッチ | 4,480 | 欠場 | 0 |
6 | フェデラー | 4,305 | 優勝 | 1,000 |
7 | ナダル | 4,145 | 4回戦 | 90 |
8 | ティエム | 3,465 | ベスト8 | 180 |
9 | チリッチ | 3,420 | 2回戦 | 10 |
10 | ツォンガ | 3,310 | 2回戦 | 10 |
11 | モンフィス | 3,190 | 4回戦 | 90 |
12 | ゴフィン | 2,975 | 4回戦 | 90 |
13 | ディミトロフ | 2,960 | 3回戦 | 45 |
14 | ベルディヒ | 2,790 | 3回戦 | 45 |
15 | プイユ | 2,456 | 3回戦 | 45 |
16 | キリオス | 2,425 | ベスト8 | 180 |
17 | ソック | 2,375 | ベスト4 | 360 |
18 | バウティスタ アグート | 2,190 | 3回戦 | 45 |
19 | カレーニョ ブスタ | 2,025 | ベスト4 | 360 |
20 | A.ズベレフ | 1,850 | 3回戦 | 45 |
※「3月20日point」は、2017年3月20日付のATPランキングのポイント。
ランキング試算(マイアミ後)
マイアミ(マイアミ・オープン)後のランキング試算を行います。
まず、トップ20の2016年のマイアミの結果と失効ポイント、基礎ポイントを見ていきます。
「基礎ポイント」は、2017年3月20日付のポイントから、2016年のマイアミの失効ポイントを差し引いたポイントになります。
そして、この「基礎ポイント」に2017年のマイアミのポイントを加算すれば、次回発表される4月3日付のATPランキングと同じになります。
順位 | 選手名 | 3月20日 point |
2016 マイアミ |
失効 point |
基礎 point |
---|---|---|---|---|---|
1 | マレー | 12,005 | 3回戦 | 45 | 11,960 |
2 | ジョコビッチ | 8,915 | 優勝 | 1,000 | 7,915 |
3 | ワウリンカ | 5,705 | 2回戦 | 10 | 5,695 |
4 | 錦織 圭 | 4,730 | 準優勝 | 600 | 4,130 |
5 | ラオニッチ | 4,480 | ベスト8 | 180 | 4,300 |
6 | フェデラー | 4,305 | 欠場 | 0 | 4,305 |
7 | ナダル | 4,145 | 2回戦 | 10 | 4,135 |
8 | ティエム | 3,465 | 4回戦 | 90 | 3,375 |
9 | チリッチ | 3,420 | 3回戦 | 45 | 3,375 |
10 | ツォンガ | 3,310 | 3回戦 | 45 | 3,265 |
11 | モンフィス | 3,190 | ベスト8 | 180 | 3,010 |
12 | ゴフィン | 2,975 | ベスト4 | 360 | 2,615 |
13 | ディミトロフ | 2,960 | 4回戦 | 90 | 2,870 |
14 | ベルディヒ | 2,790 | ベスト8 | 180 | 2,610 |
15 | プイユ | 2,456 | 4回戦 | 90 | 2,366 |
16 | キリオス | 2,425 | ベスト4 | 360 | 2,065 |
17 | ソック | 2,375 | 3回戦 | 45 | 2,330 |
18 | B アグート | 2,190 | 4回戦 | 90 | 2,100 |
19 | C ブスタ | 2,025 | 1回戦 | 10 | 2,015 |
20 | A.ズベレフ | 1,850 | 2回戦 | 25 | 1,825 |
基礎ポイント順に並び替えます。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
マイアミ 情報 |
---|---|---|---|
1 | マレー | 11,960 | 欠場 |
2 | ジョコビッチ | 7,915 | 欠場 |
3 | ワウリンカ | 5,695 | |
4 | フェデラー | 4,305 | |
5 | ラオニッチ | 4,300 | |
6 | ナダル | 4,135 | |
7 | 錦織 圭 | 4,130 | |
8 | チリッチ | 3,375 | |
9 | ティエム | 3,375 | |
10 | ツォンガ | 3,265 | 欠場 |
11 | モンフィス | 3,010 | 欠場 |
12 | ディミトロフ | 2,870 | |
13 | ゴフィン | 2,615 | |
14 | ベルディヒ | 2,610 | |
15 | プイユ | 2,366 | |
16 | ソック | 2,330 | |
17 | バウティスタ アグート | 2,100 | |
18 | キリオス | 2,065 | |
19 | カレーニョ ブスタ | 2,015 | |
20 | A.ズベレフ | 1,825 |
マレー選手、ジョコビッチ選手、ツォンガ選手、モンフィス選手は、マイアミ・オープンを欠場。(2017年3月20日時点の情報)
マレー選手の1位、ジョコビッチ選手の2位、ワウリンカ選手の3位は確定。
錦織選手のランキングについて
錦織選手は4位~8位の可能性があります。
1.下記条件で錦織選手の4位が確定
※錦織選手が4位になるためには、最低でも準決勝に進出する必要があります。
・錦織選手が優勝の場合、他の選手の結果に関係なく確定
・錦織選手が準優勝の場合、フェデラー選手、ラオニッチ選手、ナダル選手の全員がベスト4以下
・錦織選手がベスト4の場合、フェデラー選手、ラオニッチ選手、ナダル選手の全員がベスト8以下
2.下記条件で、錦織選手の5~7位が確定
条件が多すぎるため、下記表を参考にしてください。
錦織選手は基礎ポイントで7位のため、4位争いをしている他の選手たちより、上の成績を残す必要があります。
4位 | 5位 | 6位 | 7位 | |
---|---|---|---|---|
フェデラー | ラオニッチ | ナダル | 錦織 | |
優勝 | 5,305 | 5,300 | 5,135 | 5,130 |
準優勝 | 4,905 | 4,900 | 4,735 | 4,730 |
ベスト4 | 4,665 | 4,660 | 4,495 | 4,490 |
ベスト8 | 4,485 | 4,480 | 4,315 | 4,310 |
4回戦 | 4,395 | 4,390 | 4,225 | 4,220 |
3回戦 | 4,350 | 4,345 | 4,180 | 4,175 |
2回戦 | 4,315 | 4,310 | 4,145 | 4,140 |
基礎point | 4,305 | 4,300 | 4,135 | 4,130 |
3.下記の条件で、錦織選手の8位が確定
・チリッチ選手 or ティエム選手:優勝、錦織選手:ベスト8以下
トップ10争い
暫定10位のツォンガ選手と暫定11位のモンフィス選手が欠場のため、12位以下の選手は差を詰めるチャンスです。
ディミトロフ選手が10位になるためには、最低でも決勝進出が必要です。
また、ゴフィン選手、ベルディヒ選手、プイユ選手、ソック選手は優勝する必要があるため、現実的にこの大会では少しでも10位との差を縮めたいところです。
まとめ
世界ランキング1位のマレー選手と2位のジョコビッチ選手が欠場ということで、インディアンウェルズに続き、マイアミでも予想もつかない展開となるかもしれません。
2017年シーズンは上位陣が順当勝ちする流れになっていないため、マイアミ・オープン後にランキングがどう変わっているのか注目です。
※ランキング試算について、計算間違いのないようにしているつもりですが、勘違いやミスもあるかもしれないので、ご了承ください。
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